インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

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第195話

蘭が屋敷に戻った頃、アヴァロンのIS修理ドックでは束さんが頭を抱えて悩んでた

 

「まさかパックがバンシーのIS-D使用時の出力に耐えれなかったなんて・・・、エネルギーの供給バイパスとメーターがマリア様の下に召されている。新品交換・・・ではまた同じ事になるからパック統合して再設計、強度の向上しかないわね。幸いなのは短い間だけどパック使用時のデータがあるて事だから何とかできるかな?だけど想定されてた出力の倍以上とはやはりアーキタイプは私でも予測はお手上げね。後はセシリア社長とイチカ副社長と三人で統合パックの再設計を詰めるだけだけど、そっちは数時間で終わるけど使う素材がフェアリーシリーズと同じ完全に特注になるけど、特注先はまた眠れない夜が始まるから発狂しない様に手を合わせて祈るしかないわね・・・」

 

と無惨ながら辛うじて原型をとどめた状態の3つのパックの残骸を背にして束さんの目の前のモニターには高機動パックをベースに統合したパックの基礎原案が映し出されているが、それでも箒には悪いとは思ってないが蘭の事を実の妹の様に思っている束はより安全かつ安定したパックをプレゼントしたいためにパックの再設計データを暗号化して記録媒体に移して元のデータを全て消去、そしてマリュー・ラミアスのいるホテルに向かったのだった。

 

 

そして束さんから悪魔の特注書が届いた開発会社は・・・

 

「ノォォォォォォォォォ!!!」

 

「天災から無茶な開発特注書がまた届いたぁぁぁ」

 

「こんなの3日で制作知ろなんて魔王を通り越して魔神だぁぁぁぁぁぁ」

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ、お家に帰らせてぇぇぇぇぇぇぇ」

 

「今日は妻の誕生日だから私はかえ『『『『帰らせるわかけないただろ!!!』』』』いやぁぁぁぁぁ」

 

制作会社は完全に修羅場とかし、逃げ帰ろうとする世帯持ちを独身社員がそれを阻止しようとレンチやドリルを持って鬼の形相でドアの前を占拠、それにたいして世帯持ちは何とかして会社から帰ろと役職関係なしで死のデスマーチが始まった。

 

「わ、私は屍になろうとも家に帰る!」

 

「課長だけ帰らせるわけねぇだろが!」

 

「さぁ、係長?この仕事が終われば前みたいに半年分の給料と同じ額の特別ボーナスが一週間後に出されるんだ、そのお金で欲しいものを買ってあげれば奥さんも文句は言わないだろ?」

 

「部長?この前奥さんから車が欲しいて相談されたばかりだよね?このボーナスで欲しい車を買ってあげれば良いじゃないですか・・・」

 

ゾンビと化した100人近くの部下達に追い詰められた上司達はそのまま研究室へと連行されたのだった

 

「」


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