インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon 作:焔鬼
クラス代表を決める試合の後、イチカとセシルは千冬姉さんに呼ばれ第二生徒指導室にいた。
「織斑先生、俺達を呼んで何かあるのですか?」
「実はお前達に相談したい事があってな。」
「何でしょう?」
「篠ノ之が私と束の名前を勝手に使って、専用機を倉持研究所に作らせてしまって、どうしたら良いかお前達に聞こうと思って呼んだんだ。」
「それは本当ですか、織斑先生?」
「本当だ。機体は既に没収してあるが、その事を倉持が知ったら何を言ってくるかわからない状態になっている。」
「確かにそれは不味いですね、わかりましたしばらく待っててください。今からすこし電話をします。」
イチカはそう言って生徒指導室からでて電話をした。
その頃、千冬姉さんとセシルは
「結婚式場は決まったのかセシリア?」
「はい、決まりましたわ千冬義姉さん。」
「何処にしたんだ?」
「イギリスの王宮のホールをコック付きで借りてやりますわ。一応ドレスも王家のお抱えデザイナーが作ってくれるそうなので、夏休みにその打ち合わせでイギリスに帰ります。」
「王宮だと?」
「はい、幼馴染みのステラ王女が私達の為に貸してくれるそうなので、その好意に甘える事にしました。」
それを聞いた千冬は、自分とイチカ達がいる場所の次元の違いを実感した。しかし千冬は、セシリアに
「セシリア、もう一つだけ聞きたいことがある。」
「何ですか、千冬義姉さん?」
「何でオルコット家はファントム・タスクの幹部をやっているのだ?オルコット家は普通の貴族だろ? 」
そう千冬がイチカ達を呼んだ本当の理由はこれだった。千冬はイチカとマドカを危険な場所に置きたくなかった、だから千冬はセシリアに聞いた。しかし帰ってきた言葉は
「織斑千冬さん、ただの貴族が危ない世界に踏み入れると思いですか?」
「何?」
「我がオルコット家が中世ヨーロッパの頃、何と呼ばれていたか教えましょうか?」
千冬が次に見たセシリアの顔は冷酷で冷たい笑みを浮かべており、体から出される殺気は表しか知らない人では出せない、濃密でじかに浴びてる千冬もその殺気で可笑しくなりそうになっているが
「我がオルコット家はかつてイギリスの闇を支配して裁く存在、女王の番犬と呼ばれていました。しかし当時の家訓は今でも受け継がれておりその一つに、『敵に情けを持つな、敵は全て噛み殺せ』と言うのがあります。ちなみにイチカは全て知った上で私の夫になってくれると言ってくれました。普段はあんな感じですが、イチカさんもオルコット家に伝わる暗殺術を全て体得されてます。」
セシリアはそう言って殺気を出すのを止めると、千冬はその場で気絶してしまった。