インフィニット・ストラトス FairyOFAvalon   作:焔鬼

67 / 195
第67話

イチカとセシルが着替え終わって店に戻るとマドカが来ていて、二人に気づいてその姿を見ると

 

「兄さん格好いい、セシリアさん綺麗・・・。」

 

と呟いた。セシルはブルーのドレスを着てブルーのリボンで髪を後ろで纏めたポニーテールにしていて、マドカに気づくと

 

「やはりマドカさんもいらしたのですね!」

 

「はい、たまたま家に帰ると招待状がポストに入っていて、慌てて着替えて来たのですが・・・。」

 

どうやらマドカも蘭と同じことを思ったみたいだが、そこに着替えた店長と新人が来て

 

「では会場に参りましょうか、提携しているフランスのレストランを貸し切りにして、シェフが目の前で作りますので楽しみにしてくださいね。他に招待したお客様は既に会場で待っていますので!」

 

店長がそう言うとイチカ達は店が雇ったSPに囲まれながら会場に向かうが、マドカと蘭は緊張しすぎて顔色が悪かった。

しかしレストランに着くとマドカと蘭は完全に言葉を失ってしまった。何故なら着いたレストランはフランスの三ツ星レストランが初めて日本に出店した店 〔バセットフォーヴドブルターニュ〕だからだ。しかしイチカとセシルは

 

「まさかこの店も日本に出店しているとは驚いたぞ!」

 

「でもこの店のオーナーシェフは バセット・ハウンド のオーナーと兄弟だったはずですわ・・・。」

 

「そう言えばそうだったな。だけどまさか兄弟揃って同じ場所に店に作るとは呆れたよ・・・。」

 

「そうですわね・・・。」

 

とイチカとセシルは呆れながら会場に入ると日本支店のお客様を招待しただけなのか招待客は15人程だったが、イチカとセシルを見た招待客は

 

「え?まさかIP社、社長のセシリア・オルコットさんと副社長のイチカ・オルコットさんですわ!」

 

「まさか日本に居られるなんて、夢みたいですわ!」

 

とイチカとセシルを見て他の招待客は感激していたが

 

「Missセシリア、まさかこんな辺境の地で会えるなんてこれは運命と言っても良いかもしれないな!」

 

「ちっ、まさか貴方が招待されていた事を知っていたら来ませんでしたわ。アーロン・マルフォイ!」

 

「そんなさみしい事を言わないでくれよ、愛を誓いあった仲じゃないか。」

 

「いいえ、私は貴方みたいな下種な男に愛を捧げた覚えはありません。むしろ私の愛を捧げたのはイチカさんただ一人ですわ。ですから私に近寄らないで欲しいですわ!」

 

セシルはアーロンにそう言うと、アーロンは下種呼ばわりされて切れて

 

「そんな黄色い猿の何処が良いんだ!」

 

「全てですわ!貴方とイチカとは天と地程の差がありますわ。だから近寄らないでください!」

「調子に乗るなよこの女が!」

 

プライドの固まりの様なアーロンはセシルに否定され完全に切れて、セシルを殴ろうと拳を向けるが、セシルに当たる寸前でアーロンの手首をイチカが掴む。セシルはイチカを信用していた為、アーロンの拳に動じる事はなくイチカはセシルを殴ろうとしたアーロンに静かに怒りを向けながら

「おいアーロン、なにセシルを殴ろうとしている、これ以上セシルに手を出そうとするなら代わりに俺がお前の相手をしてやる!」

 

とイチカはアーロンに言った。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。