転生したら何故かチートなオリ主になっていた?! :REBOOT 作:雷狼輝刃
目を開けると、知らない天井が見えた。
「……………夢じゃなかったのか…………手が小さいな…………6歳か………」
転生したばかりで違和感が拭えない。
「お目覚めですか、マスター」
突然、学習机の上から声をかけられた
そこを見ると碧色のクリスタルがあった
「…………デバイスか………もしかしてインテリジェンスデバイス?」
「はいそうです、さっそくですがマスター登録をお願いします。登録していただくとバリアジャケットとデバイスの戦闘モードの設定をおこないます。」
デバイスを手にとり
「んー………名前はエクリプス…略称はエリス」
「了解………エクリプスで登録します。……バリアジャケットとデバイス展開します。イメージしながらセットアップと言ってください。」
「エリス、セットアップ!!」
そういうと涼一の身体を光が包み一瞬にしてはじけた。黒いジャケットにスラックス、ガントレットにグリーブ(テイルズオブエクシリアのジュードの衣装)の姿に、デバイスであるエリスは柄の部分が長めの短剣となっていた。
「…………マスター、この私の姿は? 短剣にしては柄が長めですが? 」
「形状は一応、短剣だよ。 ただ刃先を伸ばして長剣になったり、そのままの長さで魔力刃形成で形状を変えるようにしてあるんだ。」
「なるほど…………ところでマスターの転生特典なんですがこちらに登録されている7つで間違いありませんか?」
「はっ?…………7つ?………俺…4つしか貰ってないけど…………ウインドに表示してくれないかな?」
エリスの思いがけない言葉に驚く
ウインドが開き、自分の転生特典が表示された
「へっ?!…………俺が登録した覚えのないのがある……………どうなっているんだ?」
そこに表示された転生特典は7つ
① ドラゴンクエストシリーズ(ゲーム&漫画)に出てきた呪文と技(敵味方オリジナルも含む)
② アルシャードガイアの加護(ガイア・イドゥン・フレイ) 制限あり
③ ワンピースに出てくる三種類の覇気
④ 成長力の向上と成長上限の撤廃
⑤ アリサ・スズカ・なのは・フェイトに必ず好意を抱かれる(恋愛に発展する)
⑥ 魔力量をEX
⑦ 学習と改竄
「……………………………⑤⑥⑦は何? 」
「マスターが決めたのでは………?!………マスター、今天使ミカ様から連絡がはいりました。つなぎます」
『もしもし、三好涼一さんですか?天使ミカです。』
「あっ、ちょうど良かった聞きたい事があったんだ」
『スイマセンスイマセン大変申し訳ありません』
「………………あんたの仕業か…………」
『……………えっ~と…………此方の手違いで一人目の転生者の転生特典があなたについてしまって…………』
「……………後半の3つは一人目の転生特典か…………偏っているな………1つ目と2つ目はわかるけど3つ目は何?」
転生特典の説明を求める
『それは、どうやら他の二次作品でみて使えると思ったみたいで……簡単に言いますと目にした技、魔法を自分の物に出来るのが学習……自分の会得している技や魔法、能力を使い易く尚且つ強力に改造出来るのが改竄です。』
「…………何…そのチートな能力は………」
『一人目の転生者は特にそれ以外の能力が無いので他者から学習し身につける という方法でしたので許可したのですが………あなたについたので………しかも取り消す事が出来ないので………このままとなります』
「ということは一人目の転生者は特典無しで転生してきたの? 苦労するだろうな」
『えぇ~と………………それが………こちらの手違いで転生してないんです………』
「………………何があったの?」
『…………………何故だか地獄に行ってまして…………今、地獄から助け出す為の書類を書いてるところです………それでは頑張ってください。』
「 ちょっと待ってくれ、あと一つ気になるんだけど。 何で恋愛特典の人物が指定されてるの? 」
「それは、本人が希望したことで。 大勢の女性に囲まれてのハーレムより常に構ってやることの出来る人数の方が良いとの事で……ちなみにはやてが外れているのは、何でも生前に関西弁の女性から酷いイジメを受けてから、関西弁を話す人が怖くなったそうで………それでは失礼します。」
そう言って通信はきれた。
「………………一人目の転生者…どれだけ不運何だろう………」
「…………マスター、一人目の転生者の分まで頑張ってください。」
「とりあえず…………貰った以上使わないともったいないから、この学習と改竄を使って俺の特典を改造しよう。」
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転生者が他に二人入ると聞いていたので原作に関わる気はなかったのだが、結局俺ともう一人だけという状況
否が応でも関わらざるおえない。 そこでネックなのが一人目の転生者の特典………………厄介だ…………
改竄の作業を一旦終えて買い物に出掛けた
一通り買い物がすみ帰宅途中の俺の目に一件の喫茶店の看板が見えた。
〔喫茶 翠屋〕
………………行きたい………非常に行きたい……
前世でパティシエをしていた。 コンクールで何度か賞を穫ったこともある。
アニメの世界とはいえ叶うならば、食べてみたいと思ったのが 桃子さんの作る絶品と名高いシュークリーム
しかし、ここに入ると間違いなく原作女子キャラ達と出会ってしまう。
しかし、シュークリームは食べてみたい………悩むこと数分…………欲求には勝てなかった。
俺は翠屋の扉を開いた。
「いらっしゃいませ、喫茶翠屋にようこそ!」
出迎えたのは二十歳前半と見られる美しい女性だった
「あら? 坊や1人かしら?」
「はい、買い物の帰りです。 ケーキが食べたくなって。 シュークリームをください。」
俺がそう言うと、女性………たぶん高町桃子…が俺をジッと見つめ
「キミ…………お名前は? それから何歳」
「三好涼一といいます。6歳です。」
「…………うちの息子にならないかしら? 美由希とは歳が離れているし………なのはか瑞穂のお婿さんにいいかも」
「えぇ~と、いきなり何ですか? 初対面の子供に」
いきなりの発言に目を白黒させて聞きかえす
「なぜだか、直感的に涼一くんをみたらうちの店の後継者にしたくなったの………涼一くんがパティシエとしてすごい才能を秘めている、そんな気がしてきて………そうだ、なのは~瑞穂~ ちょっときてごらん。」
桃子の声に店の裏から二人の少女が現れた。よく似た顔立ちの二人の少女……双子のようだ。
「うちの末の娘………双子だけど、姉の瑞穂に妹のなのはよ。 かわいいでしょう。」
「お母さん、いったいどうしたの? いきなり呼んで?」
姉として紹介された瑞穂が桃子に尋ねる。瑞穂の後ろで恥ずかしそうに顔を覗かせている妹のなのは
(…………確かなのはには双子の姉なんていなかったはず………ということは……)
確かめる為に念話で話かけてみる
「キミ達が娘さん? お母さんを何とか説得してよ。《こんにちは、キミ転生者だね?》」
「説得? お母さん何したの? 《?!………ということはあなたも転生者ね………私を巻き込んだ事故を起こした人ね!》」
念話で怒りをぶつけてくる瑞穂
「いきなり、息子になれだの、お婿さんにいいとか言われて困っているんだ 《あ~、勘違いしないでくれ俺も巻き込まれた方だ。実は……………》」
そう言ってこれまでの事を説明する。
「お母さん?! いきなり初対面の人にそんな事言って《…………それはお気の毒に………それでこれからどうするの?》
「だって、涼一くんがパティシエとして有望に思えたから。」
すまなそうに答える桃子
《たぶん、関わるのが前提として俺達は転生させられているはずだし………そこで提案何だけど、一緒に修行しないかい?》
「いきなりそんな事言われても、戸惑うに決まっているじゃない!《良いわよ…1人だとなかなかだと思っていたし》」
「まあまあ、あんまりお母さんを責めないで《それじゃあ、よろしく………ところでなのはだよね? 後ろに隠れているの?》」
「ありがとう涼一くん、優しいのね。 お詫びにシュークリームご馳走するわ。 瑞穂となのはも一緒におやつになさい。」
「ありがとうお母さん《そうよ………どうかしたの?》」
瑞穂の後ろで頷くなのは。桃子はそのまま厨房に入って行き、瑞穂がなのはと涼一をテーブルに案内する。
《いや、すごく大人しくて……何かあったのか?》
《原作知っているならわかるとおもうけど、家の父親…高町士郎が今病院に入院しているの大怪我をおってね………未だに意識が戻らないの……それからというもの、なのはは内に籠もるようになったの……》
《回復魔法…………使えていたらもう使っているか》
《私もうっかりしていて回復魔法は習得してないの………》
《俺が何とかしよう……幸い回復魔法も使えるし》
《本当に?! ありがとう。》
二人で念話を交わしていると桃子がジュースとシュークリームを持ってきた
「あらあら瑞穂ったら、涼一くんのこと見つめたりして、そんなに気になるの? あら?なのはもかしら?」
桃子の言葉になのはを見ると、恥ずかしそうに俯きながらも此方をちら見していた。
《……………これって、やっぱり………例の特典の影響かな?》
《おそらくそうだと思われますマスター》
《私は別になのはがあなたの事を好きになっても構わないけど………この子には鬼がついているわよ》
《……………高町恭也か…………》
一人の青年の姿を思い浮かべながら苦笑する。
「さあ、桃子さん自慢のシュークリーム食べてちょうだい。」
「「「いただきます」」」
そう言ってシュークリームを食べ始める3人
「!!!!!!!!!美味しい!!!!!!」
俺は、その美味しさに驚きの声を上げた。
「すごい、ハードタイプのシュー皮なのに内側は程よく柔らかい………それにこの香ばしさ………アーモンドプードルを少し表面に振ってから焼いてますね。 それからこのカスタードも…濃厚だけど口当たりは優しくしつこくない…………ホイップした低脂肪生クリームを少し混ぜてますね…………これならいくらでも食べれますね。」
思わずシュークリームの品評をしてしまった俺………瑞穂、なのはは勿論のこと桃子も目を白黒させていた。
周囲の反応に気づいた俺は、慌てて取り繕おうとしたが、その前に桃子が
「すごい涼一くん………全部当たってるわ………やっぱり私の勘に間違いは無かったわ……涼一くん、あなたはパティシエになる為に生まれて来たのよ。是非とも卒業後は家の店に来てね!お願いよ」
手をつかまれてお願いされる
《…………もしかして、あなた転生前はパティシエだったの?》
《あぁそうだ、思わず評価してしまった。》
《………………お母さんの勘は正しかったのね………》
「そう言われても困ります。」
「それじゃあせめて、私が作る新作の試食を定期的にしてくれないかしら?」
「…………わかりました。それくらいなら………」
「ありがとう涼一くん!!!!」
桃子が抱きついてきた。…………恥ずかしい反面、何故だか安らぐ…………母親の温もりがあるからだろうか。
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あれから一時間ほど、桃子も交えて菓子談義や趣味などの話が続いた。
帰る頃にはなのはも打ち解けてきて時折笑顔を見せながら会話に参加していた。
「それじゃあ、おじゃましました。」
「涼一くん、また来てね。桃子さん待ってるから」
手を握りしめ懇願する桃子
「お母さん、そんなに必死になってお願いしなくても涼一は来るわよ。《それじゃあ、お父さんの事お願いね。》」
「涼一くん、また遊びに来てね。なのは待っているから。」
瑞穂の後ろに隠れながら恥ずかしそうに話すなのは
「はい、また来ます桃子さん。 また遊ぼうね瑞穂、なのは。《まかせておけ!!》」
そう言って翠屋を後にした。
そして深夜
涼一は瑞穂から教えて貰った病院に来ていた。
病室に侵入し、ベッドに横たわる士郎をみていた。
《…………結構酷いな………エリス、どんな具合だ?》
《スキャン完了………病院のカルテと照合します…………怪我の方はだいぶ回復してますね………このままなら一週間ほどで目を覚ますと思いますが、完治にはかなり時間がかかると思います。それに多少麻痺などが残るかも知れません。》
《ベホキアを使うか》
《そうですね、回復だけのベホマではなく、障害を残さないように完治させるベホキアの方が良いかと》
ベホキアとは、俺が改竄の能力を使って作った新しい呪文だ。 傷や体力を回復させるベホマに解毒の呪文キアリー、麻痺回復の呪文キアリクを融合させ更に病気を治す効果をプラスした万能呪文だ。
《よし、それならベホキア!!》
涼一の手から放たれた光が寝ている士郎の身体を包む。
《よし、直ぐに離脱するぞルーラ!》
窓に足をかけて呪文を唱えると、一瞬にして空高く舞い上がって姿を消した。
涼一が立ち去った後、急に目を覚ました士郎に病院の看護士や当直医師は大慌てした。
お付き合いいただきありがとうございます。
それでは、転生者二人目のデータです
名前:高町瑞穂 年齢:6歳(転生前17歳)
外見:シュテル
デバイス:十六夜(いざよい)
転生特典
①高町なのはと同等の魔法才能
②高町なのはの双子の姉(シュテルの外見)
③御神流の剣士としての才能と身体能力
④成長率の向上と成長上限の撤廃
事故に巻き込まれて転生する事になった、元女子高生
もともとアニメ好きな為、転生先を知った際はかなり喜んだ。
それでも、事故を起こした転生者には憤慨している。 出会ったらO☆HA☆NA☆SHI☆する予定だった。
涼一と出会った際、涼一が事故を起こした転生者だと思い、かなりトゲトゲしい態度をとった。
涼一からの説明を受け勘違いと分かり、また涼一にそれ以上の事が起きた事に同情している。
ちなみに本人は自覚していないが、涼一に接している内に彼に好意を抱くようになった。