転生したら何故かチートなオリ主になっていた?! :REBOOT   作:雷狼輝刃

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第4話  神様という名の厄介者

  天使ミカはお茶を飲んでいた。

 ようやく、全ての書類を書き終え提出したところだった。

 

 地獄に行った者を救うのにかなりの労力を使った。

 一週間徹夜で[執行停止要請書類][執行取消要請書類]を計216枚書いた。

 問題はその後だった…………[再審請求書類]を書こうとしたら、他に優先度の高い仕事が次から次と入ってきた。

 仕方なく、合間合間に書くことに……更に始末書も………

 

 それが終わった所で、ようやく[転生申請書類]を書くことが出来た……………他の仕事の合間に

 

 それもやっとすんだところだ………結局二年かかった

 もっとも少し問題も起きてる…………間違いとはいえ、地獄に行った者を転生させて良いのか と問題視しているものがいる。

 

 「ガブも頭が堅すぎます。 それに私にあんな嫌味を言わなくても!!」

 

 ミカが怒っているのは、問題視している同僚天使ガブの事だ

 何かにつけて嫌味を言ってきてはっきりいって仲が悪い

 

 ジリリリリリーン、ジリリリリリーン

 

 

机の電話がなる。 お茶をおき電話にでる天使ミカ

 

 

 「はいもしもし、天使ミカです。」

 

 

 『………………よう、ミカ  』

 

 

 「………………何の用ですか、天使ガブ?」

 

 

 相手は天使ガブ………声のトーンが落ちる

 

  

  『…………………あ~、その~……………なんだ~…………』

 

 

何時もと違い何か言いよどんでいる。

 

 

  「何ですか、いったい。 また嫌味を言うつもりならお断りです! きりますよ!」

 

 

 『待て待て違うんだ…………………そのスマン!!!』

 

 

 いきなり天使ガブが謝ってきた

 

 

 「いきなりどうしたですか?」

 

 

  『その~…………なんだ………実は部下がヘマをやった…………スマン!』

 

 

 「どういうことですか? あなたの部下のヘマと私に何の関係が?」

 

 

  『実は……………例の奴が勝手に転生門に入って転生していった…………』

 

 

 「へっ?! いったいなんで???」

 

 

  実は天使ガブは転生課の上司だ。

 

 

 『……………例の奴、知っての通り転生する人間は、転生が確定するまでは待機所に待機するのが決まりだ…………だから奴も待機所にいたんだが…………お前も話は聞いていたと思うが、北欧の神がヘマをして大量の人間を殺してしまっただろう。 」

 

 

 「確か、ある神のペットの狼が散歩の途中で突然走り出してジャンボ機にじゃれついて墜落させたという一件の事ですね。」

 

 

  「それで、その人間達を転生させる事になったんだが自分たちのエリアでは捌ききれないので、うちにも協力要請があり手を貸したんだ。』

 

 

 嫌な展開になってきた

 

 

 『それでだ………待機所がいっぱいになって入りきらなくなってな………そっちの方が優先度が高いからよ、それで奴を一時的に事務所に移動させたんだ…………で、そっちの作業に追われてたんだが……………その……………………あまりの忙しさに一時的に事務所が奴を残してカラッポになったんだ……………』

 

 

 「ちょっと待って?! たしか就業規則で事務所には最低1人は入ることになっているでしょ!! それに何で事務所に入れてるの? 事務所には転生予定者をいれてはいけないはずよ!」

 

 

 最悪の展開に頭がついていけない

 

 

 『だから、北欧からの人間達の手続きに追われて、その事を全員失念していたんだ…………………それでだ……………気がついた時にはいつの間にか書類を勝手に書いて……………承認印を押して転生門に入っていたんだ…………………スマン!!!』

 

 

 「………………………………………」

 

 

言葉を失った

 

 

 「………………………………………それで、記入した書類の写しとかあるの? それから転生先はわかっているの?」

 

 

かろうじて言葉が出せた

 

 

 『あぁわかっている。書類の写しもある………今からそっちに送る』

 

 

 「確認してから電話するわ」

 

 

そう言って電話をきる………………頭が痛い

 

 書類が送られてきた

書類をみて絶句する………………………慌てて電話する

 

 

 「ちょっと、これ本当なの?」

 

 

  『本当だ………………』

 

 

 「行き先も行き先何だけど…………この特典……………それにこのように書類………………不味いんじゃ?」

 

 

  『……………………本当にスマン!!!』

 

 

 「……………この世界………転生者がいるの…………多少、縁のある人間が……………」

 

 

 『何?!』

 

 

 「対策を取らないと……………勿論協力してくれるわよね天使ガブ?」

 

 

 『…………………………スイマセン何でも協力させていただきます。』

 

 

 「わかったわ、それじゃあ後から連絡するし………………それから関係書類と始末書よろしくね」

 

 

そう言って電話をきる

 

 

あの二人。連絡しないと…………通信機を手にする

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

 

 

 

 部屋の中で一組の男女が大量の汗をかいていた

 

 

 「ハァハァハァハァ………そろそろ限界じゃないのか?」

 

 

 俺の問いに瑞穂は

 

 

 「誰が!! ハァハァハァハァ…………あなたこそ、そろそろ諦めたら?」

 

 

 「冗談。 何で諦めるわけないじゃないか…………瑞穂、手と足が震えているぞ………それに顔も赤いぞ」

 

 

 「くっ、…………………………こんなこと位で………………………………………………だ、駄目…………限界……………」

 

 

そう言って瑞穂は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

サウナ室を飛び出して、水風呂に飛び込んだ。

 

 

 「ハァーーーーーー生き返る!!!!」

 

 

その後、俺が出てきて隣の少し温めの風呂に入る

 

 

 「28分45秒 俺の勝ちだな! シュークリームご馳走さま!」

 

 

ちなみに二人とも水着は着ている。

俺の家にはサウナ室がある…………四人しか入れないが………二人で訓練した後、どちらがよりガマンてきるか対決する事になり、シュークリームをかけた。

 

そして俺が勝利した。

 

 

 

「ところで、来週から進級して三年生になるじゃない……いよいよ原作が始まるけど、どう動くの?」

 

 

 「この世界はりりなのによく似た世界であって、りりなの本来の世界じゃない。 俺達というイレギュラーがいて、他にもイレギュラーは起きてる。

 こう言っては何だけど……俺達が今現実に生きている世界だけども、おそらく俺達が関わる事を前提に物語が進むと思うんだ。   その事を踏まえて、俺は救える者は全て救いたいと思う………例え原作という世界法則の流れを変えても………」

 

 

 「具体的には、どうするの?」

 

 

 「瑞穂は、なのはについてサポートしてやって欲しい。 原作開始後は無理の無い範囲で訓練を……俺は裏方……場合によってはフェイト側につく。 俺の転生特典を使えばアリシアは助けられるし、ブレシアも救える………後はジュエルシードと管理局だな。」

 

 

 「管理局ね………ブラックな部分が多い組織だもんね。」

 

 

「俺としては管理局も改革してもっとましな組織にしたいんだがな…………とりあえずは、差し迫ったジュエルシードの事件を解決してからだな。」

 

 

瑞穂と話をしていると、棚に置いていたそれぞれのデバイスが

 

 

 「「マスター、天使ミカから連絡です。」」

 

 

俺と瑞穂がデバイスを手にすると

 

 

 『ご無沙汰しております、涼一さん・瑞穂さん』

 

 

 「急にどうしたんだ連絡なんかしてきて?」

 

 

 俺の質問に天使ミカが言いにくそうに

 

 

 『……………実はちょっと問題が起きまして………』

 

 

 「どうした? また転生者を出して転生失敗でもしたのか?」

 

 

 瑞穂が俺の皮肉に笑いをこらえている。

 

 

 『…………………当たらずとも遠からず………実は無断で転生した者が、そちらの世界に行きまして…………』

 

 

 「「「「どういう事?!」」」」

 

 

俺と瑞穂、そして俺達のデバイス…エリスと十六夜が声を揃えて驚きの声を発する。

 

 

 

  『実は………………………………………』

 

 

そう言って事の経緯を説明するミカ

 それを聞き、表情が厳しくなる瑞穂

 

 

 『…………………という訳でして。』

 

 

 「……………本当に迷惑な奴ね…………」

 

 

 「それで、そいつは今どこに?」

 

 

俺の問いに

 

 

 『それが………その世界に転生したのは間違い無いのですが……………居場所がわからないのです。』

 

 

 「「どうして?!」」

 

 

『実は、勝手に書類に書き込んで転生したので、いろいろと不備があり、いつの時代のどの場所に転生したのか特定出来ないのです。それにもともと書類自体も誤記入があって破棄する物だったので………容姿年齢性別、全てが不明の状態なのです。』

 

 

呆れて物も言えない状態

 

 

 『それから、勝手に記載した転生特典にも問題がありまして………』

 

 

 「ちなみに、どんなの?」

 

 

瑞穂の問いに

 

 

 『ゲートオブバビロン・ニコポナデポを書いていたのですが……それはついていません。 実は書類にはもともと別の特典が書いてありまして………それのせいで特典が消されてしまいました。それにもともと書いてあった特典も書類の不備でたぶん、完全な状態では……不完全もしくは歪んだ形でしか付加されていません。』

 

 

 「…………………ちなみにもともと書いてあった特典は?」

 

 

『あらゆるアイテムを生み出せる錬金術』

 

 

「「……………………………」」

 

 

更に言葉を失った二人

 

 

 『そういう訳で、このイレギュラーに対してお詫びといっては何ですが追加の特典をそれぞれに一つ二人に贈ります。 それから、先ほどの転生特典……錬金術も含めて二人には全く影響及ぼさないようにステータスを調整します。 直ぐには特典を決められないと思いますので、決まりましたらデバイスを通して連絡してください。』

 

 

そう言って通信はきれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「………………………………ハァーーーーーー、どうしようか?」」

 

 

  二人は盛大に溜め息をついた。

 

 

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