遊戯王ARCーV 生き残った儀式使い   作:AMs

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7話 バーン効果は何故か嫌われる

舞網市チャンピオンシップ開始日。俺は目立たないように会場に入った。

そこで榊游矢が前に出て何か語っていたが正直どうでもよかったので聞き流した。

 

ルールとしてはランダムに決められた対戦相手と戦い、勝ち残った奴が2回戦に進出するといういたって単純なものになっている。

 

『さぁ盛り上がっている舞網市チャンピオンシップ!次の相手はナイトオブデュエルズの〇〇選手!対するはLDS所属ユーキ選手!』

 

そんなわけで1回戦の相手は、見た目が騎士のコスプレをした人だった。鎧重くないのかな?

 

 

ー柚子ー

 

「あの人は!?」

 

「どうしたの柚子?」

 

「あの人以前倉庫で沢渡とデュエルした人よ。」

 

「何だって!?」

 

今私達は試合を会場で見ているけどその中の一人が以前倉庫で沢渡とデュエルした遊矢そっくりの男だった。あの後、LDSが犯人が遊矢と勘違いして遊勝塾を乗っ取ろうとしたりと大変で結局彼が何者なのかわからずじまいだったけど、どうしてそんな人がLDSにいるの?それにあの黒咲って人も?

 

 

ーユーキー

 

『アクションフィールド!<深淵の樹海>!』

 

ナレーターの声と共に対戦フィールドが大きく変化していき、木で多い疲れている樹海だった。

 

「戦いに集いし殿堂のデュエリスト達が・・・」

 

「ああそう言うのは要らないからとっとと始めるぞ。」

 

対戦相手がアクションデュエルの前振りのセリフを言い出したが正直言ってめんどいから、とっとと始めるために相手を無視してデュエルディスクを構えた。

 

『えっ!?いやちょっと・・』

 

「行くぞ!デュエル!」

 

審判が何か言いそうだったけど俺は無視してデュエルを開始した。それと共にフィールドの上からカードがばら撒かれデュエルが開始した。

 

「先攻はお前だ。とっとと始めろ!」

 

「えっ?・・・って!俺に指図するな!俺のターン!俺は<切り込み隊長 A1200>を召喚!このカードの召喚に成功した時手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる!俺は2体目の<切り込み隊長>を召喚!」

 

「切り込みロックか。」

 

切り込みロック。それは切り込み隊長のような”他のモンスターに攻撃できない”などの効果を持つモンスターが2体以上そろう事で互いの効果で攻撃そのものを封じる事を言う。

 

「俺はこれでターンエンドだ!」

 

 

ユーキ LP4000 手札5

場0

伏せ0

VS

NOD LP4000 手札3

場 

切り込み隊長 A1200×2

伏せ0

 

 

ロックを決めただけで伏せカードもなしでターンエンドか。しかも相手はロックが決まった事で余裕な表情をしている。

 

「はぁ・・・」

 

これくらいで守ったきでいるのだとしたら、その気になったお前の姿はお笑いだぜ。

 

さて、こんなつまらないデュエルをとっとこ終わらせるか。

 

「俺のターン。自分フィールドにモンスターが存在しない場合<再炎銃士ブレイズ・リボルバー A1600>は特殊召喚できる。このカードの召喚、特殊召喚に成功した時、切り込み隊長の攻撃力の半分600のダメージを俺が受ける。」

 

LP4000→3400

 

『なんとユーキ選手、いきなり自らダメージを受けてきた!?これはどういう事だ!?』

 

「ハッ!いきなり自滅かよ!」

 

毎度お約束のセリフを貰ったが無視だ。

 

「その後、受けたダメージ以下の攻撃力を持つ”再炎脳ブレイズ・ブレイン”を手札に加える。そして儀式魔法<再炎の儀式>を発動!フィールドのレベル4再炎銃士ブレイズ・リボルバーと手札のレベル3再炎脳ブレイズ・ブレインを生贄に捧げる!再生を繰り返せし炎の魔術師よ、その魔力で立ちはだかる敵を燃き尽くせ!降臨せよ!レベル7!<再炎魔術師ブレイズ・マジシャン A2400>!」

 

「何かと思えば儀式モンスターか。そんなモンスターで俺の切込みロックは崩せないぜ!」

 

別に崩す必要はないけどな。

 

「更に<再炎魚ブレイズ・シャーク A1000>を召喚!このカードの召喚に成功した時、墓地から<再炎脳ブレイズ・ブレイン D200>を守備表示で特殊召喚する。特殊召喚に成功した”ブレイン・ブレイン”の効果で墓地から”再炎の儀式”を手札に加え再び発動!」

 

『おおと!ユーキ選手、再び儀式魔法を発動した!と言う事は!?』

 

「フィールドのレベル4再炎魚ブレイズ・シャークとレベル3再炎脳ブレイズ・ブレインを生贄に捧げる!再生繰り返せし炎の射出機よ、炎の魂を弾丸に変え敵を貫け!降臨せよ!レベル5<再炎射出機ブレイズ・カタパルト D3000>!」

 

現れたのは、地面にガッチリと固定され、上には炎でできたカタパルトを搭載した射出機だった

 

準備は整った。さぁ素敵な火祭りタイムの始まりだ。

 

「”ブレイズ・マジシャン”の効果発動!1ターンに1度、相手モンスター1体の攻撃力の半分のダメージを相手に与え、俺はその分ライフを回復する。」

 

LP3400→4000

LP4000→3400

 

「ぐあああ!」

 

『ユーキ選手、自分が受けたダメージを回復すると同時に相手にダメージを与えた!』

 

まだまだ

 

「さらに手札からマジックカード<火炎地獄>!このカードは相手に1000ポイントを自分に500ポイントのダメージを与える。」

 

「また効果ダメージかよ!ってまさか!?」

 

「気づいたようだな。確かに俺は切込みロックで攻撃できない。だったらプレイヤーに直接ダメージを与えるだけの話だ!燃やし尽くせ!」

 

俺が発動した火炎地獄により周りの木を燃やし、フィールドは一気に火の森へと変わり果てた。

 

LP4000→3500

LP3400→2400

 

「ゲホッ!ゲホッ!クソリアルソリットビジョンのせいで本当に火事の中にいるみたいだ。これじゃあ迂闊に動けねえ!」

 

うまくいったな。アクションデュエルで最も警戒しなければいけないのはフィールド上にあるアクションカード。だがそれもフィールド内から見つけて手にしないといけない。だったら動けなくさせればいいだけだ。最もすでに手遅れだがな

 

「”ブレイズ・マジシャン”のもう一つの効果!俺が効果ダメージを受けた時、相手にもダメージを与え、その数値分ブレイズ・マジシャンの攻撃力をアップさせる!リフレクトチャージ!」

 

LP2400→1900

再炎魔術師ブレイズ・マジシャン A2400→2900

 

「ぐああ!!だがこれでお前の手札は0!これ以上俺にダメージを与えることはできない!」

 

「それはどうかな。俺は”再炎射出機ブレイズ・カタパルト”の効果発動!1ターンに1度、自分フィールドの再炎モンスター1体を生贄に捧げ、生贄にしたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!」

 

「何だと!?」

 

『ブレイズ・マジシャンの元々の攻撃力は2400!ユーキ選手まさかバーン効果だけでワンターンキルを決めるつもりか!?』

 

「ふざけるな!どこかにアクションカードは!?」

 

対戦相手は燃え盛る炎の中を血まなこになって走り出りだした

 

「何をしても無駄だ。俺はブレイズ・マジシャンをブレイズ・カタパルトに装填!」

 

ブレイズ・マジシャンはブレイズ・カタパルトの炎でできたカタパルトに乗るとカタパルトの炎がブレイズ・マジシャンを包みこんだ。

 

「射出!」

 

俺の掛け声とともに炎に包まれたブレイズ・マジシャンを対戦相手に向かって射出した

 

「はぁ・・ゲホッゲホッ!・・・あった!アクションマジック<加速>!効果ダメージを無効にする!」

 

加速 アクション魔法

①:自分にダメージを与える効果が発動した場合に発動できる。 その効果で自分が受けるダメージを0にする。

 

しかし相手もアクションカードを見つけて発動した。それにより相手は走り出し、炎に包まれ射出されたブレイズ・マジシャンを避けた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・危ないところだった・・」

 

対戦相手はダメージを回避できたと思い一安心したがその安心もすぐに無くなった。

 

なぜなら避けたはずのブレイズ・マジシャンが方向を変換して再び対戦相手に向かって突撃してきた。

 

「なっ!?馬鹿な効果無効になったはず!

 

「残念だが”ブレイズ・カタパルト”の効果で効果ダメージを与える効果は無効にされない。」

 

「何だと!?」

 

 

再炎射出機ブレイズ・カタパルト  レベル5 炎

機械族/儀式/効果 A0/D3000

「再炎の儀式」により降臨。

①:自分フィールドの「再炎」モンスターが破壊された場合に手札から捨てて、以下の効果から1つを選択して発動できる。

●破壊されたモンスターの攻撃力分自分はライフを回復する。

●破壊されたモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。

②:このカードがフィールドに存在する限り、効果ダメージを与える効果は無効にされず、ダメージ数値は下がらない。

③:1ターンに1度、自分フィールドの「再炎」モンスター1体をリリースして発動する。リリースしたモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

 

 

「くっ来るな!!」

 

相手は必死に逃げようとするが、いくら逃げようともどこまでも相手を追って行った。しかもフィールドは炎に包まれており、逃げるたびに体力が奪われて行った。

 

「はぁ・・ゲホッ・・・はぁ・・・はっ!」

 

やがて力尽きたのか逃げるのをやめた。相手が逃げるのをやめた事で追いかけていたブレイズ・マジシャンが一気に近づき相手に直撃し爆発をおこした。

 

LP1900→0

 

 

デュエルが終了と共に燃えていた森が無くなりフィールドには俺と対戦相手だけが残った。その対戦相手も全身に焦げになって気絶していた

 

『しょ・・・勝者ユーキ選手・・・』

 

俺の勝利宣言をされたが会場は静かだった。まあ無理もないか。こいつらは楽しいデュエルを見に来たのだろうが。俺に人を喜ばせるようなことはできない。と言うか人に見られるのはどうも好きになれない。

 

そのまま俺は何事もなかったかのようにフィールドを去った。

 

ーーーーー

 

ーミエルー

 

私はユーキのデュエルを見ては私は驚いた。何故なら私とやった時は明らかに違ったからだ。確かに手を抜いていた事は分かっていたつもりだったけど、まさかここまでだったなんて。もし本気で戦ったとして私は彼に勝てるのだろうか?それは分からないけど、それよりまずは自分の試合に集中しなくちゃ。こうしてはいられない!早く家に帰ってデッキの最終チェックよ!

そう思い彼女は会場を後にした。

 

 

 

ー遊矢ー

 

「何だよ・・これ・・・」

 

俺は柚子たちとユーキと名乗る男の試合を見ていた。そのユーキと言う対戦相手が以前柚子が言っていた沢渡とデュエルした俺とそっくりの人だと聞き、彼がどんなデュエルをするのか興味がありデュエルを見ていたが

そのデュエルは相手をまったく見ず、ただ勝利だけしか考えてないデュエルだった。

もちろんみんなが俺みたいなエンタメデュエリストを目指しているわけじゃないから他人のデュエルをとやかく言うつもりはない。けど何故か彼のデュエルを見ていると心がざわつく。まるで前にも彼のデュエルを見たことがあるみたいな。でも柚子はともかく俺は彼のデュエルを見るのは初めてだ。じゃあなんで・・・

 

「・・・や・・・・遊矢!」

 

「ッ!?」

 

声がする方を向くとそこには俺の親友の権現坂が俺に声をかけていた。

 

「そろそろステージに行った方がいいのでは?」

 

「あっああそうだな。じゃあ行ってくる。」

 

俺は権現坂に言われて俺の試合が近いのに気づき席を立った。

 

何故そんな気持ちになったか分からないけど今は自分のデュエルに集中しなくちゃ。

 

そう思うと遊矢はデュエルステージに向かうのだった。

 

 

ーユーキー

 

俺の試合が終わり、俺はテレビで試合を見る事にした。

 

特に気になった試合は2つ

 

1つは榊遊矢VS沢渡シンゴ

以前倉庫でデュエルしたやつと俺がこの街に来るきっかけになった奴の試合だったが、デュエルの内容は中々面白いものだった。

最初は榊遊矢がペンデュラム召喚で押していたが、次のターンに沢渡がモンスターを一気に並べ、2枚の永続カードとのコンボで榊遊矢のカードをデッキに戻すという強力なコンボを決めていた。ネーミングセンスは微妙だけどな。だがそのコンボも榊遊矢の機転により崩された。そこからはお互いに全力を尽くして最終的に榊遊矢の勝利だった。

 

 

2つ目は不審者こと黒咲集VS紫雲院素良

黒咲も俺と同様に最初の掛け声をまったく言わずにデュエルを開始した。序盤バニシング・レイニアスを並べただけと明らかに手抜きを見せていた辺り何かあったのかなと思った。次のターン相手は融合を使いとてもグロテスクなモンスターを呼び出した。しかしかわいいぬいぐるみ+刃物=グロ人形ってある意味酷い融合だな。その酷さで会場の子供達が鳴きそうだな。その使い手の素良も最初は可愛げがあったが次第に化けの皮を剥がれていくようにものすごい顔していたな。

結果を言うと奪われたモンスターを奪い返しランクアップさせてその効果でとどめをさした。

しかしあのデュエル、俺の時以上にフィールドの被害が酷かったな。まるで俺の世界を見ているみたいだった。

 

 

 

そんなこんなで今日の試合は全て終わり俺は今赤馬零児に用意された部屋に戻ってきている。

 

「今日はもう寝よう。」

 

そう思いベットに入ろうとしたその時、突然デッキから光があふれ出たてきた。

 

俺はデッキから光っているカードを取りだした。

 

光っていたカードはブルーブレイズ・リチュアル・ドラゴンだった。

 

「これは・・・」

 

確か前にもこんなことがあったな。確か榊遊矢のドラゴンが出た時にだったかな。

 

そんな事を考えていると光はさらに強くなり目を開けられたいほどに達した。

 

「うあっ!?」

 

あまりにも眩しさに目を瞑ってしまったがしばらくすると光は収まった。そして目を開くと

 

「・・・ここどこ?」

 

そこはさっきまでいた部屋ではなく、どこかの広場に突っ立っていた

 

そしてそこには榊遊矢と黒咲とよく似た黒いぼろマントを付けた少年と白いライダースーツに白いバイクに乗った少年がいた。

 

どういう・・ことだ!?

 




と言う訳で次回は本編でのターニングポイントの1つである遊矢、ユート、ユーゴの3人が揃う回です。

ここにユーキをどう関わらせようか悩み様ですね。
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