遊戯王ARCーV 生き残った儀式使い   作:AMs

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前回の続きです。


23話 怒りの覇王黒竜 後編

「俺の…ターン!!」

 

「このスタンバイフェイズ、墓地の”シノビーA・C”はカード効果で破壊された場合、次のスタンバイフェイズに墓地から復活する。」

 

超重忍者シノビ-A・C D2800

 

「俺はスケール8の”相生の魔術師”とスケール3”相克の魔術師”でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

「まずい!ペンデュラムが揃ったてことは…」

 

「これでレベル2から7のモンスターを同時に召喚可能。今一度揺れろ、魂のペンデュラム、天空へ描く光のアーク、ペンデュラム召喚!エクストラデッキより現れろ!<降竜の魔術師 A2400>、<竜穴の魔術師 D2700>、<オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン A2500>!」

 

「このタイミグでペンデュラム召喚を成功させるなんて…」

 

「しかも3体のモンススターのレベルは全て7。となれば…」

 

「俺はレベル7の”降竜の魔術師”と”竜穴の魔術師”でオーバーレイ!二色の眼の竜よ!その凍てつく氷で、フィールドを凍えさせろ!エクシーズ召喚!いでよランク7!<オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン A2800>!」

 

「エクシーズ召喚…でもそのモンスターの攻撃力じゃ私達のモンスターは倒せないよ!」

 

「対立を見定める相克の魔術師よ!その鋭利なる力で異なる星を1つにせよ!”相克の魔術師”のペンデュラム効果!1ターンに1度、選択したエクシーズモンスターのランクと同じ数値のレベルをそのモンスターに与える。俺はランク7のオッドアイズ・アブソリュート・ドラゴンをレベルを7にする。」

 

 

相克の魔術師 レベル7 闇 ※アニメ効果

魔法使い族/ペンデュラム/効果 A2500/D500

①:1ターンに1度、フィールドの光属性モンスター1体を対象として発動できる。ターン終了時まで、そのモンスターの効果は無効になり、プレイヤーはそのモンスターの効果を発動できない。

P3/3

①:1ターンに1度、フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時までそのランク分のレベルを得る。

 

 

「エクシーズモンスターにレベルを!?」

 

「これで遊矢の場にまたレベル7のモンススターが2体…」

 

だとしてもわざわざエクシーズモンスターにレベルを与えてまでエクシーズを?もしかして何か特殊なモンスターを召喚するつもりかもしれない!

 

「そうはさせない!”タロットレイ”の効果発動!1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を裏側守備法事にする!フルスリープ!」

 

「墓地の”ブレイクスルー・スキル ”の効果発動!このカードを除外して、タロットレイの効果を無効にする!」

 

くっ!そうだった。墓地にはそのカードがあったわ。これ以上打つ手がない。

 

「”時空のペンデュラムグラフ”の効果で相克の魔術師と禁忌の壺を破壊する!」

 

禁忌の壺を?どうして攻撃力の高いタロットレイじゃなくて?

 

「和合を見定める相生の魔術師よ!その神秘の力で、天空高く星を掲げよ!”相性の魔術師”のペンデュラム効果!1ターンに1度、選択したモンスター1体のレベルを別のモンスターのレベルと同じにする。俺は貴様の場のタロットレイのレベルをオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンと同じ7にする。」

 

聖占術姫タロットレイ レベル9→7

 

 

相生の魔術師 レベル4 光 ※アニメ効果

魔法使い族/ペンデュラム/効果 A500/D1500

①:1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時までそのモンスターと同じになる。

P8/8

①:1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルはターン終了時までフィールドのそれ以外のモンスター1体と同じになる。

 

 

タロットレイのレベルを変えた?本当に一体何をしようって言うの?

 

「俺はレベル7のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとオッドアイズ・アブソリュート・ドラゴンでオーバーレイ!

二色の眼の龍よ!その黒き逆鱗を震わせ、刃向かう敵を殲滅せよ!エクシーズ召喚!いでよ、ランク7!怒りの眼輝けし龍!<覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン A3000>!」

 

『グオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!』

 

「こっこのモンスターは!?」

 

榊游矢が呼び出したモンスター。それはさっきのデュエルで仮面男達に止めを刺した禍々しいオーラを放った黒いドラゴン。

 

「っ!やっぱり目の前だと禍々しさがより際立つわね!」

 

本当に一体あのモンスターは何なの!?明らかにただのモンスターじゃないわ!

 

「”オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン”がレベル7扱いのエクシーズモンスターを素材とした場合、相手フィールドのレベル7以下のモンスターを全て破壊し破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを貴様らに与える!」

 

「レベル7以下…っ!そのためにタロットレイを残したの!」

 

「消えろ儀式モンスター!オーバーロード・ハウリング!」

 

オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの雄たけびと共に上空から私達のモンスターに向かって雷が落ち、私達のモンスターを破壊した。

 

ミエル LP3500→800

 

権現坂 LP2200→1000

 

 

「きゃあああああああああああ!!!」

 

何この衝撃!明らかに普通のデュエルで起こる衝撃じゃないよ!

 

「さらに”オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン”の効果!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使い、このターン破壊された相手モンスターの数だけ攻撃できる。」

 

「っ!破壊されたモンスターは2体…」

 

「…これにより貴様ら2人にダイレクトアタックが可能になる!」

 

「「っ!!」」

 

 

覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン ランク7 闇 ※アニメ効果

ドラゴン族/エクシーズ/ペンデュラム/効果 A3000/D2500

ドラゴン族レベル7モンスター×2

①:レベル7扱いのXモンスターを素材としてX召喚に成功した場合に発動する。相手フィールドのレベル7以下のモンスターを全て破壊し、その攻撃分のダメージを相手に与える。

②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このターン、このカードはこのターンに破壊した相手モンスターの数まで1度のバトルフェイズに攻撃できる。

③:このカードがフィールドから離れる場合に発動できる。自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。

P4/4

①:1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。デッキからPモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。

 

 

「バトル!俺はオッドアイズ・リベリオン・ドラゴンでダイレクトアタック!反旗の逆鱗 ストライク・ディスオベイ!!」

 

オッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの翼が展開し、光を伸ばすと、大きな顎を地面をえぐりながら私達の元へと近づき、私達の目の前で顎を上に上げ、私達に直撃した。

 

「キャアアアアアアアアアア!!!」「ウアアアアアアアアアアア!!」

 

ミエルLP800→0

 

権現坂LP1000→0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…この程度か。」

 

「くっ!」

 

負けた。私達2人相手に全く歯が立たないなんて。今の私じゃ彼には勝てない…

 

「もうやめるんだ遊矢!!」

 

声がする方を向くと権現坂がボロボロの体を何とか立ち上がり榊游矢に話した。

 

「…」

 

「お前はこんなデュエルをする奴じゃないだろ!お前はみんなを笑顔にするんじゃなかったのか!こんな人を傷つけるデュエルなんて…ぐっ!」

 

「…敗者に語る事は無い。」

 

「遊矢…」

 

やっぱり今の彼に何を言っても無駄なみたい。彼の中に渦巻く”何か”をどうにかしない限り…

 

「…消えろ。」

 

『グオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』

 

「っ!?」

 

私は今恐怖を覚えていた。何故なら、デュエルが終了したはずなのに私達の目の前にオッドアイズ・リベリオン・ドラゴンが雄たけびを上げて私達を睨んでいた。

 

「どうして!デュエルは終了したはず!」

 

普通デュエルが終了すればモンスターだって消えるはず。なのにこのモンスターだけ今だに健在だ。もしさっきと同じ衝撃を与えられたら…

 

「あっ…」

 

逃げなきゃ。そう思ったがさっきのデュエルのダメージもあって体が動けない。

 

「ぐっ!」

 

権現坂の方も同じで立っているのがやっとのようだ。

 

「やれ…」

 

『グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』

 

彼の合図とともにオッドアイズ・リベリオン・ドラゴンが再び翼を展開し、その強靭な顎を私達に向かって近づけた。

 

もうだめ…助けて…ユーキ

 

私は目を閉じながらそう心の中で思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガキーン!!

 

何かがぶつかる音がした。そしていくら経っても何も起きないからそっと目を開くとそこにはオッドアイズ・リベリオン・ドラゴンの攻撃を防ぐ、黒いドラゴンがそこにいた。

 

そのドラゴンはどことなく榊游矢のモンスターと似ているきがした。

 

「っ!!?」

 

榊游矢が黒いドラゴンを見て、今まで見せた事の無い表情をしていた。あのドラゴンを知っている?

 

「このモンスターは一体…」

 

私は今の状況が読めずにいた。それは権現坂も同じようだ。いったい誰が?

 

そう思っているとドラゴンの背中から誰かが下りてきた。

 

「ユーキ…?」

 

降りてきた男の姿を見た瞬間、私は一瞬ユーキかと思った。どことなくユーキと似ている気がしたが、明らかに別人だった。

 

「大丈夫か?」

 

「えっええ。」

 

私はとっさにそう答えた。

 

「そっちは?」

 

「ああ、問題ない。」

 

今度は権現坂に声を掛けて、権現坂もそれに答えた。

 

「そうか。ここは俺に任せて、君たちは下がっているといい。」

 

「ええ、そうさせてもらうわ…」

 

「かたじけない…」

 

今の私達じゃ足手まといなのは間違いない。私と権現坂は体を引きずりながら、離れた。離れたと言ってもすぐ近くの柱に体を預けているだけど。

 

「久しぶりだな…遊矢。」

 

彼…ユートは榊游矢に向かってそう言った。




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