これでセイバーの少なさに悩まされる日々から解放される。
さて、今回ついにあの男の登場!
「お前は…」
アカデミアの仮面集団とのデュエルが終わったのも束の間、殺気ともに一人の少年が姿を現した。
殺気を出していると言ったが、少年はそれとは裏腹に笑顔をしており、明らかにやばい奴だと察した。
「遊矢!」
「違う!こいつは榊游矢じゃない!」
柊柚子が榊游矢と勘違いしたのか近づこうとしたので俺は呼び止めた。
と言うかどこをどう見れば間違えるんだよ!?明らかに別人だろ?
「そいつの言う通り、僕はそんな名前じゃない。」
少年の方も人違いされたのが不愉快なようで、明らかに機嫌が悪そうだ。
「それよりそこに君どきなよ。僕の邪魔をするなら君もこうなるよ。」
少年は俺にそう言うと、手に持っていた2枚のカードを俺のすぐ近くへ投げつけた。
投げつけられたカードを見るとそこにはアラビア風の男と分厚いコートを来た女性がそれぞれに映り込んでいた。
「こいつらは確か、大会参加者の…」
やはり犠牲者は出てしまったか。
「えっこれって…まさかカードの中に人間を封じ込めた?そんな…」
柊柚子もカードを見て状況を理解したようだ。
「それもしかして知り合い?ごめんね仕事の邪魔だったものだから。それ返すよ。」
そう言った少年は、他のアカデミアと同様カードにしたことに何の気持ちもなく、ただ邪魔だったからの理由でカードにしたような発した。
「…これあなたがやったの?」
「そうだよ。」
「…なんで?」
「ん?なんでって、邪魔だったから。」
その問いは俺の予想通りだった。こいつは明らかに頭がいかれている。俺の世界でもこいつと似たような奴は何人も見てきたが、こいつはその中でも特にやばい奴だ。
「人間をカードにするなんて!」
「よせ!下手に挑発すると…」
「あんまりうるさいと…君もカードにしちゃうよ。」
そう言うと少年は柊柚子を睨みつけた。だが
「でもやらない。」
少年は柊柚子をカードにしないと宣言した。
何故だ?
「勝手な事をしたらプロフェサーに怒られちゃう。」
プロフェサー…赤馬零王の事か。
赤馬零王、赤馬零児の父でアカデミアの親玉。
ユートと黒咲がLDSを襲ったのも息子である赤馬零児をあぶりだすために行ったこと。
そしてこいつはその名を口にしたって事は、こいつは100%アカデミアの人間だ。
だがここで1つの疑問が起こる。
何故柊柚子をカードにするのがダメなのか?
これまでアカデミアはたくさんの人々をカードにしてきた。にもかかわらず、赤馬零王柊柚子に対してはカード化するなと命令した。
そう言えば、黒咲の妹もアカデミアに連れ去られたって言っていたな。
そして融合次元から来たセレナ…
この3人に共通するのは、同じ顔をしている事だ。
榊游矢達に加え、柊柚子に似た少女達…
これは偶然なんだろうか?
「つまり…あなたもアカデミア?」
「そうだよ。それにしてもホントにそっくりよね。瑠璃やリンに。」
瑠璃だと!?まさかこいつからその名を聞くとは。もしこの場に黒咲がいたら我を忘れこの少年い突っかかるところだろうが、俺はそんなヘマはしない。
どうやらこいつは柊柚子との会話に夢中で俺の事は眼中にないようだ。
ここはしばらく様子を見をしよう。
「それじゃ瑠璃をさらったのって!」
「うん、僕。」
こいつあっさりと犯行を認めやがった。
「なんでそんな事を!」
俺もそう問いただしたい。だが無駄だろう。何故なら…
「何故って?プロフェサーの命令だから。」
やはりな。こいつは他人の事なんてどうでもいいのだろう。ただ命令された事に忠実に動く駒でしかない。
「今も僕はプロフェサーに命じられたまま動いている。君を連れてこいと言う彼の指示でね。」
「私を?どうして!」
「知らない。僕は従うだけ。」
そう言いながら少年は柊柚子に近づいてきた。
「とにかく…さっプロフェサーが待っている。」
少年は柊柚子に手を伸ばした。しかし柊柚子はそれを払うと後方へ下がった。
「へぇやるじゃん。こういう所もホント似てるよ、瑠璃やリンに…それじゃこうしよう。君とデュエルをやって、僕が勝ったら言う事を聞く。いいね。」
「ちょっと待ってよ!瑠璃の他にリンって子もさらったの?どうして!」
「だから命令だって…ほら早く」
これ以上の情報は無理そうだな。
「待て!」
俺の声に2人は俺の方を向いた。
「そのデュエル俺が受ける。」
俺はデュエルディスクを構えながらそう言った。
「君まだいたの?僕の邪魔をするならカードにするって言ったよね?」
「悪いがカードになるつもりは無い。」
「ふ~ん。じゃあなんで邪魔するの?」
「お前がアカデミアだから。理由はそれだけで十分だ。」
俺の言葉に少年はかなりイライラした様子を見せた。
「なんでだろうね…君を見ているとものすごくムカつくんだよね。だからさ…まずは君から潰すよ!」
どうやら向こうもやる気を出したようだ。俺はデュエルディスクを構えた
「そう言う事だらかお前はまた下がってろ。」
「待って私も…」
柊柚子もデュエルに参加しようとしたが
「この際はっきり言うが…お前がいるとこっちも本気でデュエルできないんだ。むしろ邪魔だ!助かりたかったらとっとと下がれ!」
「っ!!」
俺の威圧に押されてか柊柚子は黙って後ろへ下がった。
「冷たいね。」
「お前には関係ない事だろ。そう言えばまだ名前を聞いてなかったな。」
「別に知る必要はないだろ。だって君は僕に負けてカードになるんだから。でもまあいいか。特別に教えてあげる。僕の名前はユーリ。」
「ユーキだ。最もお前は俺の名前を覚える気は無いだろうが一応名乗らせてもらうぞ。」
そして俺とユーリは互いにデュエルディスクを構えた。
「「デュエル!!」」
「先攻は貰った!俺は永続魔法<儀式の生命保険>と<再炎コール>を発動!」
まずは手札の補給からだ。
「自分フィールドにモンスターが存在しない時、手札から<再炎銃士ブレイズ・リボルバー A1600>を特殊召喚できる!このモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時、2つの効果の内いずれかを選択する。俺はブレイズ・リボルバーの攻撃力の半分のダメージを受ける。」
ユーキ LP4000→3200
「いきなり自分からダメージを受けるなんて、君ってもしかしてドM?」
「その後、俺が受けたダメージ以下の攻撃力を持つ再炎モンスターを手札に加える。俺は攻撃力700の”再炎スネーク”を手札に加える。」
「無視かよ…」
悪いがこっちは一々敵の反応に答える気は無いんだよ!
「俺が効果ダメージを受けた事で”再炎コール”の効果が発動!その効果でデッキから”再炎騎士ブレイズ・ナイト”を手札に加える。
そして儀式魔法<再炎の儀式>を発動!」
「儀式…」
「手札の”再炎スネーク”とフィールドの”ブレイズ・リボルバー”を生贄に捧げる!再生を繰り返し炎の騎士よ、その炎の鎧で立ちはだかる敵から我らを守れ!降臨しろ!レベル6!<再炎騎士ブレイズ・ナイト A2400>!
”儀式の生命保険”の効果で2枚ドロー!さらに儀式素材になった”再炎スネーク”の効果で自身を手札に加える。カードを1枚伏せてターンエンド。」
ユーキ LP3200 手札3(再炎スネーク)
場
再炎騎士ブレイズ・ナイト A2400
伏せ 1
儀式の生命保険
再炎コール
VS
ユーリ LP4000 手札5
場 0
伏せ 0
「僕のターン!僕は<捕食植物サンデウ・キンジー A600>を召喚!”サンデウ・キンジー”の効果!自分の手札フィールドからこのカードを含むモンスターを素材に闇属性融合モンスターを融合召喚する!」
「融合なしで融合召喚だと!?」
「僕はフィールドの”サンデウ・キンジー”と手札の”捕食植物コーディセップス”を素材に融合召喚!現れろ!レベル7!<捕食植物キメラフレシア A2500>!」
ユーリの場に現れたのはラフレシアの花にツルの先端が牙を生やした口が備わったおぞましいモンスターだった。
「”キメラフレシア”の効果発動!1ターンに1度、このカードのレベル以下のフィールドのモンスター1体を除外する!」
キメラフレシアの口が生えたツルがブレイズ・ナイトに襲い掛かった。
しかしツルはブレイズ・ナイトの炎の鎧に省かれて弾かれてた。
「残念だが”ブレイズ・ナイト”は相手のカード効果の対象にはならない!」
「チッ!ならバトルだ!キメラフレシアでブレイズ・ナイトに攻撃!”キメラフレシア”効果!このモンスターが相手モンスター戦闘を行う攻撃宣言時に発動!ターン終了時までバトルするモンスターの攻撃力を1000ポイント下げ、キメラフレシアの攻撃力を1000ポイントアップす!」
捕食植物キメラフレシア A2500→3500
再炎騎士ブレイズ・ナイト A2400→1400
LP3200→1100
「ぐああああああ!!」
キメラフレシアの効果で俺のモンスターと相手のモンスターの攻撃力に大幅に広がった事で俺のライフが一気に削られる事になた。
「くっ…」
さらに彼はセレナ、オベリスクフォースとダメージが実体化するデュエルでのダメージの蓄積もあり、今の攻撃でさらに痛みが増す事になった。
「威勢がいいのは最初だけのようだね。何だか期待外れだな。僕はカードを1枚伏せてターンエンド。」
捕食植物キメラフレシア A3500→2500
ユーキ LP1100 手札3(再炎スネーク)
場 0
伏せ 1
儀式の生命保険
再炎コール
VS
ユーリ LP4000 手札3
場
捕食植物キメラフレシア A2500
伏せ 1
ユーリのキャラってうまく表現できる自信がないな…
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ではまた次回で