『グアアアアアアアアア!!』
「これが炎のカードのモンスター…」
俺はフィールドに現れたモンスターを見ながらそう呟いた。その姿はまさにブルーブレイズとスターヴ・ヴェノムを1つにした姿と言っていい。
俺はデュエルディスクにセットされたカードを見て効果を確認した。
「…ハッ!僕は一体…」
ユーキの方を見るとさっきまでのと違い元の状態に戻っていた。
「いつの間に僕のスターヴ・ヴェノムがいなくなっている!?きみ一体何をした!」
覚えてないのか?
「それに君のそのドラゴン…まさか僕のスターヴ・ヴェノムを!」
「そう言う事だ。お前のスターヴ・ヴェノムは俺の新たなモンスターの生贄になった。今その力を見せてやる!」
「っ!!」
「”ブルーブレイズ・ヴェノム・ドラゴン”の効果発動!1ターンに1度、相手のフィールドまたは墓地のモンスターの名前と効果を得る!俺はお前の墓地の”キメラフレシア”を選択!」
「キメラフレシアの効果を奪う…スターヴ・ヴェノムと同じ効果…」
「この時、このモンスターの儀式素材にしたモンスターによって追加効果を得る!ブルーブレイズ儀式モンスターを素材にした場合、墓地のモンスターを選択した場合、エンドフェイズまで相手フィールドと墓地のカード効果をすべて無効にする!」
ブルーブレイズ・ヴェノム・ドラゴンの炎の触手を地面に突き刺すと何かを吸い出してきた。恐らく墓地に眠るキメラフレシアの力を吸い取っているのだろう。
「さらにヴェノム融合モンスターを素材にした場合、エンドフェイズまで選択したモンスターの攻撃力分、ブルーブレイズ・ヴェノム・ドラゴンに加える!」
覇皇紫炎龍ブルーブレイズ・ヴェノム・ドラゴン A3500→6000
覇皇紫炎龍ブルーブレイズ・ヴェノム・ドラゴン レベル10 炎
ドラゴン族/儀式/効果 A3500/D3000
「再炎捕食リンカーネンション」の効果で降臨
自分のエクストラデッキにカードが存在する場合、このカードの属性はルール上闇属性として扱う。
①:自分フィールドに炎属性儀式モンスターまたは闇属性融合モンスターが存在する時に手札のこのカードを捨てて発動できる。このターン、相手は手札・墓地・除外ゾーンからカード効果を発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:1ターンに1度、相手フィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。エンドフェイズまで、このカードはそのモンスターと同じ元々のカード名・効果を得る。さらにこのカードの儀式召喚に使用したモンスターに応じて以下の効果を得る。
●「ブルーブレイズ」儀式モンスター:選択したモンスターがフィールドのモンスターならそのモンスターの効果は無効になり攻撃力は0になる。墓地のモンスターだった場合、エンドフェイズまで相手フィールド・墓地のカード効果を全て無効にする。
●「ヴェノム」ドラゴン族融合モンスター:エンドフェイズまで、このカードの攻撃力はそのモンスターの攻撃力分アップする。
③:このカードは相手の融合モンスターの効果の対象にならず効果を受けない。
④:このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。フィールドのカード全て破壊し、破壊したカードの数×300のダメージを相手に与える。その後、自分の墓地の炎属性儀式モンスターまたは闇属性融合モンスター1体をデッキに戻し、このカードを墓地から特殊召喚する。
「攻撃力6000…」
「俺はキメラフレシアから奪った効果を発動!ドラゴスタペリアを除外する!」
「やった!これで彼の場にモンスターは居ない!伏せカードも無く、墓地のカードも発動できない。このデュエルユーキの勝ちよ!」
「僕が…負ける…」
柊柚子は俺のデュエルの勝利を確信して喜びを上げ、逆にユーリは自らの敗北に驚きを隠しせずにいた。
「お前が今までどれだけのデュリストをカードにしたのかは知らない。だが少しは敗北の恐怖を知った。」
「くっ…」
「これで終わりだ。バトル!ブルーブレイズ・ヴェノム・ドラゴンでダイレクト…」
俺がブルーブレイズ・ヴェノム・ドラゴンに攻撃を宣言しようとしたその瞬間!
「見つけたぞお!」
突如と俺達のデュエルに乱入してきた者が現れた。
そいつは白いライダースーツに白いバイクに乗っていた。
「お前は…ユーゴ!」
そいつは以前俺とユーゴの3人でバトルロアイヤルをしたシンクロ次元のデュエリスト、ユーゴだった。
「やっと見つけたぞ!リンを返せ!」
リン?確かさっきユーリが攫ったって言ったこの名前もリンだったはず…
「君は確か融合君だっけ?」
「融合じゃない!ユーゴだ!そんな事よりリンをどこへ…」
ユーリがユーゴの名前をあからさまにワザと間違いそれにユーゴは怒るとまるでコントみたいなことをやると再びユーリに問いただそうとして近くにいた柚子を見てそれをやめた。
「リン…」
「え?」
「リィイイイイイイイイン!!」
ユーゴが叫ぶと柊柚子に近づき両手を広げ抱きしめた。
「ふぇえ!?」
いきなりの事に柊柚子は驚きを隠しせずにいた。
「無事でよかった!リン!」
「えっ?!ちょっちょっと待って!!?」
柊柚子を見てリンと避けずユーゴ…
もしかして勘違いしている?
俺はリンってこの事は知らない。だがユーリの話から柊柚子、セレナ、瑠璃、そしてリンはよく似ているとの事だ。
「ハァ…取りあえず誤解を解きたいがまずはデュエルを終わらせるか。」
俺は途中だった攻撃命令を再開しようとした。
だがその前に
「えっ!ブレスレットが!」
今度は柊柚子が腕につけていたブレスレットが突如と光出した。
その光は次第に強くなり目を開けられなくなるほどの眩しさを発した。
「クッ!」
とても目を開けられなかった俺は目をと閉じてしまった。
しばらくすると光が納まり再び目を開いた。しかしそこには
「誰もいない…」
俺以外誰もいなかった。
ーユーリー
「ここはアカデミア…」
柊柚子のブレスレットが突如と光出したと思ったら気が付いたら僕はアカデミアの海岸にいた。
いつの間に転移したのかなど色々疑問があるがそんな事今のユーリには考える余裕はなかった。
「あのまま続けていたら僕が負けていた…僕が負ける?」
ユーリは自分の発した言葉に驚きを隠せずにいた。何故ならユーリは今まで1度もデュエルに負けた事は無かったからだ。例え追い込まれる事はあっても最後にはデュエルに勝利していた。
だが今回は違った。デュエルは中断したがあれはユーリの完全な敗北だった。その事を自覚したユーリは
「ハッハハッハハハハハハハハッハ!!まさか僕をデュエルで倒せる奴がいるなんて、今まで様々な次元を回ってきたけどここまで僕を追い込んだデュエリストはいなかった!!」
笑った。それは喜びの笑いじゃない。憎しみ、怒りなどの負の感情がこもった狂った笑いだった。
「これが敗北の感情か。初めて感じたけどかなり嫌な気分だな。彼確かユーキだったかな?この僕にこんな気持ちにさせてくれたんだ…次やったら必ず潰してやる!」
そう叫ぶとユーリはその場を去るのだった。
ーユーキー
デュエルは中断と言う形で終了した。もしあのまま続けていれば勝っていただけに惜しいことをしたと思う。
それに加え、柊柚子の消失しまった。
あの後、近くを探したが柊柚子達は見つかる事はできなかた。
その事を報告しようとしたがどうせ隠しカメラとかで見ているのだろうと思いやめた。
「考えられる可能性はユーリに連れされただろうが…」
あの状況でそれができたとはとても思えない。
「ならユーゴか…」
可能性としては高い。だがあの時、柊柚子のブレスレットが光った事に疑問を感じた。
「あの光は何だったんだろう…」
あの光が発せられる同時に俺以外が姿を消した。
「もしかしてあのブレスレットが…」
その可能性は高い。だが現状真実を知る事はできない。
「これ以上考えてもしょうがないか。もう夜も遅い。」
俺は氷山エリアをでて遺跡エリアに着くと、休めそうな場所を見つけ、眠りについた。
さてこの大会編も残りわずかになりました。
予定としてはユーキには後1、2回デュエルさせたいなと思ってます。
その後はシンクロ次元編と行きたいのですが、
実はコラボをしたいなと思ってます。
他の人の作品のコラボ募集に参加する事はありましたが自分からコラボに誘う事は無かったので実際にコラボできるか分かりませんけど…
実際にコラボできるのはもう少し先だと思いますが詳しくは活動報告を確認してください。
感想・コメントなどありましたら遠慮なくどうぞ。
ではまた次回で