後中々続きが掛けないので今後も遅れると思います。
では本編をどうぞ。
ーユーキー
前のターン。ユートは何とかシャルの攻撃を耐えたが状況は絶望的なのは変わりない。
「ねえユートに勝ち目はあるの?」
ミエルが俺に聞いてきた。
「無理に近いだろうな。ユートのデッキはトラップカードによる妨害と墓地発動のカードを中心としたデッキ。だが今のハングリーバーガーはそのトラップどころかモンスター効果すら受けつけないモンスター。さらに墓地からの効果と蘇生する事もできない。」
つまり今のユートの戦術はほぼ封じられたと言えるだろう。
「だが抜け道がないわけでもない。」
「え?」
「まずあの強力な耐性だが、確かにモンスターとトラップが効かないのは強力だ。だが魔法に対しては何一つ耐性を持ち合わせてはいない。」
「そうか!ならブラックホールみたいな除去カードで破壊すれば・・・」
「さっきも言ったがユートのデッキはその大半がモンスターとトラップで構成されている。恐らく魔法に関してはサポートがほとんどだろう。」
「それじゃあ意味ないじゃん!」
「次に戦闘に対する効果を持っていない事だ。いくら耐性や墓地封じがあっても戦闘ではほぼ無防備と言える。しかも攻撃力は上がっていると言っても2700。その気になれば簡単に超えられる数値だ。」
「そう言われると簡単に突破できる気がしてくるわ。」
「一見攻略不可能な状況でも必ず。まあ例外はあるけどな。」
ーーー
ーユートー
「俺のターン!!マジックカード<マジック・プランター>を発動!」
今の手札ではこの状況を打破する手はない。このドローで逆転のカードを引いて見せる!
「幻影霧剣を墓地に送り2枚ドローする!」
このカードは・・・
「マジックカード<蜘蛛の糸>!」
ユートが発動したマジックカードそこから1本の細い糸がシャルのデュエルディスクの墓地置き場まで届くとそこから1枚のカードをくっつけたままユートの手元まで持ってきた。
「蜘蛛の糸は1ターン前に相手の墓地に送られたカードを手札に加える事ができるマジックカード。その効果でお前の墓地から”儀式の下準備”を手札に加える!」
蜘蛛の糸 通常魔法 アニメオリカ
1ターン前に相手の墓地に送られたカード1枚を自分の手札に加える事ができる。
ーユーキー
「儀式の下準備?確かにユートのデッキには彼岸の鬼神ヘルレイカーがあったな。ヘルレイカーの攻撃力は2700。今のハングリーバーガーと同じ。効果が通用しないとなると相打ち狙いか。」
このままだとユートは何もできないだろうからそうするだろうと思ってたら
「多分違うと思うよ。」
しかしそんな俺の考えをミエルは否定した。
「どういう事だミエル?」
「ユーキは知らないかもしれないけどユートには新たな切り札があるのよ。」
「何?」
俺の知らない新たな切り札とは一体・・・
「俺はマジックカード<儀式の下準備>を発動!その効果でデッキから”再炎幻影騎士団リライト”を手札に加える!」
「再炎だと!?」
馬鹿な!何故ユートが再炎カードを?待てよ・・・儀式の下準備で手札に加えたって事はあれは儀式魔法・・・まさか!?
「更にデッキから”覇皇黒炎龍ブルーブレイズ・リベリオン・ドラゴン”を手札に加える!」
「覇皇・・・やはりそう言う事か。」
俺がユーリとのデュエルで手にした覇皇紫炎龍と同じ様にユートにも同じようなモンスターを手にしていたのか。そう言えば大会中にブルーブレイズが反応していた時があったがもしかしてあの時に・・・
まあこの事は後でユートに聞くとしてデュエルの続きに集中するか。
ーユートー
新たに手にしたこのカードで一気に勝負をつける!
「俺は<魔界発現世行デスガイド A1000>を召喚!”デスガイド”の効果!デッキから<彼岸の悪鬼ガトルホッグ D1200>を効果を無効にして特殊召喚!」
これで生贄の準備は整った。
「儀式魔法<再炎幻影騎士団リライト>を発動!!俺はフィールドの”デスガイド”と”ガトルホッグ”と手札の”フラジャイルアーマー”をリリース!究極龍から離れし反逆の竜よ!蒼き炎の力で新たな命と姿へと書き換えろ!儀式召喚!!降臨せよ!<覇皇黒炎龍ブルーブレイズ・リベリオン・ドラゴン A3500>!!」
ーユーキー
ユートが出したドラゴンはまさにダークリベリオンとブルーブレイズが1つになったと言える姿をしていた。
まるでユーリとの戦いで手に入れたブルーブレイズ・ヴェノム・ドラゴンと同じようだ。
「(やはりあの時の反応はこのモンスターに反応したのか?それにしても一体このモンスター達は何なんだ?)」
やはりこのドラゴンには何か秘密があるのか?
そこまで考えるが結局答えにはたどり着けずユーキはユート達のデュエルに再び向けるのであった。
ーユートー
「このドラゴンはユーキのブルーブレイズ!?いや違う・・・このモンスターは一体・・・」
「俺にも分からない。だがこれは俺が新たに手に入れた力だ!」
「そうか・・・なら全力で倒すだけだ!」
「”ブルーブレイズ・リベリオン・ドラゴン”は儀式召喚に成功した時、相手フィールドの特殊召喚されたモンスターの攻撃力を全て半分にする効果がある。」
「だが私の場にいるハングリーバーガーにはモンスター効果を受けず、通常召喚したハングリートマトにはその効果の範囲外。よってその効果は不発に終わる。」
「それくらい分かっている!バトル!ブルーブレイズ・リベリオン・ドラゴンでハングリーバーガーに攻撃!終焉のブレイジング・ディスオベイ!!」
ブルーブレイズ・リベリオン・ドラゴンの腕から生えた細長い剣がハングリーバーガーを真上から串刺しにさして破壊した。
シャル:LP4000→3200
「ぐっ!」
「これで墓地のカードへの制約は亡くなった!俺は”王家の神殿”の効果でこのターンにセットしていたカードを発動する!俺はトラップカード<幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ>を発動!その効果でターン終了時までハングリートマトのレベルは2となり攻撃力を600ダウンする!」
ハングリートマト LV4→2 A1400→800
「更にこのカードをモンスターカードとして守備表示で特殊召喚する!さらに墓地の”バージェズトマ・マーレラ”の効果!トラップカードが発動したためこのカードを墓地からモンスター扱いで特殊召喚!」
幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ D0
バージェズトマ・マーレラ A1200
「”ブルーブレイズ・リベリオン・ドラゴン”の効果!このカードは元々の攻撃力と異なるモンスター全てに攻撃ができる!」
「っ!?なるほど。ハングリーバーガーは素材にしたハングリーモンスターの効果で攻撃力が上がっていた。」
「その通り!よってブルーブレイズ・リベリオン・ドラゴンにはまだ攻撃が可能になる!ブレイズ・リベリオン・ドラゴンでハングリートマトに攻撃!」
シャル:LP3200→500
「ぐぅおおおおおおお!!」
「トドメだ!バージェストマ・マレーラでダイレクトアタ・・・」
「”ハングリートマト”の効果!このカードが戦闘・効果で破壊された場合、デッキからレベル4以下のハングリーモンスター1体を特殊召喚する!来い!<ハングリーコック A1800>!!」
ブルーブレイズ・リベリオン・ドラゴンによりシャルの場にいた2体のモンスターは倒された。しかしハングリートマトの効果でフィールドに新たに表れたのは青い服にフライパンとフライ返しを持つ顔の怖いコックが姿を現した。
ハングリートマト レベル3 闇
植物族/効果 A1400/D1100
①:このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。デッキからレベル4以下の「ハングリー」モンスター1体を特殊召喚する。
②:このカードが「ハングリー」儀式モンスターの儀式召喚のためにリリースされた場合に発動できる。自分の墓地から「ハングリートマト」以外の「ハングリー」モンスター1体を選択し特殊召喚する。
③:このカードを使用して儀式召喚した「ハングリーバーガー」の攻撃力・守備力は300アップし以下の効果を得る。
●このカードが自分フィールドに存在する限り、相手は手札からモンスターを特殊召喚できず、手札からモンスター効果を発動できない。
「リクルート効果のモンスターだったか。ならばバトル終了!俺はレベル2の”幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ”と”バージェズトマ・マーレラ”でオーバーレイ!エクシーズ召喚!現れろランク2!<バージェストマ・オパビニア D2400>!」
「”バージェストマ・オパビニア”の効果!オーバーレイユニットを1つ使いデッキから”バージェストマ・ディノミスクス”を手札に加える!さらに墓地の”ダスティローブ”の効果!このカードを除外してデッキから”幻影翼”を手札に加える。」
相手のデッキはモンスターを強化していく戦法。なら幻影霧剣よりも俺のモンスターを強化できる幻影翼の方が得策なはずだ。もし耐性を持たないカードならディノミスクで対処するれば問題ない。
「カードを2枚伏せてターンエンドだ。」
ユート LP1300 手札1
場
覇皇黒炎龍ブルーブレイズ・リベリオン・ドラゴン A3500
バージェストマ・オパビニア D2400
伏せ 2(バージェストマ・ディノミスクス、幻影翼)
王家の神殿
VS
シャルドミロ LP500 手札2
場
ハングリーコック A1800
伏せ 1
儀式の生命保険
次回で決着だと思います。
感想・コメントなどよろしくお願いします。