遊戯王ARCーV 生き残った儀式使い   作:AMs

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遅れてしまい申し訳ありません。これからも不定期更新ですがよろしくお願いします。


46話 食事前のデュエル

榊遊矢達が評議員に連れられて2日が経った。

 

俺達はその間何もできずにいた。

 

「あれから隼達はどうしているのだろうな。」

 

「さあな。向こうが協力的なら無事だろうし、敵対するならもうこの世にいないかもな。」

 

「ちょっと、縁起でもないこと言わないでよ!」

 

そんな会話をしていると

 

「君たちの仲間について情報が入った。」

 

シャルが榊遊矢達についての情報を掴んできた。

 

「本当に色々とすまないな。」

 

「何度も言うが気にするな。早速だがこれを見てくれ。」

 

そう言ってシャルは部屋に置いてあったテレビを付けた。

 

『さあついに明日フレンドシップカップの開催だ!そして今夜はキングジャックアトラスによるエキシビションマッチをお送りします!』

 

テレビからはカーボイ風の衣装を着た女性キャスターが何かを実況していた。

 

「どうやら君の仲間たちはこのフレンドシップカップに出場するそうだ。」

 

「フレンドシップカップとは?」

 

「フレンドシップカップとはこのシティで年に1度行われるデュエル大会だ。この大会では表向きはトップスとコモンズが仲良くする事が目的でこの大会で優勝すればキングへの挑戦権を得れて、それに勝ちキングになればトップスと同等の扱いを受け裕福な暮らしができる。実際現キング、元はコモンズだったが今ではこの街の英雄と言われるくらいだ。」

 

「表向きって事はこの大会には裏があるのか?」

 

人通りの説明が終わった後俺は筆問をした。

 

「その通りだ。実際はトップスの連中の娯楽の一つであり、優勝すれば裕福な暮らしができると餌につられたコモンズ達のデュエルを見て楽しむというものだ。」

 

「随分と悪趣味なイベントだな。」

 

「これだけではない。この大会で負ければ地下で死ぬまで強制労働をさせられる来たものだ。」

 

「何よそれ・・・」

 

「ふざけている。」

 

ミエルとユートはその理不尽さにかなり不機嫌な表情をしていた。

 

「君たちが怒るのは無理はない。だがこの世界ではそれが当然となっているんだ。勝てば栄光を負ければ全てを失う。まさに弱肉強食な世界だ。」

 

俺達がいた世界とはまた違った強者主義な世界だな。正直あまり好きになれないな。

 

「それでどうしてその大会に榊遊矢達が出場することになったんだ?」

 

「おっとそうだったな。これは知り合いのトップスから入手した話だが、評議員に連れていかれた君たちの仲間はそこで赤馬零児と名乗る男と合流したそうだ。」

 

「赤馬零児だと!?やはりこの街のトップとコンタクトを取っていたのか。」

 

「赤馬零児は評議員に次元戦争の事を話自分たちに協力するよう持ち掛けた。だがよそ者の力を借りる気は無く協力は拒否された。そこで持ち掛けたのがこのフレンドシップだ。もしこの大会を勝ち上がりキングを倒すことができるのであれば協力すると約束したそうだ。」

 

「なるほどな。それで刑務所に捕まっていた榊遊矢達を保護しフレンドシップに出場する事になったわけか。」

 

全く何度も何度もトラブルに巻き込まれるな。

 

「大会中の出場者とのコンタクトは不可能。」

 

「となると俺達ができる事は何もないな。」

 

「また私達は黙ってみている事しかできないの・・・」

 

「気持ちは分かるがもし榊遊矢達が全滅して全員地下で強制労働されたら今度こそ救出する必要があるだろ。」

 

「確かに隼達がそう簡単に負けるとは思わないが万が一のこともあるからな。」

 

「今俺達ができる事はこの大会を見届ける事だけだ。」

 

 

 

ーーーーー

 

 

それから数時間後がフレンドシップ前夜祭のエキシビションマッチ榊遊矢対現キングジャックアトラスのデュエルがおこなわれた。

 

結果を言えばジャックアトラスの圧勝に終わった。

 

ジャックアトラスはデュエル開始前に3ターンで倒すと宣言し、1ターン目に先攻を取り、2ターン目の榊遊矢のルーンアイズとダークリベリオン2体のドラゴンの攻撃を凌ぐと3ターン目に自らのエースモンスターを呼び、榊遊矢のモンスターを全滅させダイレクトアタックで見事に勝利した。

 

「さすがこの世界のキングと言った所か。」

 

これほどの実力ならアカデミアにも十分対抗できるだろう。しかしあの様子からしてそう簡単に仲間にはなりそうにないな。

 

まあその仕事は大会に出ている奴らの役目だ。

 

「取りあえず榊遊矢達の無事も確認した事だし一安心だな。」

 

「いやついさっきのデュエルでバイクから転倒してたけど!?」

 

ミエルが言う通り、先ほどのデュエルで榊遊矢はデュエル敗北と同時に盛大に頭からいっていたな。普通なら死んでもおかしくないけど大丈夫なのかな?

 

「その辺に関しては問題ないだろう。コモンズ制なら怪しいが恐らくあれはトップス制のヘルメットとライダースーツだ。あのヘルメットとライダースーツは特別仕様であらゆる衝撃を吸収して抑える使用になっている。」

 

「やけに高性能な服だな?」

 

「ライディングデュエルでの衝突事故はまれに起こるからな。あれを着ていれば高速道路から落ちても生き残れるくらいだ。」

 

「それって何気にすごくない?」

 

まあそれくらい強度がなかったらかなりの死人を出してそうだからな。

 

さてこれからどうするか考えていると

 

prrrrrrrrr

 

突如とシャルの電話が鳴り出した。

 

「すまない。少し席を外す。」

 

そう言ってシャルは数分ぐらい電話をすると俺達の元に戻ってきた。

 

「そう言えばお前たちまだ晩飯は食ってなかったよな?」

 

戻ってきた矢先シャルがそんなことを聞いてきた。

 

「そう言えばまだだったね。」

 

「それがどうした?」

 

「実は家が経営している店のお得意さんが突然店に来て大至急向かわなければいけなくなったんだ。」

 

「お前店なんか開いていたのか?」

 

「まあここの連中は何かしら仕事につかせてそこからの収入で生活しているからな。私も働くのは当然だろ。」

 

そりゃそうだよな。俺みたいにカードを売って生活費を稼ぐなんて方法じゃ生活は安定しない。だがシャルはここの連中と共に生活しているため安定した収入が必要になる。なら働くのが当然だ。

 

「そこでだ、君達も私の店で食事をしないか?もちろんタダでだ。」

 

「いいのですか!?」

 

「もちろんだとも。」

 

こうして俺達はシャルの誘いに乗り、シャルの経営している店へと向かった。

 

 

ーーーー

 

 

店までの距離はそこそこあり、車に乗り移動した。

 

「ついたぞ。」

 

シャルの指した方を見るといくつものビルに挟まれてたたずんでいる店だった。

 

「ついてきたまえ。」

 

俺達はシャルについていき階段を上り扉を開けると長いカウンターとそのカウンターの一部は肉を焼くための鉄板があり、まるで高級レストランを思わせる店だった。

 

「おもったより結構いい店だな。」

 

そう思い回りを見るとひとりの客がいた。

 

その客は金髪の髪に白いローブと派手な格好をしていた。

 

「あれって・・・もしかしてジャック・アトラス!?」

 

その男は先ほどテレビで見ていたジャック・アトラスそのものだった。

 

ミエルとユートもジャック・アトラスに気づいて驚いた顔をしていた。

 

ジャック・アトラスも俺達に気づくと立ち上がり俺達の前まで歩いてきた。

 

「ずいぶん待たせたと思えばこつらはなんだ?」

 

金髪の男はシャルを見ると俺達を指さしてそう叫んだ。

 

「ん?その顔・・・」

 

「ああ、榊遊矢に似ていると思っているなら他人の空似だからな。」

 

ジャックが俺とユートの顔を見て何か言いそうだったから先手を打って誤解を解いておいた。

 

「榊遊矢を知っていると言う事は、貴様らランサーズとか言うやつらか?」

 

どうやらこの男は俺達の事情はある程度把握しているようだな。

 

「知っているなら説明は不要だな。俺はユーキ。そっちの2人はユートとミエルだ。」

 

「フン!お前たちの名前などどうでもいい。それとこちらも先に言っておくが、俺は貴様らランサーズとかに協力するつもりはない!」

 

「ちょっとまだ何も話してないでしょ!それにさっきから何よその態度!」

 

「落ち着けミエル!ジャック・アトラス、俺達はお前を仲間に介入しに来たわけじゃない。俺達はシャルに晩飯に誘われてここに来ただけだ。あんたがここにいたのは全くの偶然だ。」

 

「どういうつもりだ!?」

 

ジャック・アトラスは今度はシャルの方を睨め付けながら叫んだ。

 

「なに、君のことだからまた私とデュエルをすると思ってな、どうせなら今回は彼と相手したらと思ってな。」

 

そう言うとシャルは俺の肩に手を置いて話した。

 

「このガキが俺の相手だと?」

 

「あまり彼を甘く見ない方がいいぞ。ユーキは私の古い友人で幾つも私と共に修羅場を潜り抜けた男だ。それにデュエルの腕も私と互角以上だ。君の相手には申し分ないと思うが。」

 

「ほう・・・お前の友人か・・・」

 

「どういうつもりだ?」

 

俺はシャルを睨め付けながら話した。

 

「なに、君の特訓相手に彼なら十分だと思っただけだ。」

 

確かにこの世界のキングである彼なら相手にとって不足はないだろう。だが

 

「そもそもお前とジャック・アトラスが何故デュエルをしているんだ?」

 

俺は当然の疑問を突き付けた。

 

「彼はここの常連でね。たまにここにきて料理を食べに来るんだ。そこで意気投合してな、その内雑談やデュエルをするようになったわけだ。」

 

なるほど。

 

「それに君が急に呼び出しから料理の準備に時間が掛かる。その間暇だろうしデュエルしてくるといい。」

 

「・・・よかろう。ただし退屈なデュエルだったら貴様もただじゃおかないぞ!」

 

そう言うとジャック・アトラスは奥の扉を開け中に入って行った。

 

「なんか色々ありすぎて頭が付いていけないのだけど・・・」

 

「俺もだ・・・・」

 

「ひとまずこれだけは分かる。これから俺はこの世界のキングとデュエルするだ。」

 

俺は先ほどジャック・アトラスが入って行った扉を開け部屋の中に入って行った。

 

扉の向こうにはデュエル場がありすでにジャック・アトラスはスタンバっていた。

 

「遅いぞ!この俺を待たせるとは!」

 

「それはすまなかったな。何分いきなりの事で少し混乱していたもので。」

 

俺はそう言いながらデュエル場に入りデュエルディスクを構えた。

 

「まあいい・・・なら始めるぞ!」

 

「「デュエル!!!」」

 




という訳で少し無理矢理ですがジャック・アトラスとのデュエルです。
正直このタイミングしかデュエルさせるタイミングなくこのような形になりました。
ではまた次回で
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