遊戯王ARCーV 生き残った儀式使い   作:AMs

69 / 72
まず最初に投稿が遅れてしまい申し訳ございません。
色々とリアルが忙しいのと中々書く意欲がわかず遅れてしまいました。

そんなことしている内にいつの間にかヴレインズが完結して新たな遊戯王セブンズが始まります。

そして新ルールにより融合シンクロエクシーズが全盛期の力を取り戻し今まで以上大暴れしそうです。

そして新たなデュエルのラッシュデュエル!完全に別物ですがあれはあれで面白そうと思います。

さてここいらで本編へ



49話 大会鑑賞

ジャック・アトラスとのデュエルが終わり俺達は再びカウンターに戻るとそこにはすでに料理が並べられておりいい香りが店中に広がっていた。

 

「いつの間にこれだけの料理を作ったんだ?」

 

「料理の仕込みは済んでいたがお前達をデュエルさせるにはちょうどいい理由だっただろ?」

 

「ふん。相変わらず計算高い男だ。」

 

「だがデュエル自体悪くなかっただろ?」

 

「・・・まあな。」

 

「話の続きは席に着いてからにしようか。」

 

俺達は席に着くと目の前の料理に食らいついた。

 

料理はどれも美味しく皆がその味に満足した。

 

「お味はいかがかな。」

 

「すごくおいしかった!」

 

「ああ、エクシーズ次元でも中々味得ない味だった。」

 

「それはうれしい事だ。」

 

シャルは昔から料理は美味しかったからな。また食べられるとは思わなかったな。

 

料理をあらかた食べ終わるとジャック・アトラスが口を開いた。

 

「先ほどのデュエル見事だった。まさかライフを削り切ったのに負けるとはな。」

 

「あれは運がよかっただけだ。もし最後に出したのが違ったら俺の負けだった。」

 

「確かにブレイズ・ケルベロスのカード効果を受けなくする効果とブレイズ・マーメイドのライフ0からの蘇生効果。この2つがなかったら負けていたな。」

 

「逆にブレイズ・ライトニングの効果がなかったら地獄の扉越し銃の効果でライフが0になる事はなかったし、バック・ジャックの効果で別のトラップだったら形勢逆転されたかもしれいない。そう言う意味では本当に運がよかったのだな。」

 

「デュエルとはデッキの一番上のカード1枚で戦況が一気に変わってしますものだ。それが悪手だとしてもだ。」

 

その後ジャック・アトラスがコモンズからキングにまで登り上げた話など様々な話をした。

 

「さてそろそろここいらでお開きと行こうか。」

 

時計を見るとすでに3時間以上たっていて外も真っ暗であった。

 

「なら先に失礼するぞ。」

 

「待てジャック・アトラス。」

 

帰ろうとするジャック・アトラスを俺が呼び止めた。

 

「最後にお前に一つ頼みがあるんだ。」

 

「なんだ?」

 

「もし俺達以外のランサーズと話す機会があったら俺達のことを黙っていてくれないか?」

 

「ユーキどういうつもりだ?むしろみんなに俺達がシンクロ次元に来ていることを知らせるべきではないのか?」

 

ユートがランサーズに自分たちのことを話さない事に疑問に思い俺に問いただした。

 

「忘れたのか?俺達はセキュリティに追われたことを。」

 

「あっ」

 

「さらに言えばあいつらもセキュリティに捕まってフレンドシップカップに出場している。お前たちも聞いただろうフレンドシップカップで負けたものがどうなるのか?」

 

「それって・・・」

 

フレンドシップカップに負けたもの、それは地下にあるごみ処理所で強制労働を強いられている。そしてこの大会はトーナメント方式。どうやってもメンバーの大半が地下送りだ。

 

「もし大会に出ているランサーズたちが全員負けでもすればそれこそアカデミアと戦う以前の問題だ。その時に俺達の存在を知られていたら救出時に動きずらくなる。そうなった時のために俺達の存在は秘特にするべきだ。」

 

「なるほど・・・」

 

ユートも俺が言いたいことが分かり納得したようだ。

 

「そう言う事だから俺たちのことは内緒に頼む。」

 

「別に構わん。では達者でな。」

 

今度こそジャック・アトラスは店を後にした。

 

 

 

ーーーーーーー

 

翌日フレンドシップカップが開催された。俺達はテレビでその光景を見る事になった。

 

第1戦 権現坂昇VSクロウ・ホーガン

 

このデュエルはクロウ・ホーガンの勝利で終わった。

 

権現坂のデュエルは正直アクションデュエルとの相性が悪いとしか言いようがない。だが俺は彼のデュエルスタイルは嫌いではない。

 

第2戦 風魔月影VSシンジ・ウェーバー

本来は赤馬零羅が出場するはずだったが急遽月影に変更になった。でも子供相手にバイクに乗ってデュエルさせるのはどうかと思うけどな。

 

月影は徹底的に守りに入ったロックデッキで着実に敵を追い込んだが最後は超大型シンクロモンスターにより敗北した。しかし最後に月影はアクションカードを拾ったにも使わず使わずにいた。まるでわざと使わなかったようだった。そして・・・

 

「あのシンジってもしかして・・・」

 

「ああ、以前話した過激派のやつだ。」

 

「あれがね・・・」

 

以前シャルが話していたが、相当今の環境に不満があるようだな。この様子だと何か小さな出来事があればすぐに反乱がおきてしまうな。

 

最もたとえ革命が成功しても何も変わらないだろうがな。

 

 

第3戦 柊柚子vs徳松長次郎

柊柚子が生きていた事は分かったが何故この大会に出場しているんだ?一緒にこの世界に来たと思われるユーゴもこの大会に出場していることから無理やり出場させられたのか?

探す手間手間省かれたが余計な事をしてくれたな。

 

 

第4戦 セレナvsトニー・シモンズ

この戦いはセレナの圧勝だったから特に言う事は無いな。

 

 

第5戦 榊遊矢vsデュエルチェイサー227

デュエル開始前に榊遊矢がこの大会で負けたもが地下送りにされることの問題を説いたが司会者や観客には相手にしてもらえずそのままデュエルが始まった。榊遊矢はデュエルに勝てば対戦相手が地下送りになる事でデュエルに集中できずにいた。さらに対戦相手は融合モンスターを出して榊遊矢の場のモンスター達を奪い優先な状態になった。

 

「何故シンクロ次元のデュエリストが融合を!?」

 

ユートは対戦相手が融合を使用した事に驚いていた。

 

考える可能性はシンクロ次元とアカデミアがすでに手を組んでいるか。それとも・・・

 

色々気になる事があるが今はデュエルの無いようだ。

 

「このデュエル榊遊矢の負けだな。」

 

フィールドは榊遊矢が圧倒的に不利。さらに榊遊矢自身勝つ気がない。

 

俺が榊遊矢の負けを確信したその時

 

「っ!?」

 

突如とオレノデッキの中に眠るブルーブレイズが反応した。

 

それと同時に榊遊矢の雰囲気が変化した。

 

そこから榊遊矢は怒涛の逆転劇を決め見事に勝利し観客たちは大いに盛り上がった。

 

しかしその勝利は彼が目指すエンタメデュエルとはかけ離れていて、観客の歓声も彼にとって皮肉にしか見えなかっただろう。

 

 

第6戦 沢渡シンゴvsユーゴ

 

最初はアウェイ状態だったが沢渡シンゴはそんなの関係ないと自分のデュエルを行った。ユーゴの布陣の前に沢渡シンゴの戦術が崩れるが、それでも沢渡シンゴはそこから相手の布陣の隙をつきながら追い込むが、最終的には負けてしまった。しかしそのデュエルは観客にはよかったようで大きな歓声をあびていた。

 

 

第7戦 デイモン・ロペスvsセルゲイ・ヴォルコフ

 

このデュエルは勝者であるセルゲイと言うデュエリストだが、このデュエルはあまりにもひどかった。このデュエルには先ほどまで盛り上がっていた。観客ですら唖然とするほどだ。

 

 

第8戦 黒咲隼vsデニス・マックフィールド

 

1回戦最終試合はランサーズ同士の戦いとなった。この2人は既に観客たちに知れ渡っているようでどちらも応援する声がした。

デュエルは互いの攻防のぶつかりいい勝負をしていた。

 

しかし黒咲隼のカードによりデニスのカードが公開された。そのカードは

 

 

「何故デニスが融合のカードをっ!?」

 

確かにエクシーズ使いなのに融合がデッキに入っている事に驚くユート。これだけなら彼のデッキにエクシーズと融合両方が入ったデッキなのかもしれない。しかし彼はその仮面をはがし真の姿を見せた。

 

彼はアカデミアから送られてきたスパイで黒咲隼の妹、黒咲瑠璃を攫う事に一枚噛んでいた人物だった。

 

正体を現したデニスはさっきまでとは打って変わって本気で黒咲を潰そうとして、攻撃力4500の超巨大モンスター古代の機械混沌巨人を繰り出した。

 

ユートの話だとこのモンスターこそエクシーズ次元を物理的に滅ぼした存在だそうだ。確かにこの巨体のモンスターが暴れれば街一つ滅ぼすのなんて造作もないな。

 

その圧倒的な効果と攻撃に黒咲隼のモンスターは全滅したが、次のターン黒咲が繰り出したサテライトキャノンファルコンの効果で弱体化され最後は宇宙からの攻撃でデニスごとふっ飛ばした。

 

デュエル終了後彼をカード化しようとしていたがどういう訳かそれが出来ず、負傷したデニスはタンカに運ばれていった。恐らく赤馬零次が細工をしたんだろう。

 

こうしてフレンドシップカップ1回戦は幕をおろした。

 

正直に言おう。こんな実力でアカデミアを倒すのは不可能だ。

 

確かに実力を上げた奴もいるだろう。しかしそんな実力でもシンクロ次元のデュエリスト相手に半分しか生き残れない。

 

もし相手がアカデミアならランサーズは半壊してたことになる。そうなれば数に劣るランサーズは簡単に敗北となる。

 

「こんな戦力で本当にアカデミアに倒すつもりなのか・・・・」

 

俺はそう呟き夜を過ごすのだった。

 

 

 

 

 

ーーーー

 

翌日

 

フレンドシップカップ2回戦が始まった。

 

第1戦は柊柚子とセルゲイ・ヴォルコフとなった。

 

1回戦で対戦相手をボコボコにしたセルゲイ相手に柊柚子はどう対抗するか。

 

試合は柊柚子の攻撃をセルゲイが自らのライフを削りながらモンスターを守りながら戦った。

 

だがそのたびに自らの体を実体化した茨に締め付けられると言う誰得なプレイを決めていた。

 

そんな中柊柚子があと一歩まで追い込んだその時

 

「耐えて、耐えて、耐えて…耐えて、耐えて、耐えた甲斐あった!耐えた!耐えた!耐えた耐えた!耐えたー!耐えたぞォオ!!」

 

突如と坂び出すとさっきまでとは一転一気にシンクロそして融合を使い彼のエースモンスター茨の超越戒人ヴァン・ダーリ・ズーマを繰り出した。

 

このモンスターは自らのライフが低いほど攻撃力を上げるという今までの戦術と理にかなった効果を持っていて、この攻撃が決まればセルゲイの勝ちとなる。

 

柊柚子もこの攻撃を防ぐためにアクションカードを拾おうとした。

 

しかしそれをセルゲイがDホイールをぶつける事でそれを妨害する事で攻撃が決まり見事な逆転勝利に終わった。

 

しかしこの時とんでもない事が起こった。

 

セルゲイのクラッシュにより弾き飛ばされていた柊柚子がヴァン・ダーリ・ズーマの攻撃によりDホイール事ビルに叩きつけられ爆発を起こした。

 

 

ーーーーーーーー

 

 

「「「・・・・」」」

 

 

テレビ越しに見ていた俺達はあまりの光景に言葉を失った。当然だ、テレビを見ていたらいきなり人が死ぬところを見たんだからな。

 

かく言う俺も今回ばかりは言葉を失った。

 

この光景を見た時、あの時の光景を思い出した。

 

「(ラン・・・)」

 

俺を庇いビルの下敷きになったランの姿を

 

だだ彼女は死んだ。いつまでもその事を引きずわけにはいかない。

 

「っ!」

 

「どこへ行くつもりだ?」

 

放心状態から解かれたユートは立ち上がるとすぐに部屋を飛び出そうとした。

 

だが俺はそんなユートを引き留めた。

 

「どこって柚子の所に決まっているだろ!」

 

そう言えば2人は知り合いだったな。かく言う俺も知らない中ではないけどな。だが

 

「ダメだ。彼女のことは諦めるんだ。」

 

俺はそんなユートを

 

「何故だ!」

 

「落ち着けユート。冷静に考えて見ろ。あの速度でビルにぶつかったのだぞ。あれで生きている訳ないだろ!」

 

「だからと言って何もせずにいられるか!」

 

「俺達がセキュリティに目を付けられているのを忘れたのか!今現場に向かえば確実にセキュリティに見つかるのだぞ!」

 

「なぜそんなに冷静に要ら連だお前は!」

 

「こう言うのには慣れているんだよ。とにかく今ここから出すわけにはいかない!どうしても出たいというなら。」

 

そう言って俺はデュエルディスクを構えた。

 

「お前がその気なら望むところだ!」

 

ユートもデュエルディスクを展開して構えた

 

「二人ともやめて!」

 

「「デュエ・・・」」

 

2人のデュエルが開始されようとしたその時

 

「そこまでだ2人とも。」

 

突如俺達の間にシャルドミロが割り込んだ。

 

「シャルどういうつもりだ。」

 

「お前たちが何故デュエルを始めようとしているのかは大体予想は付く。大方さっきの試合の事だろ?でユートが助けに行こうとしたところをユーキがもう助からんと言って止めたんだろ。」

 

「その通りだ。」

 

だから邪魔をするなと言おうとしたら

 

「なら争う必要はないな。」

 

その言葉に俺達はデュエルを中断した。

 

「どういう事だ?」

 

「結論から言おう。柊柚子は生きている。」

 

「「っ!?」」

 

「馬鹿な事を言うな!あの状況からどうして生きていると言えるんんだ!!」

 

「これを見ろ。」

 

シャルドミロの手に持っていたノートパソコンからさっきの映像が映し出された。

 

「ここを拡大すると・・・」

 

画像を拡大するとそこには突如と現れた何者かが柊柚子を抱きかかえてその場を去る姿映し出されていた。

 

「こいつはいったい・・・」

 

「そしてこれが解像度を上げたものだ。」

 

そこに移し出せれていたのは

 

「「紫雲院素良!!」」

 

アカデミアのデュエリスト紫雲院素良の姿だった。

 

「何故彼がシンクロ次元に!?」

 

「知っているのか?」

 

「俺達の敵の組織の一員だ。」

 

まさかもうシンクロ次元に来ていたとは。いやデニスがいる以上彼がアカデミアに連絡していてもおかしくない。つまり彼以外にもアカデミアの連中もこのシンクロ次元に来ているかもしれない。

 

「まずいな。アカデミアの連中は柊柚子を狙っていた。彼女を捕獲したってことは彼女は既にアカデミアに送られた可能性が・・・・」

 

「これでも止めるか?」

 

「・・・いや理由はいまだにアカデミアの目的が分からないが柊柚子を奴らの手に渡すのは危険だ。多少危険だが仕方がない。」

 

「なら決まりだな。」

 

「そうと決まれば近くまで送ろう。」

 

「助かる。」

 

こうして俺達は紫雲院素良を追う事になるのだった。

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

シャルの車に乗せられ柊柚子が事故を起こしたビルの近くまできた。

 

しかしビル付近にはすでにセキュリティがいてとても近づけなさそうだ。

 

ビルから離れて紫雲院素良が向かったと思われる付近へと向かった。

 

「シャル方角的にはこっちで間違いないのよな。」

 

「あの映像からしてこの付近へなのは間違いないが・・・・」

 

「そもそもまだシンクロ次元にいるかも問題だな。」

 

彼らの目的が柊柚子なら目的が達成した時点で融合次元へ帰還していてもおかしくない。

 

「それにしても・・・」

 

『さあフレンドシップカップ3回戦!クロウ・ホーガンVS黒咲隼の対戦は黒咲選手の優勢で進んでいます!!』

 

俺はビルの巨大テレビを見て呆れていた。あの事故の後すぐさま第3回戦が開催された。2回戦の選手だった榊遊矢もこの事に関して指摘したが誰も耳を貸さずにデュエルを要求してきた。最初は戦う事に抵抗していたがラストターンに何かが吹っ切れたかのようにデュエルをし始め最後は新たな力シンクロモンスターを召喚し逆転勝利を収めた。

 

「あんなことがあったと言うのにまだ大会を続けるの・・・」

 

「この次元の人たちからすれば敗者に用はない。そう言う世界なんだよここは。」

 

「そう考えると私のいた世界がどれだけ平和だったのか身に染みるよ。」

 

まあスタンダード次元でも戦争は起きているがここはいろんな意味で酷いからな。

 

「少々危険だが手分けして探すぞ。」

 

「いやその必要はなさそうだ。あれを見ろ。」

 

シャルが指さす方を見ると先ほどまでビルの周辺にいたセキュリティ達が移動を始めてた。

 

「この動き妙だな。」

 

「まさかセキュリティの連中も柊柚子を?」

 

「その可能性が高いな。」

 

「行くぞ。」

 

ーーーーーーー

 

セキュリティにばれないように少し距離を取って後を追った。ちなみにシャルは来るまで待機してもらうため俺達3人で追いかけた。

後を追うとそこには気絶している数人のセキュリティと柊柚子そして紫雲院素良がいた。おそらく柊柚子を捕まえようとしたセキュリティに対抗する形で倒したんだろう。

 

「こうして目にしてもよくあの状況で生きていたな君は。」

 

「あなたは!?」

 

俺達が近づくと2人も俺達に気づいたようだ。

 

「アカデミアの君は初めましてだったな。早速で悪いが彼女をこちらに渡してもらおうか。」

 

そう言って俺は紫雲院素良に向けてデュエルディスクを構えた。

 

「君は?ってお前はエクシーズの残党!」

 

紫雲院素良がユートを見ると一瞬殺意を出すが

 

「素良まって!彼らは味方よ!」

 

柊柚子の乱入により冷静さを取り戻した。

 

「もしかして君達はランサーズのメンバー?」

 

「そう言う事になる。もっともおまえからしたら敵だけどな。」

 

「あなたも待って!素良は敵じゃないわ!」

 

「あいつはアカデミアのデュエリスト。なら俺達の敵だ。」

 

「違うわ!素良は私の友達よ!」

 

「それはスタンダード次元に潜伏するために行った演技にすぎない。」

 

「違う!素良はアカデミアを抜けたのよ!」

 

「何?」

 

柊柚子の話によると紫雲院素良は最初こそアカデミアの忠実の戦士だったが榊遊矢達と関わりデュエルの楽しさを思い出し、さらにアカデミアの行動原理に疑念を持ったことでアカデミアを抜けたそうだ。だが

 

「そんな話信じられないな。」

 

「ユートに同意見だ。」

 

「私もよ。」

 

俺達は満一致で紫雲院素良を信じなかった。元々彼女たちを騙して潜入していたやつだ。彼女の情に訴えて騙しているかもしれない。

 

「やっぱり信じては貰えないか。」

 

「当たり前だ!お前たちのせいで俺達の故郷は!」

 

ユートからしたら自分達の世界を滅ぼした組織の一員だ。例え抜けたとしても許せることじゃない。

 

「君の怒りは最もだ。君が望むなら僕をカード化しても構わない。」

 

確かにこのままカード化した方が今後裏切る可能性を考慮できる。だがこいつがもし本当に裏切っているなら・・・

 

「・・・ユートこいつの処理だが俺に任せてもらえないだろうか?」

 

「何をするつもりだ?」

 

「紫雲院素良。お前は本当にアカデミアと敵対する覚悟はあるんだな。」

 

俺の問いに素良は頷いた

 

「ならその覚悟を見せてもらおうか。」

 

そう言って俺は2つの腕輪を取り出した。

 

「これを両手につけろ。」

 

「これは?」

 

「その腕輪には爆弾が仕掛けられている。」

 

「ばっ爆弾!?」

 

「もしお前が俺達を再び裏切りりアカデミアに寝返得たなら、その腕輪を爆発させる。当然爆発すればお前の腕は使い物にならず2度とデュエルが出来ない体になるだろう。」

 

「っ!!」

 

「なるほどな。これならもし裏切っていたとしても安全って訳か。」

 

ユートも俺の提案に納得はしたようだ。

 

「ちょっと待って!いくら何でもそこまでしなくても!」

 

しかし素良と親しい柊柚子はこのやり方に反対の声を上げた

 

「おまえの意見は聞いてない。それでどうする?」

 

俺は腕輪を紫雲院素良の前に突き出した。素良は既に覚悟が決まっていたようで腕輪に手を伸ばした。

 

しかしそこに柊柚子が割り込んで腕輪を俺から奪い取った。

 

「何のつもりだ?」

 

「やっぱり間違っているわよ。こんな危ないものを付けるなんて。どうしてもこれを素良につけたいなら私を倒しなさい!」

 

「柚子・・・」

 

柊柚子彼女は友の事を思っての行動だろう。だがそれが通るほど世の中は甘くはない。本来なら無理やり奪い返しても構わないが

 

「いいだろう。だがここでは目立ちすぎる。場所を移動するぞ。」

 

「・・・分かったわ。」

 

 

ーーーーーー

 

 

俺達は近くのマンホールから地下へ降りてしばらく歩き地下空洞へとたどり着いた。

 

「ここなら誰にも邪魔されないだろう。さて相手だが・・・ミエルお前が相手しろ。」

 

「私!?」

 

「今のお前なら彼女ぐらい容易に勝てるだろ。むしろここで負けるようなら今後の戦いで生き残る事は出来ない。」

 

少しは強くなったとはいえミエルはまだ経験不足な所がある。少しでも経験を積ませれば今後の戦いの役に立つだろう。

 

「わっ分かったわ!」

 

「随分舐めているじゃない。勝つのは私よ!」

 

俺はジャミング装置を作動した。これによりセキュリティの連中にこのデュエルを観測される事は無いだろう。

それと同時に2人はデュエルディスクを構えた。

 

「「デュエル!!」」

 




今更ですがヴレインズはどうでしたか?

個人的に後半の駆け足が気になりましたが面白かった方だと思います。
勿論色々腑に落ちない所もありますがなんだかんだ楽しんで見れたのでいいかなと思います。
それと言い方があれですが前作のアークファイブに比べたらと思ってします。

因みに個人的好きな順は
5Ds>=DM>ゼアル>GX>ヴレインズ>>アークファイブ
ッてなってます。

さて次回ミエルVS柚子
いつになるか分かりませんがお楽しみに
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。