遊戯王ARCーV 生き残った儀式使い   作:AMs

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混沌巨人がどこにも売ってない・・・



今回はデュエルはありません。


4話 二度あることは三度ある

ミエルが弟子入りが決まった後、俺達はミエルが通っているという塾へと向かった。

 

そこはどう見ても古びた洋館だった。

 

「なあ、本当にここなのか?」

 

「ええ、そうよ。」

 

どう見えてもなんか出てきそうなんだけど。

 

「まぁ贅沢は言えないか。」

 

洋館に入りおくへと進むと一つの部屋があった、中は普通だった。

 

「本当にここ使っていいのか?」

 

「元々住み込みの塾の先生が使っていたけど半年前にやめてしまって、今は空き部屋になっているから好きに使っていいよ。」

 

「そう言う事なら遠慮なく使わせてもらうか。色々ありがとうな。」

 

「いいって事よ。その代わりちゃんと強くしてよね。」

 

「了解。それじゃ明日な。」

 

「ええ、それじゃあね。」

 

そう言ってミエルは部屋を出て行った。

 

残った俺はベットに寝転んだ。

 

「はぁ・・・今日は色々あったな。」

 

榊遊矢に会うためにこの街に来たがその榊游矢に間違えられデュエルをして、その後ミエルと出会い俺に弟子入りする。

 

この世界に来た頃の俺だったら絶対に断っていたが、少しは心に余裕ができたって事かな。

 

榊遊矢にあったらすぐにこの街から出ようと思っていたがしばらくはゆっくりするか。

 

そう思いながら俺は深い眠りにつくのだった。

 

ーーーー

 

次の日、朝食を済ませたころにミエルが来て、特訓を始める事にした。

 

「さて、これから強くなるにあたって言っておきたいことがある。お前はどのように強くなりたいんだ?」

 

「どういう意味なの?」

 

俺の意味を理解できないようで俺に質問してきた

 

「一つにデュエルと言ってもいくつかの種類がある。例えばエンタメデュエリストみたいな観客を驚かせる魅せるデュエル。相手をリスペクトしたデュエル。相手に関係なくデュエルに勝つことだけを目的としたデュエル。中にはデュエルに勝利するためならどんな手段も行うやつらもいる。このように様々なデュエルスタイルがある。」

 

「正直考えたこともなかったわ。」

 

ミエルはそう答えた。まあいきなり言われても理解できないよな。

 

「ちなみにユーキは?」

 

「俺は相手に関係なく勝ちを優先するかな。」

 

さすがに相手を潰してまでまで勝つ気は無いがな。

 

「俺が教えるとなると当然俺に似たデュエルスタイルになるだろう。もちろんそこから自分流にデュエルスタイルを変える事も可能だ。だが俺のデュエルスタイルがお前に合うとは限らない。それでもいいか?」

 

一応最終確認のために本人に聞いてみた。

 

「・・・分かったわ。それでお願い。」

 

ミエルは少し考えた後そう答えた。

 

「そうと決まったらまずはデッキを見せてくれないかな?」

 

「私のデッキを?」

 

「デュエルを強さは大きく分けて2つ。デュエリストの強さと、デッキの強さだ。だからまず今のお前のデッキを確認しようと思うんだ。」

 

「なるほど・・・」

 

ミエル納得したようで俺にデッキを渡した。

 

俺は受け取ったデッキを床に広げてカードを確認した。

 

デッキの中身は予想通り占術姫をメインとしたリバースデッキとなっていた。

 

デッキとしては悪くない。だが

 

「うーん・・・正直に言うと大幅に改造が必要だな。」

 

「いきなりダメだしね。」

 

俺の回答にミエルは少し落ち込んでいた。まあ自分が使っているデッキにダメ出しされたらそりゃ落ち込むよな。

 

「このデッキについてだけど、大まかな戦術としてはエースモンスターであるタロットレイを使ってリバースモンスターを使い回すデッキであっているよな?」

 

「ええそうよ。」

 

「だがこのデッキには大きな問題がある。」

 

「大きな問題?」

 

「それはタロットレイ自体の召喚に手間がかかるところだ。

タロットレイはレベル9の儀式モンスター。儀式モンスターを儀式召喚するには手札に儀式モンスターと儀式魔法、それに加え儀式召喚するモンスターのレベル以上のモンスターになるように生贄が必要とする。」

 

「そんな事は言われなくても分かってるわ。」

 

「問題はタロットレイのレベルだ。」

 

「レベル?」

 

「タロットレイのレベルは9。今のミエルのデッキではこいつを呼ぶにはレベル4のアローシルフとレベル5のクリスタルウンディーネを生贄に出すのが基本プレーだよな?」

 

「その通りよ。」

 

「確かにこの2体のリバース効果でタロットレイと儀式魔法を揃える事はできる。だがそれじゃ遅すぎる。」

 

「おっ遅い?」

 

「リバースモンスターはその性質上どうしても効果を使うのに1ターン以上掛かってします。それを補うのがタロットレイだ。なのにそのタロットレイを呼ぶのに時間が掛かっていたら本末転倒だろ?」

 

「たっ確かに・・・」

 

「更に言えば儀式召喚の最大の弱点は他の召喚法に比べて手札消費が激しいところだ。なのにタロットレイを呼ぶのに実質4枚も使っていたら手札なんてすぐに無くなってしまう。現に俺とのデュエルの時もそうだったろ。」

 

あの時もよく召喚で来たなと思う。

 

「なんか改めて言われると私のデッキってここまで使いにくいものだったんだね・・・」

 

自分のデッキの弱さにミエルは少し落ち込んできた。

 

「だがペタルエルフとウィジャモリガンによるコンボは中々なものだったぞ。それにコインノーマのリクルート効果も強力なものだ。決して弱いだけじゃない。」

 

そう、決して弱いわけじゃない。ただ使いにくいだけなのだ。

 

「そこでデッキの強化点だが。まずタロットレイの最速召喚を狙う事を目指そうと思う。」

 

「でもそんな簡単には・・・」

 

「確かに一見難しそうだが実はとても簡単に召喚することは可能だ。」

 

「いったいどうやって?」

 

「それはこのカードを使うんだ。」

 

そう言って俺はカバンの中にあった大量のカードの中から1枚のカードを出した

 

「儀式の下準備?」

 

「こいつはデッキから儀式魔法とその儀式魔法に書かれた儀式モンスターをデッキ・墓地からそれぞれ1枚ずつ手札に加えることが出来るカードだ。このカード1枚で儀式召喚に必要なカードを揃える事ができるんだ。」

 

「すごい!これ1枚でアローシルフとクリスタルウンディーネの効果を一気にやってくれるなんて。」

 

「使うカードを選ぶがな。次に儀式召喚に必要な生贄だがさっきも言ったがタロットレイのレベルは9。手札の消費を抑えるならレベル9以上のモンスター1体で済ませた方がいい。」

 

「でもいくら儀式召喚を楽にするためとはいえ、そんなレベルの高いモンスターをデッキに入れるのは・・・」

 

「実はお前のデッキに相性がいいモンスターがいるんだよな。」

 

俺は再び1枚のカードを取りだした。

 

「こいつは禁忌の壺って言って、こいつはリバースモンスターなのだがその効果はとても強力なものだ。」

 

何せ、禁止クラスの効果を4つも持っているんだからな。

 

「しかもレベルも9なのでこいつ1枚でタロットレイの生贄にできるうえに、エンドフェイズにタトットレイの効果で復活させれば、次のターンからたタロットレイとのコンボで効果を連発できると言う優れものだ。他には・・・」

 

その後も俺は彼女のデッキに相性がいいカードを何枚か紹介し、デッキを大幅に改造した。

 

「これでデッキは大幅に強化されたはずだ。」

 

俺は改造したデッキをミエルに渡して確認させた。

 

「すっすごい・・・今までのデッキからは考えられないほど強くなっている。」

 

「満足しているようで何よりだ。」

 

「だが、いくらデッキが強くなってもそのデッキを使いこなせなければ意味がない。なあお前はここ最近で練習試合や大会に出る予定はあるか?」

 

「えっ?そうね・・・今のところ練習試合の予定なないけど、大会なら数週間後に舞網市チャンピオンシップと言う大きな大会に出るつもりよ。」

 

舞網市チャンピオンシップとは、毎年行われているプロへの登竜門のようで、数多くのデュエリストが出場しているようだ。

 

「そうか。なら次はその新しいデッキを使ってデュエルだ。」

 

「はい!」

 

数分後

 

「負けた・・・」

 

「デッキを新しくしたばかりだからな。まだ慣れてないんだろう。」

 

それでも結構使いこなしていたがな

 

「と言うかユーキが強いだけだと思うのだけど・・・」

 

そりゃあ手を手を抜くわけにはいかないからな。

 

「後はデュエルとデッキ調整を繰り返しながらお前に馴染むまで繰り返す。覚悟はいいな!」

 

「はい!」

 

それから数週間に渡りミエルと何回もデュエルをしてデッキを調整をした。そんな中ミエルに試合の申し出があったがデッキの調整中だったため断ってもらった。

 

 

 

 

 

 

ミエルの成長は凄まじく、初日に比べたら飛躍的に強くなっている。これならほとんどのデュエリストに勝つことが出来るだろう。

 

そんな特訓を数週間行ったある日、ミエルが用事があるそうなので特訓は休みとなった。

 

俺はそれを機に街の外を回ることにした。

 

「ん~!久しぶりの外だな。」

 

ここだけ聞くと引きこもりみたいに聞こえるが、どちらかと言うとしっかり働いた方だからな。

 

ーーー

 

街の色んな所を回っている内にあっという間に夕暮れになった。

 

「そろそろ帰るか。」

 

そう思い帰ろうとしたその時

 

『ピャアアアアアア!!』

 

と上空から謎の鳴き声が聞こえてきた。

 

俺はそれを見ると、そこには炎に包まれた鳥が空を駆け巡り俺のいる近くに急降下していた。

 

その後、急降下した所から爆発音がしてきた。

 

恐らくデュエルだろうが、それにしては威力が凄まじい。まるで俺の世界でのデュエルの様だった。

 

俺は気になり爆発がしたところに向かった。

 

爆発地点について俺が見たものは

 

「これは・・・」

 

そこには、ボロボロに倒れこむ男女3人とそれと対となる位置に黒いローブを纏った男が立っていた。明らかにあの男がやったに違いない。

 

「誰だ!?」

 

そんな事を考えていたら男は俺に気が付いたようで俺の方を向いた。

 

「なんだユートか・・・」

 

俺の姿を見るやまるで知り合いにあったように安心した対応をした。また人違いかと思っていたら

 

「いや・・よく見たらお前ユートじゃないな。何者だ!?」

 

どうやら今回は人違いに気づいてくれたみたいだ。

 

「そうか・・・お前がユートが言っていた融合使いか!」

 

そう思ったのもつかの間、男は俺を目の敵を見るような鋭い目で俺を見た。

 

結局人違いかよ・・・

 

「いや俺は融合使わないのだけど・・」

 

俺は無駄だと思うが一応訂正しようとしたが

 

「問答無用!貴様には瑠璃の居場所を吐いてもらうぞ!」

 

男は俺の話を聞かずにデュエルディスクを構えた。

 

はぁ・・・こういった相手は何を言っても無駄だろうな。ならやる事はひとつ。デュエルで黙らせるだけだ。

 

俺はデュエルディスクを構えた。

 

「「デュエル!!」」

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