バカとペストの召喚獣   作:松園

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バカテスを久しぶりに読み返したら無性に書きたくなりました


第一問

振り分け試験一人の少女が熱を出して倒れた

 

「試験中のでの退席は無得点扱いとなるがそれでいいかね?」

 

少女のはいという返事を遮るように『吉井明久』が

 

「ちょ、ちょっと先生具合が悪くなって退席するだけでそれは酷いじゃないですか!」

 

と勢いよく立ち上がった

 

「決まりは決まりです」

 

「そ、そんな」

 

吉井は大げさにリアクションをとり

 

ガタン!

 

『隣の席』を突っ掛けて一緒に転んだ

 

______________________________________

バカテスト科学 【第一問】

 

問 以下の問いに答えなさい。

 

『調理の為い火にかける鍋を作成する際、重量が軽いのでマグネシウムを材料に選んだのだが、調理を始めると問題が発生した。この時の問題点とマグネシウムの代わりに用いるべき金属合金の例を一つ挙げなさい』

 

姫路瑞希の答え

『問題点・・・マグネシウムは炎にかけるとはげしく酸素と反応するため危険であるという点。

合金の例の・・ジュラルミン』

 

教師のコメント

正解です。合金なので『鉄』では駄目という引っ掛け問題なのですが、姫路さんは引っ掛かりませんでしたね。

 

土屋康太の答え

『問題点・・・ガス代を払っていなかったこと』

 

教師のコメント

そこは問題じゃありません

 

吉井明久の答え

『合金の例・・・未来合金(←すごく強い)』

 

教師のコメント

すごく強いと言われても

 

岡本真美の答え

『問題点・・・中華料理を作ろうとしたから

合金の例・・・緋色金』

 

教師のコメント

100%存在する物でお願いします

 

先生太郎の答え

『姫路と同じものを』

 

教師のコメント

そのオーダーは通りません

 

________________________________________

 

明久達が文月学園に入学して二度目の春が訪れた。

満開の桜並木には全く似合わない真っ黒な髪の少年『先生 太郎』は重い足どりで教室へ向かっていた

せんせい、ではない『せんじょう』である

 

「遅刻か?」

 

そう話しかけてきたのは、角刈りで焼けた肌のいかにもスポーツマンな西村教諭であった

 

「おはようございます鉄人先生」

 

半開きの目で対応する。頭なんて回っていない

 

「訂正する気力もないんだな」

 

鉄人は顎にてをのせ 呆れた顔でいいはなつ

 

「西村先生、絶対fクラスじゃないと駄目なんですか?」

 

此処文月学園では二年以上は振り分け試験によってクラスをわけられる

成績が良ければA悪ければBCと下がっていく

fクラスはその最底辺誰もが其処には行くまいと切磋琢磨している

 

俺は良くてB悪くてもCでFに行くなんて絶対に無い筈だった

 

「そうは言っても決まりは決まりだからなぁ。お前は雲がなかったんだよ」

 

そう、運がなかった

吉井の隣だったこと

姫路が倒れたこと

吉井のテンションが振り切れたこと

運がなかったんだ

 

「こればっかりは納得してくれ」

 

そう言って封筒を差し出し吉井ぃぃと去っていった

 

「中身は」

 

先生太郎・・・Fクラス

 

突き付けられた現実により一層足取りは重くなった

 




ありがとうございました
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