◯月△日 木曜日 夜
「姉さん、次の期末テストで前より300点多く取ったら1カ月僕を自由にしてくれるって本当!? 」
「はい。ただし、もし1ヶ月後に生活が酷くなっていたら肋骨を8本へし折ります。 いいですね? 」
僕の命を何だと思ってるんだろう。
「それよりアキくん、早く寝ないと明日遅刻しますよ? 」
時計を見ると、既に日付が変わっていた。
「う、うん。じゃ、おやすみ。」
「あ、それと、土曜日から日曜日の夜まで留守にしますから、寂しいでしょうけど、我慢してお留守番しててください。 」
「う、うん!」
喜んでいることを感じ取られるところだった。危ない危ない。
翌朝。
さて。一ヶ月楽園で暮らすためにがんばるか。
でも僕一人じゃあんまり進まないから雄二でも誘おーーー
「雄二、土曜日一緒に如月ハイランド行こう。 」
「わるいな翔子。その日は野球部でリフティングの練習があるんだ。」
「嘘はダメ…。」
バチバチバチ…。
「しょ、翔子。お前それどっから持ってうがあああああぁぁぁぁ…。」
やっぱり雄二はやめよう。大変そうだから。となると…。
でも今話しかけるとFFF団に殺されるのは目に見えている。今日は秀吉は演劇だし、ムッツリーニは写真の販売で忙しそうだし、雄二は気絶してるから、放課後二人になれる。ちょっと頼んでみよう。 姫路さんと一緒は楽しいしね。
放課後
「姫路さん。ちょっとお願いが…」
「あ。はい。何ですか明久くん。」
「あの、ちょっと僕の一ヶ月の楽園を手に入れるために、期末テストで高得点が欲しいから、土曜日勉強教えてくれないかな?」
実際はこの理由が半分。あと半分は単に姫路さんと一緒にいたいという理由だ。
「はい!喜んで!」
すんなりOKしてくれた。やっぱり姫路さんは優しいなぁ。
「でも、楽園ってどういう意味ですか?」
姫路さんが不思議そうな顔をしている。
「期末試験で高得点とると姉さんがいなくなってくれるんだ。そうするとゲームとか(姫路さんと遊びたいときとか)都合がいいんだよ。」
「そうなんですか。でもお姉さんがいなくてもお勉強しなくちゃダメですよ?」(それで明久くんと一緒になれる時間が増えるのなら…。)
「うぅ、わかったよ…。」
「で、美波とか秀吉とかムッツリーニとか誘った方がいいかな?」(できれば二人きりがいいけど迷惑かなぁ…)
「いっ、いや、できれば二人きりがいいです…。」(だって二人きりになれることなんてめったに無いじゃないですか)
「えっ!そうなの!姫路さんがそう言うならそうしようかな。」
「じゃあ場所はどうしようか。」
「あ、あの、私の家でいいですか?」
「うん?全然いいよ。」
なんで姫路さんの家がいいんだろう。ぜんぜん構わないけど。
「じゃあ土曜日僕が夕方くらいに姫路さんの家に行くってことで。 」
「あっ。はい!楽しみにしてます!」
そうして、僕らはそれぞれの家に向かった。
金曜日 夜
「ねぇ、瑞希。明日明久くんとうちでお勉強するの?」
「うん。そうなの♪」
「あら、嬉しそうね。そんな瑞希にプレゼントがあります。」
お母さんがニヤニヤしてこっちを見ている。
「ん?なに?」
「如月グランドパークのペアチケットよ。日曜日にでも明久くんと行ってくれば?」
「ちょっと!まだそんな関係じゃないのに!」
「まだ、ね。」
「もうやめてよっ!」
でも明久くん誘ってみよいかな。こんなチャンスないもん。
「あ、あと、私明日帰り遅いから自由にイチャついてていいわよ♪」
「もう反論する気もなくなってきた…」
「やっと素直になったのね。」
「もう、いいや。」
こうして、楽しい土曜日を迎えようとしていた。
次回は、テスト勉強はどこへやら、ただ明瑞を書きます。次回投稿するのは遅くなるかも。ウサギの髪飾りについても少し書こうかな?
ここまで読んでくれてありがとうございました。また次回もよろしくお願いします( ̄^ ̄)ゞ