ちょっと変わってる人はひふみんに好意を寄せていた。   作:カントーさん

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ソフィアちゃん

「そう言えば八神さんコンビニに寄れって言ってましたよね!私、先に買ってきますね」

 

そう言って青葉は近くのローソンに入っていった。

 

「あ……青葉ちゃん……」

 

そう言って止めようとしたひふみだったが、青葉に声は届かなかった。

 

そのため、ひふみもローソンへ入っていった。

 

「あ、ひふみ先輩。羽海野さんってどのお酒が好きなんですか?」

 

そう言って青葉が眺めてるのは焼酎など瓶系のものだった。

 

「あ…青葉ちゃん……これは…ワインとか……焼酎で…少し高い……から…普通の缶ビール…で……いいと思うよ……」

 

ひふみは青葉に缶ビールの場所を指差して教えた。

 

「あ、そうだったんですね!でも缶ビールにもいろいろと種類がありますけど、どれがいいんですか?」

 

と、青葉はひふみに聞く。

 

「羽海野くんは……いつもので……いいと思う…よ」

 

「(いつものってどれだぁぁぁぁ!!!)」

 

と、叫びたくなる青葉だったが、必死に考えた結果。

良く街なかで見るアサヒスーパードライを手に取った。

 

「うん……それ……」

 

と、ひふみは少し頬を緩め、頷いた。

 

「(当たった…)」

 

青葉はそう思いながら、レジへ並ぶが…

 

「あ……青葉ちゃん…それ……私が…買うね……」

 

ひふみは慌てて列へ並んだ。

 

青葉は不思議そうにひふみを見た。

 

そして順番が来た時、青葉はその意図がわかったようだ。

 

「なるほど、お酒は20歳にならないと買えませんもんね!」

 

今まで気づかなかったのか、納得したように笑う青葉だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「青葉ちゃん……ここ……」

 

通りすぎようとしていた青葉を呼び止めたひふみ。

 

「あ、ここだったんですか!」

 

一度見たことがあるのか、閃いたように青葉は手を打った。

 

「でも、勝手に入っちゃって良いんですか?一応今仕事してるんですよね?」

 

青葉は心配しうに聞いた。

 

「ヘッドホンしてるし……入っても…気づかないと……思うよ……」

 

そう言って入っていくひふみに、後ろからついていく青葉だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

扉は防音のため、分厚い扉が2つあった。

 

そして青葉が、1枚目を開けると……

 

 

 

〜♪

 

 

少しだけ音が漏れていた。

 

そして青葉が最後の扉を開けようとすると、

 

「あ……青葉ちゃん……今は…その……入らない方が……いい…よ…」

 

青葉のその行動をひふみは制した。

 

「今は……集中してるから……邪魔…しちゃうと…思う……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あれから二人はギターの音が鳴り止むまで待つことにした。

 

 

 

〜♪

 

 

 

 

 

静かな空間で鳴り続けるギターは、緩やかで、しかしどこか寂しいようなそんなイメージが湧く音だった。

 

歌はないものの、ゆっくりと聞きいることができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやく終わったようだった。

 

「じゃぁ、入りますね」

 

そう言って何故か静かに喋り、静かに入ろうとする青葉だった。

 

ガチャ

 

「………ん、あれ、青葉ちゃん。…に滝本?」

 

何故?と言いたそうな羽海野に、

 

「八神さんにこの資料持って行ってほしいってお使い頼まれまして」

 

そう言って青葉は笑う。

 

「あぁ、それ大事なやつじゃん。ありがと。で、何故滝本まで?」

 

羽海野はまた何故?と聞いた。

 

「私は……青葉ちゃんの……道案内で……」

 

「あぁ。それもそうか。あ、そうだ丁度曲が出来上がったとこなんだ。ソフィアちゃんが死んじゃうところ」

 

その言葉に、青葉は少し悲しそうに、しかし何処か興味津々な目をしていた。

 

「ハハッ。聞きたそうだな。聞いてくか?」

 

なーんて軽く言う羽海野だったが、今作って保存したばかりのものをその場の機材だけで流そうと思うと大変な作業だった。

 

「いいんですか!?」

 

「いいよ、でもそこだけな。他は完成後のお楽しみ〜」

 

と、楽しそうに言う羽海野だった。

 

そして羽海野はスイッチを入れた。

 

 

 

 

〜♪

 

 

 

 

 

 

 

「まだ音の調整はしてないから雑音とか入るけど」

 

羽海野はそう言いながら特別に作られたソフィアちゃんの死んでしまうPV映像を流し、音を当てはめた。

 

何がどこにあるのか分からないほどの機械を弄って雑音を消す作業も同時に行っていた。

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