ちょっと変わってる人はひふみんに好意を寄せていた。   作:カントーさん

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羽海野がだんだん変態化してきてしまいます。
キャラ崩壊も当たり前状態です。
見る際はお気をつけください。


本音と嘘

 

「じゃ、戻るか」

 

羽海野は曲を流し終わると席を立ち、扉へ向かった。

 

「あれ、羽海野さんもういいんですか?」

 

「ん、あぁ。俺も本業溜まりに溜まってるし」

 

羽海野は青葉へそう答えると扉を開け、電気を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーーン

 

スタジオからの帰り道、静寂な時間が続いた。

その時、最初に口を開いたのは羽海野だった。

 

 

「なぁ滝本」

 

会社へ戻る道中で、羽海野はひふみと駄弁っていた。(一方的に)

 

「な…なに……?」

 

ひふみは急に喋りかけられたからなのか、ぶっきらぼうに答えた。

 

「会社戻んの面倒くさいな」

 

羽海野はただの世間話がしたかっただけだったらしい。

 

「…そう…かな……」

 

ひふみは、まさかこんな雑談が飛んでくるとは思っておらず、ぎこちない返しになってしまった。

 

「そう言えばさ、俺ら一応同期なのにあんま話さないよな」

 

羽海野は面倒くさそうに後頭部に両手を置きひふみの方を見た。

 

「…そう……だね…」

 

「(ひふみ先輩と羽海野さん…同期だったんだ……)」

 

ひふみと羽海野の後ろを歩く青葉はその事実に驚いていた。

 

「(どうしよう……喋り…づらい……)」

 

ひふみは羽海野の雑談に返す言葉を探していた。

 

シーーン

 

また静寂の時間が続いてしまった。

 

しかし、その気まずい雰囲気を壊してくれたのは…

 

「あ!そう言えば羽海野さんの下の名前って何て言うんですか?」

 

青葉だった。

 

「あー…逆に何と思う?ヒントは猫」

 

羽海野は質問を質問で返した。

 

「ん〜…【もずく】とか…なんちゃって!そんな訳無いですよね!」

 

青葉はヒントから、葉月の猫のもずくを思い出した。

 

「そう言えば青葉ちゃんにとって滝本はどんな先輩?」

 

羽海野は何か不味い物を食べたかのような冷や汗を流していた。

 

「(スルー!?)ひふみ先輩ですか?」

 

そうですね〜と考える青葉。

 

「……………」

 

ひふみは少しドキドキワクワクしたような表情で青葉を見る。

 

「何でも優しく教えてくれる可愛い所もあって頼れる先輩…ですかね」

 

そう言ってニコッと笑う青葉にひふみと羽海野は心を打たれた。

 

「(青葉ちゃん…可愛い……)」

 

(マジ照れするひふみ)

 

「(青葉ちゃん…ええ子や……)」

 

(汚れた心を浄化された羽海野)

 

「それじゃぁ、羽海野さんから見たひふみ先輩はどう言う人なんですか?」

 

青葉は質問返しをする。

 

「同期として?うーん…………………………」

 

 

 

 

 

 

 

相当考えて出した羽海野の答えは…

 

「見てるとイジメたくなる同期…かな」

 

そう言って悪い笑みを浮かべる羽海野は、全く浄化されていなかった。

 

「こ、怖い……(社内イジメ……)」

 

ひふみは羽海野の隣から数歩後ろへ下がった。

 

「アハハ……」

 

青葉は言葉にならない苦笑いをした。

 

「嘘だよ。オドオドしててほっとけない…って言うのが本音かな」

 

「本音と嘘逆でしょ」

 

突然目の前に現れてそう言い放ったのは…

 

「八神さん!?」

 

青葉が驚いたように叫んだ。

 

「何でこんなとこに?」

 

羽海野はコウに尋ねた。

 

「それはこっちのセリフ。もうすぐ戻るって言うからりんと羽海野に渡す報告書まとめてたのに。遅すぎでしょ」

 

「り、りんさんご立腹?」

 

羽海野は恐る恐る尋ねた。

 

「ま、それは帰ってからのお楽しみ〜」

 

コウは愉快そうに言った。

 

「全然楽しみじゃない。俺もうお家帰る」

 

「帰すわけないじゃん」

 

コウは即答だった。

 

「俺りんさんへの第一印象怖い人なんだぞ」

 

「へ〜、アタシは?」

 

コウはほんの興味本位で聞いたが……

 

「パンツ」

 

「最低」

 

コウはドン引きした表情で羽海野を見た。

 

「青葉ちゃんなんて俺誰かの連れ子かと思った」

 

「よ、よく言われます……」

 

青葉は落ち込んだように羽海野を見た。

 

「じゃぁひふみんは?」

 

またもや回ってきたひふみへの印象。

 

「そりゃぁ…胸がデk「最低」」

 

本日2度目のコウの"最低"に胸を痛めた羽海野だった。




男として最低だな羽海野。

ただの変態と化しているだと!?
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