俺のエクスカリバーが普通じゃない   作:nyasu

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ゼロの使い魔
秋葉原だと、予想外すぎ


場所が分かった日

 

ソロモンよ、私は帰って来た!

 

「キャー、エクスカリバーちゃんってばスゴい」

 

明らかな変な生物なのにツッコミが入らない状況、メイドさんが普通に対応していてスゴいなプロって思う今日のこの頃である。

なんでか草薙に襲われた俺はエクスカリバーの空間切断でどっかに逃げた。

結果、どうやら別の世界だった。

 

少し前の事だ。

当初、駅を見つけて俺は秋葉原だと特定した。

それで取り敢えず漫画喫茶に避難して、あの襲撃がどういうことか携帯で万里谷ちゃんとかに電話した。

そこで、別の人間に繋がり疑問を抱く。

これは完全に俺を追い込みに来ているのか、指名手配なども考えられたのでネット検索。

しかし、隠蔽されたか事件については何も分からなかった。

 

そこで数日は引きこもっていたのだが、俺は漫画喫茶である漫画を見つけてしまった。

 

「カンピオーネ……だと……!?」

 

それは、草薙の姿が描かれた漫画である。

あまりのことにネット検索でテロ扱いになった事件などまつろわぬ神の痕跡を調べたが何も見つからなかった。

あの世界では台風とかハリケーンの被害、テロの被害、そんな風に隠蔽されたのにだ。

そこで、俺はここが別世界だと認識した。

 

「ヴァカめ!今更気付いたのか、これが分からぬか」

「ソウルイーターもあんのかよ!アニメまで!」

 

早く言えよと思う日だった。

 

 

 

日本円は別世界でも使えた日

 

次の日から俺はこの世界について調べ始めた。

まず、秋葉原を題材にした世界は多すぎるからだ。

ナチュラルに異世界移動したエクスカリバーにはびっくりだけどね。

 

「漫画やラノベからこの世界じゃないってのは特定出来るんだけどな」

 

無い物がまだ発売されてないからか存在していないからか、それが分からなかった。

ドラゴンボールはドラゴンボールなことから、ハイスクールD×Dではないだろうし、魔力を探ってみたが反応しなかったので魔法のある世界でもない。

ただ、カンピオーネの特性は残ってるので、最悪暴れて特定とか考えなくもない。

 

「銀座で事件もないし、タイムマシンは落ちてない。リリカルな地名もFATEな地名もない。何の世界なの、秋葉原が舞台じゃなかったら判明できないのだが……」

「ふむ、では近場の世界に行ってみるか?」

「えっ!?」

 

早くエクスカリバーに聞けば良かったよ。

 

 

 

異世界移動二回目日

 

大きな荷物を背負って、異世界に行くことにした。

キャンプセットに、なんなの世界でも旅するのと言わんばかりに使えそうな物を買い集めた。

金はどうしたかって?クレジットカード使えたんだよ、たぶん別の誰かの口座と繋がってる。

アレだパラレルワールドで同じ物が存在するとかそんなんだ。

まぁ、コンビニしか使えなかったけど暗証番号の都合で……

 

「これで晴れて無一文だ。暗示の魔法かなんか覚えれば良かった」

「ふむ、では魔力の高い場所へ行くとしよう」

 

シュタっとクルクル回りながら剣形態になったエクスカリバーを振るう。

すると、黒い切れ込みが出来上がった。

 

「目を縦にしたみたいに見えるな」

「では行くぞ」

 

ニュッと入っていくエクスカリバーの後を追って中に入ると、そこは草原だった。

 

「観光地?道も舗装されてない……」

「同じ世界で違う世界だ。二つの世界が壁を一枚挟み1つの世界になっておるのだ」

「へー」

 

エクスカリバーは何でも知ってるな、ヴァカめって言われるから言わないけど。

草原を突き進んでいくと町に到達した。

おぉ、中世の町である。言語は、何か違うが言語の学習能力は高いカンピオーネなら大丈夫なはず。

取りあえず店に入って食事をする。食事は、何というか薄味だったよ。

お代?ねぇーよ、だから皿洗いだよ。

 

 

 

ここがどこか特定した日

 

ボディランゲージで仕事させて貰うことで食事代をなかったことにした。

皿洗いから、清掃まで何でもござれだ。

えっ、エクスカリバ―?何もしてないよ、うざがられてるだけだよ。

ヨルムンガンドでこういうときはノリで頼んで金がなかったら皿洗いって方法を実践したが案外どうにかなるものだ。

取りあえず、海賊みたいに食い逃げはしない。本当、エースとか食い逃げするなよと思う。

 

「お客、注文、やってみる?」

「私、注文、やるよ」

 

言語学習能力が本当に高くて一ヶ月ほどでだいぶ覚えた。

食い逃げの代金は今月で完遂、初給料から天引きしてくれたようだった。

衛兵に突き出さないでくれて本当にありがたい、良い店主である。

ちょっと、ドリフターズみたいに言語が分かる札とかないかなと思うこの頃。

翻訳こんにゃくって偉大だわ。

 

さて、この一ヶ月で俺はこの世界と前の世界が何の世界か分かった。

客層の中にはキレイな服を着たローブと杖を持った人がいる。

でもってハルケギニア、トリステイン、ブリミル、そんな単語を聞いたら分かった。

ここ、ゼロの使い魔の世界だ。

思えば、秋葉原からスタートしていたと思う。

本当に、偶然とは言え秋葉原という要素はこの世界に関係するヒントだったようだ。

 

「あるじゃん、言語が分かる奴」

 

ゼロの使い魔を思い出して、気づいた。

そういえばルイズの魔法でサイトがしゃべられるようになったな。

ちょうど一ヶ月だし、もう出て行ってもいいし学院でも行ってみるか。

 

 

 

主人公を乗っ取った日

 

学院に忍び込んで数日、物陰から色々見ていた。

なんか普通に門前払いされたから作戦変更である。

季節はそろそろ春、確か春に使い魔召喚していたのを思い出したのだ。

サイトらしき人物は確認出来ず、ギーシュらしい奴を発見してまだ原作が始まってないと気づいた。

本当、バラを加えて胸がヒラヒラのシャツを着てる金髪のイケメンで分かりやすかったよ。

 

そして、数週間毎日俺は通ってついにその日がやってきた。

そう、使い魔召喚の日である。

召喚の日、桃色の女の子が後ろに並ばされていた。

彼女失敗して、先に他の子やりましょうみたいに後ろに並ばされたのだ。

いよいよ、と彼女の番が来ても爆発するだけで召喚されない。

というか、召喚されても爆心地みたいになってるんですけど。

 

「エクスカリバ―、オナシャス」

「ふむ、見よこの美しいフォルム、そして切れ味!」

「ウザいから関係ない話するなよ。というか会話を成立させてくれよ」

 

最近慣れてきたけど、ウザいと思ったりする。

これ、レプリカだから本物よりウザくないらしいぜ、マジかよ。

取りあえず、エクスカリバ―を抜いて突撃することにした。

えっ、荷物?キャンプグッズ以外は食料だから、店主に売ったよ。

 

「宇宙のどこかにいる、我が僕よ!私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさいっ!」

 

さっきから何度も言ってる台詞、確かラスト一回で引き当てるんでまだ余裕。

サイトが来る前に、俺は突撃をかます。

爆煙で何も見えないうちにスタンバイして、待機する。

剣を突き立て、垂直立ちで晴れるのを待つ。

 

「おいおい、またかよ」

「えっ、アレを見て!」

「へ、平民だ!ゼロのルイズが平民を召喚したぞ」

 

そんなことを言われたけど無視である。

 

「アンタ誰?」

「問おう、貴方が私のマスターか!」

 

やった、言ってやったぞ。いえーい、言いたい台詞を言ってやったぜ。

 

「そ、そうよ!そういうアンタは、もしかして私の使い魔?えっ、嘘でしょ」

「ふむ、サーヴァントセイバー召喚に応じ参上した。これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある。指示をマスター」

「こ、コルベール先生!やり直しを、やり直しを要求します!」

 

しかし、無慈悲にも却下された。残念、ルイズちゃんの使い魔は変えられない。

さて、アーサー王ロールプレイを続けよう。

 

「くっ、分かったわよ。アンタ平民の癖に、貴族にこんなことさせるんだからありがたく思ってよね」

「待て、私はこれでもブリテンを預かる身。平民扱いはよして貰おうか」

「えっ、平民じゃないの!?」

「見窄らしい姿は仮の姿、ブリテンの赤き竜、アーサー王とは私のことだ」

「・・・・・・頭がおかしいのね。ちょっと、しゃがんで」

「あ、はい」

 

しゃがんだら、キスされた。

しまったカンピオーネは呪力無効というか魔法が効かないはず。

と思ったけどキスでの魔法は効くらしく、腕が痛くなった。

ルーン文字、間違いない契約できたようだ。

 

 

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