今日からマのつくSAO   作:MYA

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2話

先にSAOにダイブした凜 有利 健ははじまりの街から少し離れた草原にいた。

 

「ユウ兄 ケン兄も名前変えなかったんだね」

 

「まぁな これと言った名前がなかったからな」

 

「そうだね」

 

「さっそくやろっか」

 

「そうだな」

 

丁度モンスターが三人の前に現れた。

 

「やっぱりユウ兄は片手剣だね」

 

「しっくりくるからなぁ」

 

「ケン兄は曲刀だね」

 

「何となくだね リンは?」

 

「刀か細剣で悩んだんだ 細剣にしたよ」

 

「そうなんだ」

 

「うん じゃあ見ててね」

 

一匹のモンスターに狙いを定めては小石を投げるとモンスターに当たりモンスターはリンに突進しようとしたがリンはヒラリと避けて細剣を使いモンスターを倒しモンスターはポリゴンになった。

 

「こんな感じかな ユウ兄は向こうの時と同じようにやればいいよ ケン兄は見た感じでやってみて」

 

「あぁ」

 

「わかった」

 

「じゃあさっそくやってみよう!」

 

小石を取ればモンスターに向けて投げると当たりモンスターは有利と健に突進しようとしたが見よう見まねにすればモンスターを倒した。

 

「さすがっ ユウ兄とケン兄 これでレベルを上げてソードスキルを増やせばいいよ」

 

「ありがとな リン」

 

「ううん ユウ兄とケン兄のためだもん この後どうする?まだモンスター倒す?僕ははじまりの街に戻るけど」

 

「俺も戻るよ はじまりの街散策したいし」

 

「僕もユウリについて行くよ」

 

「じゃあ戻ろう」

 

リン ユウリ ケンははじまりの街に戻った。

 

「じゃあユウ兄 ケン兄また後でね」

 

「あぁ 気をつけろよ」

 

「うん」

 

リンはユウリとケンと別れては赤司たちを捜していた。

 

「どこかなぁ」

 

「あっ…いたいた リンくーん!!」

 

「ん?サツキ姉?」

 

「そうだよ〜 みんないるから行こっか」

 

「うんっ 久しぶりにみんなに会えるから楽しみ」

 

「そうだねっ」

 

大きな広場の一角に10人くらい集まっていた。

 

「お待たせ〜」

 

「やぁ リン 久しぶりだね」

 

「久しぶりっ セイ兄 あっ…セイ兄でいいの?」

 

「いいよ そのままだからね みんなも」

 

「そっか 此処じゃ出来ないから草原まで行こ?」

 

「そうだね 行こうか」

 

「久しぶり〜 リンちん」

 

「久しぶり アツシ兄 武器は何したの?」

 

「両手斧だよ〜」

 

「アツシ兄にぴったりだね」

 

「でしょ〜?」

 

「うん ダイ兄は片手棍 リョウ兄は曲刀 シン兄は刀 テツ兄は短剣 セイ兄は片手剣 サツキ姉は槍かな?当たってる?」

 

「よくわかりましたね リンくん」

 

「ダイ兄はすぐにわかったよ それしか浮かばなかったもん」

 

「さすがですね」

 

「テツ兄には及ばないよ テツ兄のを真似ただけだから テツ兄の隣にいる人がタイガさん?」

 

「そうですよ リン 僕の相棒のタイガくんです」

 

「タイガだ よろしくなっ」

 

火神は自己紹介をしニカッと微笑んだ。

 

「よろしくねっ タイガ兄」

 

「おうっ」

 

「タイガ兄はバスケ好き?」

 

「もちろんだっ」

 

「じゃあこれが終わったら1on1しよ?」

 

「いいぜっ」

 

「そう言えばリンくん 志望校は決まりましたか?」

 

「まだ決まってないよ?」

 

「誠凛に来いよ 一緒にやろうぜ」

 

火神がそう言うと他のメンバーにも聞こえたのかキセキらが凜のところにきた。

 

「タイガっち 抜け駆けは禁止っスよ リンっち 海常に来てくださいっス 先輩は卒業していないっスけど」

 

「一言余計だっ この駄犬がっ」

 

笠松は黄瀬に蹴りを入れた。

 

「痛いっス〜」

 

凜はそれを見て笠松を尊敬した。

 

「貴方がユキオ先輩ですね! 月バスで知ってます! 主将として尊敬します! 後涼兄のことよろしくお願いします」

 

「あぁ よろしくな リン」

 

笠松は無意識に凜の頭を撫でると凜も嬉しいのかニコッと微笑んだ。

 

「リンくーん ちょっと来て〜」

 

「なぁに?サツキ姉?」

 

凜は桃井に呼ばれ駆け寄った。

 

「この人がショウイチさん 私とダイちゃんの主将さんだよ〜」

 

「知ってるよ?サツキ姉?」

 

「わいのこと知ってるん?」

 

「はい! 真兄に教えてもらいました!」

 

それを聞くと周りの空気が一瞬変わった。

 

「リンくん 真って霧崎第一の花宮真のことですか?」

 

「そうだよ テツ兄 2ヶ月前に全中の予選の時に会ったんだ 霧崎第一に来ないかってラフプレーのこと知ってたからラフプレーしないなら考えてもいいよって言ってらいいぜって そこからかな 仲良くなったのは 本の話とか勉強を教えてもらったりしててその時にショウイチ先輩のこと教えてもらったよ 苦手な先輩がいるって絶対会うな妖怪サトリをって言ってたよ」

 

「そんなこと言ってたんや」

 

「はい でも僕はショウイチ先輩は優しいと思いますよ?」

 

「それは嬉しいわ ありがとなぁ」

 

今吉は凜の頭を軽く撫でた。

 

「リン こっちに来るのだよ」

 

「なに?シン兄?」

 

「こいつはカズナリだ」

 

「シンちゃん なにその自己紹介っ 俺はカズナリっていうんだ 好きなものはバスケ よろしくなっ!」

 

「ホークアイのカズナリさんですよね? テツ兄から聞いてます テツ兄とは毎日っていっていいほどLINEしてますから」

 

「よろしく〜 さんはいいよっ 敬語もな 堅っ苦しいしな〜」

 

「じゃあカズ兄でいいかな?」

 

「おうっ!」

 

高尾も凜の頭を軽く撫でた。

 

「リンちん おいで〜」

 

「なぁに?アツシ兄?」

 

「リンちん タツちんだよ〜」

 

「もしかしてタツ兄?」

 

「久しぶりだね リン」

 

「あれ〜?リンちん知り合い?」

 

「うん 小6の時にアメリカに短期留学した時にお世話になったんだ」

 

「そうなんだ〜」

 

「アツシが話していた子ってリンだったんだね」

 

「そうだよ〜」

 

「リン おいで」

 

「なに?セイ兄?」

 

「紹介するよ レオだ」

 

「よろしくね リンちゃん」

 

「よろしくお願いしますっ レオ姉」

 

「可愛い〜」

 

話しながら草原に向かい着けば2人の陰があった。

 

凜は1人の陰に見たことがあり少しして思い出した。

 

「ん?あっ……キリト〜!!」

 

「久しぶり!リン! ベータテスター以来だな!」

 

「そうだね! 今レベルは?」

 

「4だな リンは?」

 

「さっき始めたばかりだからまだ2だよ もう少しで3かな キリトなら先に行ってると思ってたけど?」

 

「あぁ ちょっと教えてほしいって言われてレクチャーしてるんだ」

 

「そうなんだ レクチャーするのって後ろの人?」

 

「あぁ」

 

1人の男がキリトのところにやってきた。

 

「おーい キリト〜 誰だ?」

 

「僕はリンだよ」

 

「俺はクラインってんだ よろしくな!」

 

「よろしくね クライン」

 

「ちょうど良かった リン 今からソードスキルをクラインに教えるんだけど一緒にどうだ?」

 

「いいよ 僕もソードスキル教えないといけない人たちがいるからキリトがいたからちょうど良かった 1人じゃ教えきれないから手分けしてしようよ」

 

「いいぜ リン」

 

「ありがとー キリト ちょっと待ってて」

 

凜は赤司たちのところに戻り二言話せば赤司たちと一緒にキリトのところに行った。

 

「すごい数だな リン」

 

「まぁね 僕の部活の先輩と相棒の人たちだよ キリトはクラインと相棒の人をお願いね 僕は先輩を教えるから」

 

「わかった あれはやるのか?」

 

「まだしないよ 細剣を使いたいし」

 

「久しぶりに見たかったなぁ」

 

「どうせボスの時に使うし近々見れるよ」

 

「そうだよな 楽しみにしてる」

 

「うん じゃあさっそくやろ」

 

「あぁ!」

 

二手に分かれてはレクチャーがはじまった。

 

「この草原はイノシシのモンスターが良く出る場所で初心者には練習にもってこいの場所なんだ ほらいた 今からソードスキルをやるから見てて セイ兄たち」

 

「わかった 見ておくよ」

 

凜は一体だけのところを見つけては走り出しモンスターも凜に気づいたのか凜に突進しようとしたが軽々と避けては細剣を使い基本のソードスキルリニアーをしモンスターを倒した。

 

「これが細剣のソードスキル リニアーだよ これは基本技だけどね レベルを上げていけばソードスキルの他にもテツ兄のミスディレクションみたいな感じのスキル隠蔽とか暗視 疾走など色々取れるよ」

 

「へぇ……色々あるんだな」

 

「うん じゃあ1人ずつやる?それとも全員一緒にやる?セイ兄?」

 

「1人ずつでいいだろう 先に誰がやる?」

 

「俺がやる」

 

1番目は青峰だった。

 

「じゃあやるよ〜」

 

小石を持てば一匹のイノシシのモンスターに当てるとイノシシのモンスターは凜に向かってきたが避けると青峰に突進しようとしたが棍のソードスキルを使いモンスターを倒した。

 

「さすがダイ兄 一発でソードスキルが出たね」

 

「これがソードスキルか」

 

「うん もう少しレベルを上げれば体術スキルが習えるから行こうよ 結構役に立つよ?」

 

「いいな それ 今度行こうぜ」

 

「うん」

 

時間は過ぎていき赤司たちや火神たちはソードスキルを熟知したためキリトのところに集合した。

 

「ありがと キリト」

 

「気にしなくていい」

 

「お礼はクエストでいい?」

 

「あぁ!」

 

「時間は……もう18時だ 夕飯の手伝いしないとっ セイ兄はどうする?」

 

「僕たちも一旦ログアウトするよ 夕飯を食べてないとね」

 

「俺も飯食いに一旦落ちるわ」

 

「俺も落ちるよ リン フレンド登録しようぜ」

 

「いいよ クラインもね」

 

「おう!」

 

クラインはメニューを開いたがどこにもログアウトボタンがないことに気づいた。

 

「どうかした?クライン?」

 

「いや ログアウトボタンがないんだよ」

 

「えっ?メニューの下にない?」

 

「あぁ」

 

リンやキリト 黄瀬 火神 青峰以外の人たちはメニューを開いて確認した。

 

「ないね」

 

「俺も」

 

見たところ全員にログアウトボタンがなかった。

 

するとはじまりの街にある大きな鐘が鳴り響いた。

 

鳴り響くと周りに光が放ちリンたちは転移した。

 

転移した場所はさっきいた大きな広場にいた。

 

凜は周りを見ると近くにキリトやクライン 赤司たちがいて少し離れたところに有利と村田がいた。

 

少しホッとすると空にポツリと浮かぶ紅く塗られた≪WARNING≫の表示が見えた。

その表示が瞬く間に増殖し空一面を紅く覆い尽くした。 さらにそこから赤黒い液体が漏れ出し空中に留まって一点に集まるとその形を別のものへと変化させていく。

 

「……なんだろうあれ」

 

趣味の悪い演出を経てそこに現れたのは一体の巨大なアバターだった。

紅いローブを纏いフードを被っているがその中にあるはずの顔はない。

そいつは空中に漂いながら大広場の1万人近いプレイヤーたちを睥睨すると大仰な仕草で語りだした。

 

「プレイヤー諸君 私の世界へようこそ」

 

ざわざわとしていたプレイヤーたちは一瞬で静かになった。

 

「私の名前は茅場晶彦 現在この世界をコントロールできる唯一の人間だ プレイヤー諸君はすでにメニューウインドウからログアウトボタンが消えていることに気がついているだろう しかしそれは不具合ではない 繰り返す これは不具合ではなくソードアートオンライン本来の仕様である …諸君はこのゲームから自発的にログアウトする事は出来ない また外部からのナーヴギアの停止 または解除による強制ログアウトもありえないもしそれが試みられた場合ナーヴギアの信号素子が発する高出力マイクロウェーブが諸君らの脳を破壊し生命活動を停止させる」

 

リンはそれを聞いては固まってしまった。

 

「しかし残念ながら警告を無視してナーヴギアの解除を試みた例が少なからず存在し既に213名のプレイヤーがこのソードアートオンラインの世界からそして現実世界からも永久退場している 様々なメディアが繰り返しこの事実を報道したことを鑑みこれ以上ナーヴギアの強制解除による被害者が出る可能性は低くなった 諸君らは安心してゲーム攻略に専念してほしい この世界から解放される方法はただ1つ この始まりの街の存在するアインクラッド第一層から第百層までの迷宮を踏破しその頂点に存在するボスを撃破してこのゲームをクリアすることだけだ」

 

聞いたプレイヤーたちはざわざわとし始めた。

 

1人のプレイヤーが騒いだ。

 

「百層だと!?ふざけるな!!ベータテストのときもろくに上がれなかったんだろ!!無理に決まってんだろ!!」

 

プレイヤーたちはそうだそうだと騒ぎ始めるが茅場は淡々と告げた。

 

「しかし十分に留意して頂きたい 以後君たちのアバターはどんな蘇生手段をもってしても二度と蘇ることはない そしてHPが無くなるのと同時にナーヴギアの出す高出力マイクロウェーブが諸君らの脳を焼き付くし脳を破壊する」

 

凜はそれを聞いては怖くなってきた。

 

「それでは最後に私から諸君へのささやかなプレゼントを用意した 各自アイテムストレージを確認してもらいたい」

 

凜を含めプレイヤーたちはさっそくアイテムストレージを確認した。

 

そこには手鏡というものがあり手鏡を出しては顔を覗かせると光に包み込まれた。

 

光が無くなるともう一度手鏡を見ると本来の姿になっていた。

 

「諸君らは今何故と思っているだろう 何故茅場晶彦はこのようなことをするのかと その疑問の答えは単純だ 既に私に目的は存在しない 私が焦がれていたのはこの状況この世界この瞬間を作り上げること たった今私の目的は達成せしめられた……

それでは長くなったが……これでソードアートオンライン正式サービスのチュートリアルを終了とする プレイヤー諸君健闘を祈る」

 

そう言うと茅場晶彦のアバターは崩れていき10秒も経たない間に《warning》の文字と共に完全に消え去った。

 

消えると広場は大混乱になった。

 

「ユウ兄とケン兄どこにいるんだろ」

 

凜はこの場所を離れようと有利と村田をキョロキョロと探し始めた。

 

「「リン!!」」

 

「ユウ兄!ケン兄!」

 

「良かった 無事で」

 

「うん」

 

凜は辺りを見渡してはキリトを見つけそこには赤司たちもいたため有利と村田を連れてそこに行った。

 

「キリト!!」

 

「リン!」

 

「キリト クラインは?」

 

「友達がいるから別れた フレンド登録はしたけど」

 

「それなら良かった ここから出るでしょ?他のβテスターたちは動き出したみたいだし……」

 

「もちろんだ 久しぶりにパーティー組まないか?」

 

「いいよ?こんな事早く終わらせたいし」

 

リンとキリトが話していると赤司たちは有利と村田を見て驚いた。

 

「お久しぶりです ユーリ先輩 ケン先輩」

 

「久しぶり セイジュウロウ」

 

「久しぶりだね セイジュウロウ」

 

「ユウちんだ〜 久しぶり〜」

 

「久しぶりだな アツシ また背伸びた?」

 

「2cm伸びたよ〜」

 

「いいよなぁ まだ伸びないんだよなぁ」

 

「ユウちんも伸びるよ〜」

 

「だよなっ」

 

火神たちに気づいては自己紹介をした。

 

「リン どうするんだ?」

 

「セイ兄 これからキリトと一緒に次の村まで行こうと思うんだけどセイ兄たちはどうする?」

 

「ついて行くよ ここにいても意味がないからね」

 

「じゃあしゅっぱーつ!!」

 

リンとキリトを先頭にはじまりの街を出て村に向かった。

 

村に着けば夜になっていて近くの宿に泊まった。

 

その夜……。

 

リンとキリトは宿から少し離れた森にいた。

 

「キリト 初めてのプレイヤーもいるからある程度の攻略本を作った方がいいと思うんだけどどうかな?」

 

「俺もそう思うよ 後俺たちはβテスターの時の情報しか知らない 現行のは変わっているかもしれない」

 

「そうだね アルゴ いるんでしょ?」

 

「よくわかったナっ 久しぶリ キー坊 リーちゃん」

 

木の後ろに1人の女性があらわれた。

 

「久しぶり アルゴ」

 

「久しぶりだな アルゴ」

 

「攻略本はオイラに任せなヨ」

 

「いいの?」

 

「もちろんサ このままじゃ犠牲が増えるからナ」

 

「ありがと」

 

「いいヨ」

 

「あっ…そうだ 片手剣 槍 短剣 片手棍 細剣 刀 曲刀 両手斧のクエストってある?」

 

「もちろんあるヨ 三層まで大丈夫そうなやつガ」

 

「その情報ちょうだい お代は?」

 

「いらないヨ」

 

「ありがとー アルゴ」

 

「またナ キー坊 リーちゃん」

 

「うん」

 

アルゴは暗闇へと消えていった。

 

「じゃあ寝よっか 明日に備えて」

 

「そうだな でもこんな形でリンと会うとは思わなかったよ」

 

「僕もだよ」

 

リンはニコッと微笑むとキリトは少し頬を赤くしては軽くキスをした。

 

「キリトいきなりしないでよ」

 

「リンが可愛いのが悪い」

 

そうリンとキリトは付き合っている。東京と埼玉での中距離だが……。

付き合うきっかけとなったのはこのβテスターの時に出会い仲良くなっていきリアルで会うことになり休日になると2人は会い2人とも一目惚れで一週間後キリトから告白し付き合ったのだ。

 

部屋はキリトと一緒なため部屋に戻るとベッドに寝転び眠り始めた。

 

こうしてSAOに囚われた初日が過ぎていった。

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