それから1ヶ月後が経ったある日……。
森の中にいてモンスターを倒していた凜たちがいた。
「これで最後っ」
モンスターはポリゴンになり消えた。
「キリト 今レベルは?」
「15だ リンは?」
「同じだよ もうすぐで16かな」
「そっか」
「うん」
青峰と火神の野生の勘が出てきてはリンとキリト 赤司も感じていた。
「リン 誰かいるぞ」
「あぁ」
「誰か?……あぁ アルゴだね」
「アルゴ?」
「うん どうかした?アルゴ?」
草むらのところにアルゴが現れた。
「にゃははっ 久しぶりだネ リーちゃん キー坊」
「久しぶりって言っても1ヶ月だけどね で…どうかした?」
「一層のボスの部屋が見つかったヨ 今日の午後から迷宮区の手前の街トールバーナの広場でボス攻略会議があるヨ」
「ありがと アルゴ」
「お安い御用サ また何かあったら呼んでよナ」
「うん」
アルゴは森の中に消えていった。
「リン 誰なんだい? あの人は?」
「通称鼠のアルゴ ここでは1番の情報屋だよ βテスターからいるんだ 僕とキリトは情報得る時はアルゴに頼るんだ」
「へぇ……ってネズミってどう書くんだ?」
青峰が言った後に火神と黄瀬が頷いた。
高尾はそれを聞いて爆笑していた。
「ケン兄 セイ兄 テツ兄 鼠って本とか教科書 テストとかにも出ているよね?」
「あぁ 出ているよ」
「セイジュウロウくんの言う通りです」
「セイジュウロウの言う通りだよ」
「だよねっ」
「気にしなくていいよ バカとアホと駄犬だから」
「はーい セイ兄」
青峰 黄瀬 火神が反論しようとしたが赤司の睨みで黙った。 また高尾は爆笑していて何人かはため息をついてキリトは苦笑していた。
「じゃあ行こうか この森を抜けたらトールバーナだったよね?」
「うん そうだよ セイ兄」
凜たちは森を抜けてトールバーナに入った。
「少し時間があるみたいだからどうする?」
「腹減った リン レストランはねぇのか?」
「あるのはあるよ?ダイ兄?」
「そこに行こうぜ」
「いいよ キリトはどうする?」
「もう少しレベル上げに行ってくる」
「わかった 無理はダメだよ?」
「わかってる また後でな」
「うん」
凜たちはレストランへ キリトはレベル上げに行った。
「ここだよ〜 安くて美味しいんだよね」
レストランに入るとNPCの店員がやってきた。
「いらっしゃいませ 何名様ですか?」
「15人なんだけど空いてる?」
「空いてますよ こちらにどうぞ」
店員に案内され席に着いた。
凜の両隣は有利と黒子だ。
それぞれメニューを開き見るとオムライスやハンバーグなど色々ありそれぞれ決め店員を呼び頼んだ。
「そう言えば……みんなにはレクチャーしたけどスイッチのことは教えてなかった」
「スイッチって?」
「ボスとか強敵には役に立つやり方なんだ どうせボスの部屋に行くのは早くて3日後 遅くて1週間後だからその時に教えるよ」
「わかった」
頼んだものが来るとさっそく食べ始めた。
少しして食べ終わると広場に向かった。
「キリト! もう始まってる?」
「いや 今からだ たくさん集まってるな」
「そうみたいだね」
広場にはたくさんの人たちが集まっていた。
すると1人の男性がど真ん中にやってきた。
「今日は俺の呼びかけに応じてくれてありがとう! 知っている人もいると思うが自己紹介しとくな! 俺はディアベル 職業は気持ち的にナイトやってます!」
口笛や拍手をする人もいた。
「今日俺たちのパーティーがあの塔の最上階へ続く階段を発見した 明日遅くても明後日にはボス部屋に辿り着けるはずだ ここまで一か月もかかったけど....それでもオレたちは示さなきゃならない ボスを倒し第二層に到達してこのデスゲームそのものもいつかきっとクリア出来るんだって事をはじまりの街で待ってるみんなに伝えなきゃならない それが今この場所にいるオレたちトッププレイヤーの義務なんだ! そうだろ みんな!」
また口笛や拍手をする人たちがいた。
その時だ…1人の男性が立ち上がった。
「ちょお待ってんか ナイトはん」
「君は……」
「キバオウっていうもんや」
「キバオウさん どうかしたかな?」
「β上がりどもはこんクソゲームが始まったその日に はじまりの街 から消えよった 右も左も判らんビギナー見捨ててウマい狩場やらボロいクエストを独り占めして自分らだけバンバン強うなってその後もずーっと知らんぷりや ....こん中にもちょっとはおるはずやで β上がりっちゅう事を隠してボス攻略の仲間に入れて貰お考えている小狡い奴らが そいつらに土下座さして貯め込んだ金やアイテムをこん作戦のために軒並み吐き出して貰わなパーティーメンバーとして命は預けられんし預かれんとわいはそう言うとるんや!」
それを聞いた凜たちはというと……。
「……何こいつ」
「落ち着いて アツシ兄」
キセキの世代は怒りが出てきた。
「セイ兄たちも落ち着いて?発言いいかな?」
凜はキセキの世代を落ち着かせると手を上げて立ち上がりキバオウのところに行った。
「僕はリン よろしくね キバオウさん キバオウさんはそんなに死を急がせたいの?」
「どういうことや?」
「仮にビギナーたちがボスに挑むとする 100% 死ぬ人が出るよ? ねっ セイ兄」
「あぁ 今βテスターは貴重な戦力だ」
赤司が立ち上がりリンのところに行った。
赤司を間の渡りした人たちの中に月バスのことを知っている人がちらほらいてキセキの世代だとか言っていた。
「貴重な戦力の装備品やアイテムを奪う? キバオウさん 大人なのにもう少し考えてものを言ったら? βテスターはいるよ?でもビギナーと同じように2000人の中にいて死んでいるんだ それに狩場やクエストがβテスターが独り占めしてるって? ビギナーでもやっている人もいるんでしょ?ねっ サツキ姉 ケン兄」
「いるよ〜 名前呼んでもいいの?」
「いいと思うよ サツキ」
「わかりました ケンさん 上から3段目左から4番目の人 下から2段目右から2番目の人 上から4段目右から1番目の人……」
桃井は次々とビギナーの人たちを言った。
「……最後にキバオウさんとそのメンバー」
「ありがとー サツキ姉 あれ〜?キバオウさん さっきの言葉なんだっけ?ユウ兄わかる?」
「βテスターの人たちは狩場やクエストを独り占めしているだろ?」
「正解 ユウ兄 キバオウさん ゲームを嘗めないで欲しいな? βテスターのみんなはこのゲームを早くクリアしたいから ビギナーに安心してゲームを挑める様にβテスターのみんなが先頭で攻略を進めているんだ それも知らないでβテスターのみんなを悪く言うのはやめてくれる?それにビギナーのために作った攻略本はβテスターで情報屋のアルゴがβテスターのみんなの情報を集めて作った攻略本だよ わかった?」
「……わかったわ」
渋々だがキバオウは座り凜たちも座れば会議が再開した。
「じゃあパーティーを作ってくれ!」
それぞれパーティーを組み始めた。
「キリト どうする?」
「俺と組まないか?」
キセキの世代は相棒組と有利と健は2人で組んだ。
「いいよ〜 2人となると1人足りないね」
「そうだな……あの子は?」
1人で来たのだろうかフードを被った子がいた。
「いいと思うよ? 」
凜はその子に近づいては肩をたたいた。
「ねぇ……一緒に組まないかな?」
「えぇ もちろんよ」
フードを被った子はうなずいて立ち上がった。
「サツキ姉〜」
「リンくん 見つかったの?」
「うん この子だよ! えっと……名前は」
「アスナよ よろしくね」
「よろしくね アスナちゃん! 私はサツキだよ 私と組んでくれないかな?」
「えぇ もちろん」
桃井とアスナはすぐに打ち解け仲良くなった。
それからというとリンとキリトはレベルを上げたり赤司たちにスイッチを教えたりしていた。
そして3日後……。
ディアベルの先頭でボスの部屋の前に来ていた。
「ようやくだね キリト」
「そうだな リン」
「みんな 準備はいい?」
「「「「「もちろん!!」」」」
キリトとリンはひそひそと話した。
「リン あれは?」
「アレ?……うん いるよ 久しぶりにやるから拗ねてなければいいけど」
ディアベルが扉を開ける前にこう言った。
「じゃあおれが言うのはただ一つ 勝とうぜ!」
ボスの部屋に入るとコボルドの王――第1層ボス イルファング・ザ・コボルドロード と取り巻きの ルイン・コボルド・センチネル 三匹が待ち構えていた。
「俺に続けー!」
ディアベルの先頭に攻撃が始まった。
リンたちは取り巻きの方の担当なため取り巻きらを倒しに行った。
「キリト スイッチ!」
「おうっ!」
凜とキリトの連続攻撃で一匹倒した。
「みんなは……倒せたみたいだね」
三匹を倒し終わるとディアベルの率いるところが多いためHPのバーが4本あったのが1本になっていた。
「βテストではタルワールだったよね?」
「あぁ」
「なんか嫌な感じがしね?」
「俺も嫌な感じがする」
「大輝の野生の勘は当たるからね」
「火神くんもです」
凜たちが話していると……。
「みんな 下がれ!あとは俺が行く!」
ディアベルが1人で突っ込んで行った。
「キリト あの人LAB取りに行くつもりだよ」
「なっ!?」
ボスが持っている武器を捨てては背負っている武器を出した。
「キリト!!」
「あぁ!!ディアベル 下がれ!! タルワールじゃない!! 野太刀だ!!」
キリトの言葉を聞く耳を持たずディアベルはソードスキルを発動しようとしたがボスもソードスキルの体勢に入りソードスキルを発動する。
「リン!!」
「わかってるよ!! 来て! ヴェルディア!!」
名前を言うと召喚陣が出てはドラゴンが出てきた。
キリト以外の全員はドラゴンがでてきて驚いていた。
「ヴェルディア あの人をボスから離れさせて」
「グルルルっ」
ドラゴンは飛び立ちディアベルを掴み仲間のところに放り投げドラゴンは凜の隣に行った。
「ありがと ヴェルディア 戻っていいよ」
凜はドラゴンの頭を撫でるとドラゴンは消えた。
「キリト 行くよ セイ兄たちも行くでしょ?」
「あぁ」
「もちろんだよ いいね?みんな?」
「「「「おうっ!(はい!)」」」」
呆然と立っている人たちやディアベルみたいに腰を抜かして座っている人たちもいた。
凜たちはボスに向かい闘い始めた。
「キリト スイッチ!」
「あぁ!」
凜とキリトの連続攻撃やキセキの世代と相棒組の攻撃 有利と健の攻撃によりHPのバーが減っていく。
「攻撃来るよ! かわして!」
ボスの攻撃を交わそうとすると黒子がかわすのが遅れてしまい当たりそうになるが……。
「テツ兄!!」
凜が黒子を助け自分に当たり飛んでしまった。
「リン!!」
「っ……大丈夫だよ キリト」
立ち上がると自分のHPのバーは黄色になっていた。
「この一撃で黄色って……デスゲームらしいね よくやるよ 茅場晶彦」
ボスも攻撃されHPのバーは赤に近い黄色まで来ていた。
「最後の攻撃行くよ キリト!」
「あぁ!」
凜とキリトが攻撃しようとするがボスも攻撃しようとしていたため避けては凜とキリトはソードスキルを使いボスはポリゴンとなり消えた。
Congratulations と文字が現れ全員が喜びあった。
「お疲れ様! キリト!」
「リンもお疲れ様」
凜とキリトはハイタッチをしたが凜とキリトの所に1人の男性がやってきた。
「Congratulations 見事な闘いだった」
「ありがとう えっと……」
「俺はエギルだ よろしくな」
「エギルだね 僕はリン こっちがキリト よろしく」
「よろしく!エギル」
キリトとエギルは握手をしたがまた男性の声がした。
そう……キバオウだ。
「なんでディアベルはんを見殺しされそうになったんや!」
「……またあいつか」
青峰 火神が顔を顰めた後人を殺しそうな凶悪な顔をした。
黄瀬は今でも嚙みつきそうに狂犬のような顔をしていた。
「せやろが!お前さんボスの使う技知っとったやないか!それをディアベルはんに伝えていれば死にそうにはならなかったやないか!」
それを便乗してキバオウの仲間も。
「そうか!あいつβテスターだ!だからボスの使う技知ってたんだ!」
そう言うとキバオウと仲間を含め周りの人たちはβテスターを非難し始めた。
「確かに僕とキリトはβテスターだよ?でも……何でディアベルさんは1人でボスに向かったんだろうね? さて問題だよ! 何でディアベルさんはボスに向かったのでしょうか?30秒で答えてね?」
「はい!」
「リョウ兄!」
「目立ちたいからっす!」
「それもあるけど少し違うかな リョウ兄 ヒントはね〜 ボスを倒すとどうなるかな?RPGのゲームなら良くあることだよ」
「LABだね」
「当たり! ケン兄!」
「LABってなんだ?」
「LAB ラストアタックボーナスだよ ダイ兄 ボスを倒すとレアアイテムが貰えるんだ 武器や防具などね それを狙ってたんでしょ? 元βテスターのディアベルさん?」
「あぁ 助けてくれてありがとう」
「別にいいよ そういう事だからわかったよね?キバオウさん?」
キバオウは何も言わず押し黙った。
1人の男性が声を出した。
「思い出した! ビーストテイマーのリンだ!」
βテスターは知っているため姫と呼んでいてビギナーたちは誰なんだとガヤガヤしていた。
「姫じゃない! 男なのに……」
「「「「男〜〜!?」」」」
凜のパーティー以外全員が驚いた。
「えっ?僕ってそんなに男に見えない?」
身長は女子並に華奢な体つきぷるんとしていてツヤがある唇に二重でパッチリと大きくな瞳綺麗な鼻筋肩までの髪に色は白銀中性的な顔なため女子に間違われるのも無理はない。
((((みえない!!))))
「まぁまぁ…リン 落ち着いて」
キリトがリンを宥めては第二層に続く扉を開けて凜たちが先に階段を上がっていった。
「キリト LAB取れた?」
「あぁ ミッドナイトコートだってさ」
「ねぇ…βテストの時もLABは一つだよね?」
「あぁ そうだったけど?」
「僕にもあるんだけどLAB」
「えっ!?どんなやつ?」
「えっと……マジ?えっ?なんで知っているの?」
「どうかした?」
「後で言うよ」
先頭を歩いていた凜だがキリトと少し話しては最後尾にいる有利と健のところに行った。
「ユウ兄にしか扱えないやつがここにあると思う?」
「扱えないやつ?」
「うん 扱えないやつ」
「ここはゲームだし茅場は人間だろ?あるわけないじゃん」
「言ってなかったんだけど……一度茅場晶彦にあった事があるんだ 帝光中の催しで特別授業で茅場晶彦が先生として来たんだけどさ……魔力の気配があったんだよね」
「マジ?」
「うん 地球魔族だと思うけど」
「リンが言うなら本当だろうね で…LABは魔剣モルギフかな?」
「そうだよ LRはいくんじゃないかな? 本物はあっちにあるからレプリカだと思うけど……」
凜はメニューを出してモルギフを出してみた。
「ううぅぅ……」
呻き声みたいなのが響いたため全員が後ろをみた。
「何っスか 気持ち悪い声がするんっスけど」
「気のせいだろ 早く行け 黄瀬」
「絶対聞こえたっス」
「うぅぅ…」
「ほら!」
「早く行け!黄瀬!」
階段を上がると第二層に出た。
この頃…眞魔国の血盟城の地下では……。
「うぅぅ…」
モルギフが声を上げていたが徐々に消えていった。
そこにギュンターが現れた。
「モルギフ どうかしたのですか?……ぎゃあああっ!?」
「どうした!?ギュンター!!」
ギュンターの声にヴォルフラム コンラッド グウェンダルがやってきた。
「モルギフが消えてる!?」
「どういう事だ?」
「ユーリに何かあったのか?」
「わかりません 地球に行かない限り」
完全にモルギフは消えた。
ヴォルフラム ギュンター グウェンダル コンラッドは執務室に集まり有利たちのことを夕方まで話していた。
第2層に着いた凜たちは宿にいた。
凜は有利と健と同じ部屋だ。
「見た限り本物のモルギフだね」
「レプリカじゃないのか?」
「レプリカだったら声出さないよ」
「だよなぁ じゃあ血盟城にあるのは?」
「ここにあるってことは消えていると思うよ これが終わったら元に戻ると思うけど」
「それならいいけどさ あっちが消えてたら騒動になってそうなんだけど……」
「なってると思うよ?特にギュンターが煩そう」
「原因を探ってると思うな」
「やっぱり? ゲームから逃れたらまずはあっちに行かないとね」
「そうだな」
その時何処からか声がした。
『ユーリ 聞こえるか?』
「その声はボブさん!?」
凜は直ぐさまアイテムから声が聞こえないようにするアイテムを出しては部屋に展開した。
『あぁ 悪い事をしたね すまない』
「いえっ……茅場晶彦は魔族なんですか?」
『あぁ 私同様子孫だがれっきとした魔族だ』
「そうですか」
「ボブさん モルギフがここに来たのですが知りませんか?」
『いや…知らないな 君たちの体は今私が管轄する病院にいるから安心したまえ 勝利が心配していたよ』
「ありがとうございます 勝利には大丈夫だって言っておいてください」
『わかった 気をつけろ ユーリ 健 凜』
「はい ありがとうございます」
そこで通信が切れた。
「茅場晶彦が魔族だったとはね」
「そうだな ってことは……魔術は使えるのか?」
「試してみようか 森で」
「ユウ兄はダメだよ だから僕がやるよ」
凜 有利 健は宿舎を出て森の中にいった。
誰かに付かれていることは知らず……。
「ここで大丈夫だよ リン やってくれるかい?」
「任せて ケン兄」
凜は一息ついては手のひらから氷が現れた。
「使えるみたいだよ」
「壁はできる?」
凜は氷を消し指を鳴らすと2メートルほどの氷壁が現れた。
「出来るみたいだね 」
「うん」
「にしても何でこれが使えるんだ?」
「SAO自体に魔術が流れているかもしれないね」
「ってことはあっちに行けるとか?」
「それは無理だと思うよ 仮の身体だから魔術があっても向こうには行けない」
「そっか 早くクリアしてコンラッドたちに安心させないとな」
「そうだね ユウ兄」
すると茂みの方から音がした。
「誰!?」
凜は短刀を茂みの方へ投げた。
出てきたのはキリトや赤司たちだ。
「なんだ…みんなか」
キリトや赤司たちは氷壁をみて驚く。
「なんっスか!?これ!?」
「説明してくれませんか? ユウリ先輩 ケン先輩」
「どうする?ケン?」
「遅かれ早かれ分かってしまうことだからね リン 説明よろしくね」
「うん いいよ その前に……」
凜はパチンと指を鳴らすと跡形もなく氷壁が消えた。
「僕らは異世界からの生まれ変わりに近いかな その世界には魔族と神族 人間が織りなす世界だよ 魔族は魔術を 神族は神術を 人間は法術を それが僕らが暮らしているもう1つの世界 信じるかはみんな次第だけど 僕がさっきやったのは魔術だよ 何で出来たかというと茅場晶彦が魔族だから って言ってもここに暮らしている魔族の子孫だけどね 昔魔族が何らかの術でここにやってきて暮らし始めたんだ それがきっかけにより枝分かれしていき茅場晶彦が生まれた 僕らを除いてここにいる魔族は3人だよ 茅場晶彦 勝利兄 ボブさん ボブさんは地球魔族の王様だよ でユウ兄は向こうの魔族の17代目の王様 ケン兄は大賢者 4000年の記憶があるんだ 僕は何の取り柄もないただの魔族だよ」
「何が何の取り柄もないただの魔族だよっ 5代目と6代目の王様だっただろ!」
「確かにそうだけど今はただの魔族だよ ユウ兄」
「まぁまぁ ユウリ いつものことだろう? っと言うことだから信じるかは君たち次第だよ」
「「「信じる(っス)(ます)(しー)(です)!!」」」
「このことはここだけの秘密ね」
「いいよ さっきみんなで話していたがこのメンバーでギルドを作らないかい?」
「いいんじゃないかな? リーダーはセイ兄?」
「いや リンにやってもらおうと思うがいいか?」
「別にいいけどみんなは?」
全員納得しているようでうなずいていた。
「じゃあ…副リーダーは征兄とキリトね ギルドの名前はキセキファミリー?血盟団?」
「キセキファミリーでいいんじゃないか?」
「そうだね」
「じゃあ決まりだね しばらくは宿だけどみんなが住める家を買いたいね」
「そうだな」
こうしてキセキファミリーが誕生する。
だが生還するのは2年くらい先だということは誰も知らない。