アーマード・コア for Answer -mutiny by infinity- 作:銀塩
よろしくお願いします。
休みのあとの授業もつつがなく進んだが、そのあと、昼休憩になってから、一つの話題が舞い込んできた。
「聞いた?! 一組の織斑君が模擬戦するんだって!」
その声に、すぐにざわつく四組。事の顛末を詳細に語る少女曰く、クラス代表を決める際にイギリスの代表候補生と一悶着あったらしく、そこから模擬戦によって決着をつける、とのことだった。
「なんともまぁ、低俗な……」
ウィンが珍しく小さく嘆息する。ネクストという兵器を扱う彼らからすれば、その争いも理由も、幼稚極まりない。
「……これが、俺たちとこの世界における認知の差だな」
そういいつつ、四人は席を立ち、食堂へ移動した。
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「ふむ、私はAセットをもらおう」
「それならわたしはBにしますねー」
手慣れた様子で券売機から食券を買うウィンとメイ。続くリリウムとアルバートは慣れないのか、少し手間取っていた。
「こんなものがあったとは……」
「……そもそも料理は自前だから使う機会もない」
ここらへんも、やはり所属の組織、階級などで分かれるのだろう。そして各々が料理を受け取ると、ともに席に着く。
「……うむ、うまいな」
「どんなものかと思いましたが、これには驚きですね」
その純粋な賞賛の声が届いたのか否か、調理のおばちゃんたちに微笑みが宿る。
「それで、どうしますか?」
食後、口を開いたのはメイだった。
「どう、とは?」
「先ほどクラスで話題になっていた模擬戦の話です。観戦しますか?」
「ああ……。そうだな、見ておくのもいいだろうな」
「……代表候補生とやらの戦いだ、そこから今の国家代表の実力もうかがえるだろう」
「その結果次第ではいろいろ考える必要もあるからな」
そして、再び教室へと戻った。
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それから約一週間が経った。アルたちは様々な情報の収集にいそしみつつ、普段通りの生活を送り、たまに一夏と顔を合わせるアルは彼をはげましつつ、その時を待つ。
そして、その時はやってきた。
「さて、とうとうこの日がやってきたか」
ISの実技授業にも使われるアリーナ、その観客席の一角に、彼らは陣取っていた。
『……!』
放送にてなにがしかのことが伝えられているが、その内容は頭から追いやられている。
「……俺たちが今後、どのように活動するかを決めるための一種の分水嶺だ」
二機のISが、アリーナ中央まで飛んでくる。青を基調とした機体と、白で包まれた機体。それぞれ、遠距離兵装とみられる砲と、近接武器の刀のようなブレードを握った、およそ正反対の兵装を身に着けている。
それを見やり、アルバートはつぶやく。
「……お手並み、拝見と行こうか」