アーマード・コア for Answer -mutiny by infinity- 作:銀塩
青い閃光が走る。それをなんとか避ける白い機体。そして
「「「「おおっ」」」」
避けるたびにあがるどよめき。学年始まっていきなりの試合に、一年生は感嘆を、上級生は驚嘆の声をあげる。
「ふむ……。粗製ではないな」
それを後目に、アルたちは論評していた。
「……流石にあれと比べたらだめだろう」
「しかし、学年を考えるとそこらがいいところだと思ったのだ」
「少なくとも、あのセシリア・オルコットという女子生徒はそれなりの腕ですね」
「それに、一夏さんもなかなかの動きです」
その間にも、閃光は走る。
「……いくら自分のほうが上手だろうが、遊ぶのは良くないな」
「こんなことしていたら、報酬が著しく目減りするからな……」
「そもそも、こんな悪趣味なことをしたいとも思いませんし」
その後も続く歓声。
「というか、なぜ彼は攻撃しないのでしょうか」
「見たところ、武器も今持っているエネルギーソードのみのようですね」
「なぜそんなピーキーな装備を……。ORCAの真改じゃないんだぞ……」
防戦一方の一夏を見て、そのおかしさに気づいた。
「む、当たったか」
「……いや待て、なにか様子がおかしい」
そして、一夏が光に包まれる。
「ほう……。これは……」
光が収まったとき、そこにいたのは姿の変わったISをまとった一夏だった。
「ISの形態変化……? いわゆる
「それにしては機体形状が多少変化しただけのようだが」
「いや、武器も変化しているような……」
「……だが、飛び道具が増えたような様子もない」
「なるほど……。相変わらずジリ貧か」
と、その時、突如として飛び出す!
「……なるほど、長所と短所を把握したか?」
そして
盛大なブザーとともに決まった勝敗に、ため息をついた4人だった。
――――――――
「……よう」
試合後、アルはこってり絞られた一夏に会いに来ていた。
「ああ、アルか。初戦からこんなことになっちゃったよ」
失敗したことに対する苦笑が、少し口の端ににじんでいた。
「……初戦なんだ、誰にでもミスはあるさ。……そして、初戦は所詮、初戦だ。命があるんだ、次に活かせばいい」
「ああ、そうだな……今度は、絶対に負けないよ」
そうつぶやく一夏の顔は、晴れ晴れとしていた。
「……ところでなんだが」
「なんだ?」
「……一夏、お前が扱っていたISだが、調べても出てこなかった。……新しい専用機か?」
「ああ、そうらしい。白式。これがこいつの名前だ」
「……なるほど、いいじゃないか」
――――――――
「ねぇねぇ! 1組の代表、一夏君がやるんだって!」
クラスに一人はいる、噂好きの少女。その少女がもたらしたのは、予想外の言葉だった。
「確か、勝ったほうが代表をやるんじゃなかったか?」
「ええ、そのような勝負だと聞きましたが……」
「勝ったけど、座を譲ったとか?」
「……ならなぜわざわざ戦ったんだ」
こめかみを抑えるアルたち。
「ということは、学園始まってから初めての代表男子!」
「ここはわたしたちも乗り遅れるわけにはいかない!」
と、いっせいにアルの方を向くクラスメイトたち。
「……前にも言ったが、おれにはほかに用事があるから無理だ」
すぐさま否定するが、全員から不満の声が上がる。アルは、それに苦笑しつつ、肩をすくめた。
こうして、IS学園に入学して最初の騒動が幕を閉じた。
めちゃくちゃ遅れました。
そして戦闘描写まるっと飛ばしました。
ゴメンナサイ
まだまだ続きますので、よろしくお願いします。