アーマード・コア for Answer -mutiny by infinity-   作:銀塩

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2人と6人

 細かいことは日を改めて、ということになり、カラードの面々は彼らの今住んでいる寮まで歩いていた。

 

「やー、どんなところに住んでるか確かめないとね」

 

 とは、着いてきた束の言。と、その道中で、

 

「アル、か」

 

「……一夏か」

 

 織斑一夏、篠ノ之箒と出会った。

 

「隠してたのは、なにか理由があるんだよな」

 

「・・・・・・もちろんだ。いずれは、話す予定ではあったが」

 

「そうか」

 

 一夏の問いに答えるアル。そして、その横で不安げな表情を浮かべる箒。

 

「お久しぶりです、姉さん」

 

「ハロハロー、箒ちゃん」

 

「姉さんも、話してくれますか」

 

「もちろん。箒ちゃんにも、もちろんいっくんにも関係してくるからね」

 

 そうして、彼らは無言でカラードの部屋へと歩いていった。

 

 

 

――――――――

 

 

 

 「長い話になるから、これを渡しておこう」

 

 カラードの、アルバートの部屋に集まった中で、セレンが一夏と箒、鈴音にペットボトルを渡す。

 

「それで、なにが聞きたい?」

 

 部屋の主かのごとく振舞う束が、足を組みつつ問う。

 

「あの、シリアスが台無しになるからそこから降りません?」

 

 アルバートの胡坐の上から。さすがに雰囲気がぶち壊しになりかねないと、メイが声をかける。

 

「私の指定席だからいいの。それよりほら、聞きたいんでしょ?」

 

 梃子でも動かないとばかりにアルの膝を掴んだ束は、なおも一夏たちに促す。一夏たちは目を見合わせ、箒がおずおずと切り出す。

 

「今まで、どこにいたんでしょうか」

 

「んー、発表したあとは各地を転々としてたねー。つかまるわけには行かないから、どうしてもね。だから、連絡もできなかったの。箒ちゃんには、迷惑かけたな、って思ってる」

 

 その言葉に、箒は少し安堵の表情を浮かべた。

 

「えっと、じゃぁ、俺から。俺がISを動かせたのは、束さんがなにかしたからなのか?」

 

「それは本当に不明だね。そういう報道があったからいろいろ手を尽くして調べてみたけど、ぜんぜん分からなかった。これからも調べるけど、結果がどうなるかはまったく分からない」

 

「すぐに何かがあるわけじゃない?」

 

「それは保障するよ」

 

 一夏は納得の表情を浮かべる。

 

「正直、いろいろ束さんには言いたいことがあったけど、とりあえずは無事でよかった」

 

 一夏は大きく背を伸ばす。

 

「気になるのは、どこでアルたちと会ったかかな」

 

 少しだけ、アルは笑う。

 

「・・・・・・それは、今は秘密さ」

 

 肩をすくめる一夏に束が微笑む。

 

「これから、よろしくね」

 

 

 

――――――――

 

 

 

 「さぁ、これからどうするか」

 

 一夏と箒が退出したあとの部屋で、ウィンが切り出す。

 

「博士はこれから本来のISの運用を目指すんですよね?」

 

「そうだね。君たちの世界の技術を使えば妨害工作への対策ができるし」

 

 ふふふー、と笑う束。

 

「では、我々はそれまでしばらく待機ということか」

 

「そうなるねー。いくら資料があるとは言っても、まずは実際に設計とかしないとね」

 

「・・・・・・動かなくてはならないときまで、やることをやるか」

 

 そのアルの呟きに、同意するように全員がうなずいた。




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