アーマード・コア for Answer -mutiny by infinity- 作:銀塩
翌日。一夏はいつもどおりの一日を過ごしていた。いつもどおりに授業を受け、いつもどおりにクラスメイトと話す。が、その日の放課後は、少し違っていた。
「・・・・・・織斑一夏、篠ノ之箒、セシリア・オルコットはいるか」
放課後、教室の入り口で一夏と箒とセシリアを呼ぶのは、アルバートだった。
「俺たちはここにいるけど、なにか用なのか?」
アルはゆっくりうなずいた。
「・・・・・・もちろんだ。アリーナに行くぞ」
突然の言葉に、三人は顔を見合わせた。
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「ああ、来たな」
気配に気付いて振り返ったのは、ISスーツに身を包んだウィンだった。
「・・・・・・待たせた」
「かまわん。さぁ、二人とも早く着替えてこい」
その声に、再び顔を見合わせる一夏と箒とセシリア。
「あの、いったいなにをするのでしょうか」
その問いに、アルバートはニヤリと笑った。
「・・・・・・あとでの楽しみだ」
結局、特に説明を受けることなく着替えさせられた三人は、同じく着替えていたウィン、メイ、リリウムと向き合った。
「着替えたからおおよそ予想はつくだろうが、お前たちにはこれから私たちと操縦訓練を受けてもらう」
簡潔なウィンの説明に、代表候補生のセシリアが異を唱えた。
「ま、待ってください。わたくしはこれでも代表候補生なのですが」
「全くと言っていいほど足りません。あなたはそれで満足すると?」
「そ、れは・・・・・・」
「あなたたちはまだ若いんです。これから腕を磨けばいいんですよ」
ばっさりと切り捨てるリリウムと、それをフォローするメイ。
「ほら、アンタたちなにぼさっとしてるのよ」
後ろからかけられた声に振り返ると、そこにはすでにISスーツに着替えた鈴がいた。
「さっさとアリーナに行って、さっさとやりましょ。今話題のカラードの実力、実際に触れる良い機会よ」
その好戦的な物言いに、箒はあきらめて一夏を促し、セシリアはそれに追随する。なお、鈴のその言葉に特に反応を示さないカラードたちだった。
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「・・・・・・今回、お前たちを呼んだのはひとつ理由がある」
着替えを終えた4人を前に、制服のままたたずむアルバートが告げる。
「つい先日、国家代表候補生の試合を見る機会があってな」
「我々も実際に手を合わせてみたいと思ったのですよ」
「先ほどの凰鈴音と同様、あなた方が私たちと手を合わせるというメリットもあります。いかがでしょう」
その言葉に、すぐさまうなずく一同を見て、アルバートが立ち上がる。
「・・・・・・お前たち四人と、ウィン、メイ、リリウムの三人が相手だ」
「あれ、アルはやらないのか?」
一夏の言葉に、本当になんでもないように答えるアルバート。
「・・・・・・俺を相手にするには、技量が足りんよ」
その言葉に、食って掛かろうとする鈴の前に、三人がISを展開した。
<さぁ、さっさと展開しろ>
<私たちと戦う機会はそうないですよ>
<時間の無駄は嫌いです>
非公式な戦闘が、始まる。
2017/09/14 誤字および微修正