魔法少女リリカルなのはViVid 〜氷結の魔導師〜   作:S・H・O

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2話から3話の投稿期間からさらに間があいてしまし申しわけありません。
忙しすぎてアニメやゲームの処理もままならないです。
今月は購入予定のゲームが少なくとも2本は発売されるのに(>_<)
そんなことはどうでもいいとして、やっと4話投下です。


4話「過去の記憶」

「行くぞ雪姫」

 

そう言い俺は二本の刀を抜いた。覇王のほうを向くとまだ距離があるというのに構えていた。

射砲撃(ミドルレンジ)か?そんなことを考えていたら一瞬で距離を詰められ、右ストレートが顔めがけて迫ってきていた。

回避も防御も間に合わないと判断し、後ろに跳び威力を軽減させた。

 

「早いなあいつ」

〈油断しすぎですよ〉

「油断していたつもりはなかったんだがな、相手は格闘技の実力者を何人も倒してるって聞いてたし」

 

しかし覇王のスピードは思っていたよりも早いな。あれっ、これが油断してるってことじゃないのか?

 

「今のは直撃していてもおかしくないはず」

「かなり危なかったけどな。今度はこちらからいかしてもらうぜ」

 

お返しと言わんばかりに覇王との距離を一気に詰め斬撃を放ったがうまいこといなされてしまった。

 

「ちっ、かすめた程度か」

 

その後も一進一退の攻防を繰り広げ、互いにスタミナと魔力を消耗していった。

 

「そういや覇王さんよ、一つ聞かせてくれ」

「どうぞ」

「なぜ聖王や冥王にこだわっている?」

「私には成すべきことがあります。列強の王達を全て倒し、ベルカの天地に覇を成すこと。それが私の成すべきことです」

「寝ぼけたこと言ってんじゃねぇ。昔の王様なんかみんな死んでる。現在(いま)を生きる末裔たちにはそんなもん関係ねぇーだろが‼」

「弱い王なら…この手で屠るまで」

「このっ、バカ野郎が」

〈Ice Bind〉

「拘束魔法(バインド)⁉」

「ベルカの戦乱も、聖王戦争も、ましてやベルカという国そのものも、もうとっくに終わってんだろ‼」

〈Zamber Form〉

 

俺は刀を一本納刀し、もう一本をザンバーフォームに切り替えた。

 

「閃刃・二連」

 

ザンバーフォームから繰り出された高速斬撃二連撃は覇王に直撃した。

 

「…終わってないんです」

「なっ、バインドだと⁉」

 

こいつ正気か?防御を捨てて反撃準備をしていやがった。

 

「私にとっては何も。覇王!断・空・拳!」

 

強烈な一撃を食らい、薄れゆく意識の中で俺は覇王の言葉を聞いていた。

 

「弱さは罪です。弱い拳では誰も守れないから」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「何処だここ?」

 

目が覚めたとき俺が最初に目にしたのは見知らぬ天井だった。てかまた二日連続で意識が飛んでるんだが大丈夫か俺。

 

「あっ、目が覚めたみたいだねラウル」

「スバルさん、ってことはここはスバルさんの家ですか?」

 

スバル・ナカジマさん。ノーヴェさんのお姉さんで、湾岸警備隊特別救助隊の防災士長でもある。

 

「そうだよ。色々と聞きたいことがあるかもしれないけど、とりあえず朝ごはん食べよ」

「わかりました」

 

リビングに移動するとノーヴェさんの他にティアナさん、それと見覚えがある女の子が座っていた。

ティアナ・ランスターさん。執務官補佐試験を満点で合格し、現在は昇進して執務官になっているほどの方だ。

 

「おはようございます」

「おはよう、ラウル」

「体の方は大丈夫か?」

「まだ全身が痛いっす。ノーヴェさん、なんか見覚えがあるんだけど隣にいる女の子は誰?」

「んっ」

 

ノーヴェさんが隣に座っている女の子に自己紹介しろと言わんばかりに合図を送った。

 

「アインハルト・ストラトスです」

「ラウル、アインハルトはお前と同じ学校でしかも同じクラスらしいぞちなみに昨日お前がやりあった相手だ」

「それで見覚えがあったのか。あの後ってどうなったんですか?」

「お前が倒れたすぐ後にアインハルトもぶっ倒れてたぜ」

「あれっ、マジですか?」

「そりゃそうだろ。ノーガードであんなもん食らったらさすがにぶっ倒れるって」

「話を元に戻すわよ。格闘家相手の連続襲撃犯はあなたってことで良いのかな?」

 

アインハルトは肯定し、その後も続いた話を俺は黙って聞いていた。そしてひととおりの話が終わった。

 

「あとで近くの署まで一緒に行きましょ。被害届は出てないし、路上で喧嘩しないって約束してくれたらすぐに帰れるはずだから」

「ティアナさん、間に入って喧嘩ふっかけたのは俺なんだ。だから俺も行くよ」

「もちろんあたしも行くぜ。もともと喧嘩ふっかけられたのはあたしだし、それにラウルを止めれなかったしな。お前らもそれで良いな」

「ありがとうございます」

「すいません、ノーヴェさん」

 

食事を終えて俺たちは湾岸第六警防署に行き俺とアインハルトは職員の方の注意などが終わり、後の細かいところは今ノーヴェさんがしてくれている。

 

「アインハルト昨日は悪かったな」

「なぜ謝るんですか。あなたはなにも悪いことをしていないじゃないですか」

「いや、アインハルトの事情も聞かずにかっとなって割り込んだのは俺だ。すまん」

「いえ、ラウルさんの友達のことを悪く言ったのはこちらですので。すみませんでした」

「俺のことはラウルでいいぜ。これからよろしくな。アインハルト」

「わかりました。こちらこそよろしくお願いします。ラウル」

「お前ら少しは仲良くなったみたいだな。同じクラスなんだしこれからもうまいことやって行けよ。そういえばこの後どうすんだ?今日学校だろ。」

「「あっ」」




4話を読んでいただきありがとうございました。
今月中にできれば後2話は投稿したいです。
先月末はvividの17巻発売されましたねぇ~。その日は急ぎ仕事を終わらせて本屋に突撃しました笑
次話も読んでいただけるとありがたいです。
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