雁夜おじさんが○○を召喚しました   作:残月

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京都焼き討ち木乃伊男

 

 

 

間桐家の屋敷の地下に二人の男の姿があった。

 

一人は黒いパーカーを着た白髪の男。

 

もう一人は和服を着たどこか化け物染みた雰囲気を纏った老人。

 

白髪の男は魔法陣らしきものに手をかざしながら呪文のようなものを詠唱していた。

 

 

「ぐっ……がっ……」

 

 

呪文の言葉を詠唱する度に、白髪の男『間桐雁夜』の体に激痛が走った。

 

体の至る所から血を流し、端から見ている者の方が気分を害してしまう程に。

 

しかし雁夜は詠唱をやめなかった。

 

雁夜には果たさねばならない誓いが有った。

 

叶わなければならぬ願いが思いが有った。

 

守らねば成らぬ少女が居た。

 

 

 

それら全てが雁夜を突き動かし、今にも壊れそうな体を支えていた。

 

唱えていた呪文が終わり、地下室に描かれた陣から光が増し、地下室を照らした。

 

召喚に上手くいっていたのか、隣に居た老人『間桐臓硯』は皺だらけの顔を歪ませ笑った。

 

 

 

「地獄での国盗りの最中に呼び出されるとはな……いや、此処も地獄みたいなもんか」

 

 

 

現れたのは着物姿に全身を包帯で巻いたミイラ男だった。腰には刀を差している。

 

 

「なんとも無様なサーヴァントを喚び出しおったな。ま、精々頑張る事じゃな」

「ああ……アンタは俺が嫌いな種類の人間だな。消えちまいな」

 

 

臓硯の発言にミイラ男はゆっくりと刀を鞘から引き抜く。その刃はノコギリの様にギザギザと波打っていた。

 

 

「ふん、儂を斬ろう言うのか?無駄じゃ無駄じゃ!儂は不死身……」

「五月蝿ぇよ、糞爺」

 

 

臓硯が全ての言葉を言いきる前にミイラ男はその刀を鞘に押し当てながら一気に振り抜く。すると、炎が生まれ、刀に纏わりつく様に炎の渦が立ち上る。その有り様はまるで……

 

 

「地獄の……炎……」

「ククッ……正解だ」

「なんだ、この炎は……儂の体を……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

 

雁夜の溢した言葉にミイラ男は満足そうに呟き、臓硯はその炎に身を焦がし悲鳴と共に消し炭になった。

 

 

「つ、強い……この強さなら……」

「所詮、この世は弱肉強食……テメェはどっちだ?」

 

 

刀を肩に担ぎ、不適な笑みを浮かべるミイラ男の名は『志々雄真実』嘗て、この日本で国盗りを考え抜刀斎に敗れた男の名。

 

 

「俺は……弱者でも構わない。奴に……桜ちゃんを捨てた遠坂時臣に復讐するまで俺は立ち止まる訳にはいかないんだ!」

「ククッ……所詮、この世は弱肉強食。強ければ生き、弱ければ死ぬ。お前の目……気に入ったぜ」

 

 

雁夜の叫びに志々雄は自身の信念にして真理の言葉を放った。そして志々雄は雁夜の瞳の中にある遠坂時臣を恨む憎しみの炎を見逃さなかった。

 

 

「俺は志々雄真実……アンタの名を聞こうか?」

「俺は雁夜……間桐雁夜だ。頼むぞ、バーサーカー」

 

 

 

間桐雁夜と志々雄真実。復讐に燃える男と強き者を好む男が手を組んだ。

 

 

 

 





『志々雄真実』
『るろうに剣心』の登場人物。 『京都編』の最終ボスにて最強の敵と揶揄される男。
主人公、剣心と同格の強さとされ純粋な強さにおいては剣心を一番苦しめた雪代縁よりも上とされている。

『所詮、この世は弱肉強食。強ければ生き、弱ければ死ぬ』を心情としており、敵味方問わず強い者を好む性格。

次回、召喚するサーヴァントは?

  • ロリコン神父
  • 深紅の呂旗
  • 最強の指
  • 時よ、止まれ
  • 神の半身の悪魔
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