雁夜おじさんが○○を召喚しました   作:残月

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めちゃくちゃ難産でした。


ロリコン神父

間桐家の屋敷の地下に二人の男の姿があった。

 

一人は黒いパーカーを着た白髪の男。

 

もう一人は和服を着たどこか化け物染みた雰囲気を纏った老人。

 

白髪の男は魔法陣らしきものに手をかざしながら呪文のようなものを詠唱していた。

 

 

「ぐっ……がっ……」

 

 

呪文の言葉を詠唱する度に、白髪の男『間桐雁夜』の体に激痛が走った。

 

体の至る所から血を流し、端から見ている者の方が気分を害してしまう程に。

 

しかし雁夜は詠唱をやめなかった。

 

雁夜には果たさねばならない誓いが有った。

 

叶わなければならぬ願いが思いが有った。

 

守らねば成らぬ少女が居た。

 

 

 

それら全てが雁夜を突き動かし、今にも壊れそうな体を支えていた。

 

唱えていた呪文が終わり、地下室に描かれた陣から光が増し、地下室を照らした。

 

召喚に上手くいっていたのか、隣に居た老人『間桐臓硯』は皺だらけの顔を歪ませ笑った。

 

 

「ああん?なんだ此処は?」

「し、神父?」

 

 

そこに現れたのは妙な格好をした銀髪の男だった。黒衣の布衣の様な物は着てはいるが前ははだけており、サングラスと首の鋼鉄のチョーカーが異質な雰囲気を際立たせていた。

 

 

「かかか、バーサーカーのクラスで呼び出したにも関わらず狂化が付与されなかったようじゃな。貴様の様な落ちこぼれに桜が救うなぞほざいたものよ」

「黙れクソジジイ!俺は桜ちゃんを助けるのを諦めない!」

「成る程……大体事情は分かった」

 

 

召喚したバーサーカーが大した力を持っていない事を確信した臓硯は雁夜の哀れな姿に笑みを零し、雁夜は悔しそうにする。すると口を噤んでいたバーサーカーが口を開いた。

 

 

「貴様が桜とかいう幼女を誑かしているって事だな!そして、其処の死にかけの奴がそれを助けようとしているってことだな、許せん!」

「なんで、一瞬でそこまで理解してんだ!?逆に怖い!」

「かかか、バーサーカーといえど神父という事か。ならば貴様の欲に語りかけるとしようかの。貴様の望みはなんじゃ?ワシに協力するならば貴様の望みは叶うぞ。金なんだろうがなんだろうがな」

 

 

ロリコンセンサーがフル活動したバーサーカーは臓硯が桜にしている仕打ちを察知した。その事に雁夜が別の意味で恐怖を感じていた。

臓硯は意外にもバーサーカーの目利きが効きそうだと感じたからか懐柔しようと動いていた。しかし、バーサーカーはグッと拳を握り一歩前に出た。

 

 

「馬鹿者!人は金に縋って生きるのではない!」

「ぬうっ!?」

 

 

クワッと叫びながらバーサーカーは臓硯に詰め寄る。雁夜は神父とだけあって諭すのだろうと感じた。

 

 

「例えば……彼女とか、お姉様とか……」

「………はい?」

「なんじゃと?」

 

 

震えながら力説を始めたバーサーカーに雁夜と臓硯は呆気に取られる。

 

 

「あと特に妹とか!」

「ダメだ病気だ!?」

 

 

諭すのではなく謎の主張を張り上げながら臓硯を殴り飛ばしたバーサーカーに雁夜の目は違った意味で死んだ。こんな奴に桜ちゃんの運命を任せて良いのだろうかと雁夜は本気で悩み始めていた。




『アダム・ブレイド』
『NEEDLESS』の主人公。神父でありながらチンピラみたいな風貌で神父らしい事をほぼ言わない破壊神父。口は悪いもののそれなりに仲間思いではある。
戦闘中に仲間を見捨てる「ギド」仲間を盾にする「クルス」仲間を爆弾扱いで敵に投擲する「照山」等、主人公にあるまじき行動が多い。

また極度の女好きで重度のロリコン。対象は敵味方問わずで戦闘中でありながら敵の少女にデレデレするのは当たり前。

敵の能力を覚える能力「ZERO」を持っており、敵が強ければ強い程自身も強くなる。また身体能力も高いので力でねじ伏せるパターンも多い。

次回、召喚するサーヴァントは?

  • 俺の名前を言ってみろ!
  • 手伝ってやろうか?ただし真っ二つだぞ。
  • これが寝酒のバーボンだ。
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