ソードアート・オンライン 嘆きの鬼   作:騎志丸

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原作にいたモブ的ネームドキャラが一人狩られますので注意してください。


黒の剣士

 長閑な街、とも呼べる場所にて二人の男女が歩いていた。

「ここに何か用があるんですか?」

 女性――と呼ぶには無理がある容姿をしたツインテールの少女が、隣に歩いている黒づくめの少年へと問いかけた。

「ごめんな、シリカ。早くピナを蘇らせてあげさせたいって思うんだろうけど、日課でさ」

「いえ、大丈夫です。それにキリトさんのおかげでピナにまた会えるってわかりましたから! でもはじまりの街に一体どんな用が?」

「ちょっと確認にな」

 黒づくめの少年――キリトの謝罪に、元気いっぱいに答える少女――シリカ。

 二人はとある出来事で出会った。ケンカでパーティーを離脱したシリカが一人と使い魔一匹でいたところにそのエリア最強のモンスター複数に襲われ、使い魔であるピナを亡くした。

 そこに通りかかったキリトがシリカを助け、ピナを生き返らせるためにレベル的に足りないシリカを支えるために一緒に四七層にある思い出の丘へと向かい、プウネマの花を手に入れる予定だったのだがキリトが「用事に付き合ってくれ」と発言して現在に至る。

 そんな二人ははじまりの街という、ソードアート・オンラインを始めた者にとって、一番最初に訪れる街のメインストリートを歩いていた。

 このまま真っ直ぐ歩いていくと、黒いドーム状の巨大な建造物へと辿り着くだろう。

 その建造物の名前は黒鉄宮という、本来のゲームならば死に戻りする復活地点になる筈だった。しかし、ソードアート・オンラインが真の姿を見せた途端、黒鉄宮の内部は様変わりした。

 死に戻りで使う筈だった転送ポータルの上に大きすぎる石碑が設置され、そこにソードアート・オンライン参加者、一万人の名前がアルファベット順に刻まれている。

 デスゲームと化した現状では、プレイヤーが死亡すれば、同時に黒鉄宮の石碑に刻まれている名前の上に、まるで車線を引かれる。更に名前に振れれば、そのプレイヤーがどういった事で死亡したのか、詳細がわかるのだ。

 その石碑の周りには、友や恋人をこのゲームで亡くした者達が居座り、泣き声や嗚咽が一日中聞こえてくる。

 更に、黒鉄宮の奥は、アインクラッド解放軍と呼ばれるソードアート・オンライン最大のギルドが陣取り、犯罪を犯した者を幽閉する牢屋等が存在している。

 そんな黒鉄宮に二人が足を踏み入れる。その瞬間、二人に言いようのない悪寒が体中を駆け巡り、シリカは思わず足を止めてしまう。

 対してキリトの方は平然としており、シリカの行動に仕方ないかと心の中で苦笑いする。キリトは日課のおかげで既に慣れたが、まだ通い始めたばかりの時はシリカと同じような行動をとってしまった記憶がある。

「……外で待ってる? 用事はすぐに終わるし」

「い、いえ! 私も行きます」

 とは言っているが、どこから見ても強がりなのはまるわかりである。しかし、キリト自身、あまり女の子と接した事もないので、気の利いた言葉の一つも思い浮かばず、「そう」とだけ言うと、黒鉄宮へと入っていく。

 二人の視界に入るのは、部屋の中央に配置されている石碑である。そしてその周りに誰かを亡くした人達が力無くただその場にいる。彼等を見たシリカが思わず息を呑む。

 この黒鉄宮の内部は、想像以上に重苦しく、息苦しく、そして悲しみに満ち溢れていた。

 そんな中、キリトは何食わぬ顔でズンズン石碑へと近づいていき、シリカも慌てて後を追う。石碑の前に辿り着いたキリトは、迷わずにRの欄を眺める。しばらくして、キリトは安心したように溜息をついた。

「キリトさん……?」

「いや、友人なんだけどさ。いきなりフレンド登録を解除して失踪しやがってな。できるだけ毎日、アイツが生きているのか確認してるんだ」

 キリトは目当ての名前に斜線が引かれていない事がわかると、少し場所を移動して合掌する。そこはSの欄だ。それはまるで墓に拝む遺族のような印象をシリカは受けた。

「さて、時間をとらせちゃってすまないな。じゃ、思い出の丘に行こうか?」

「は、はい!」

 キリトの空元気のような笑顔を見て、シリカは少々言葉に詰まったが、それでもキリトを元気づけようと自らを律して元気いっぱいに答えた。

 二人は黒鉄宮を後にする。亡くなった者達を悲しむ声を背にして。

 

 

 

 

 場所は変わり、第四七層にやって来たキリトとシリカが周りの花畑に感激しているその後ろで、複数人の男女が二人の様子を見ていた。

「やぁーっと来やがったか」

「待たせてんじゃねーよ、獲物の癖によぉ」

 二人が微笑ましい行動をとっているのを嘲笑しながら眺める者達。ほとんどが男で、女は一人しかいない。基本的に隠蔽(ハイディング)のスキルを多用するために暗い色の装備を身に着けているのが大多数だ。そんな彼等は遠くにいる二人をただの金の生る木だとしか見ていなかった。

 そんな彼らはタイタンズハンドと言う名の犯罪者(オレンジ)ギルドだ。元々はそこらにいるパーティーに入り込み、どういった構成なのかを判断した後、仲間達に先回りさせて襲い掛かるというのがやり口だ。

 そしてたまたま標的にされたパーティーにシリカがおり、突然抜けた後に彼女の使い魔であるピナが死亡しし、そして今が良い相場で取引されているプウネマの花を取りに行く事が判明したために急遽予定を変更してシリカの後を追ってプウネマの花を手に入れたところで襲おうという魂胆である。

「さっさと行くよ。シリカちゃん達も移動し始めちゃったしね」

 言動だけ聞けば普通なのだが、その言葉を発する女性の顔は獰猛に笑っている。おそらくは彼女がリーダーなのだろう。

 赤髪のポニーテール、前髪が右側に偏って右目を覆い隠しているがあ左目はちゃんと露出されており、視線はキリト達を嘲笑うかのように濁っている。顔立ちは好みが別れるが美人の部類に入るだろうか。黒のレザーアーマーを身に着けており、それが妖艶な雰囲気を醸し出している。それがこの場にいる男達を惹いているのだろう。

「了解しやしたロザリアさん」

 赤髪の女――ロザリアの言葉にニヤッとした笑みを浮かべながらそれぞれ隠蔽のスキルを発動させて、二人の追跡を始めた。

 

 

 

 

 思い出の丘にて(オーガ)は花畑に一つだけある大きな岩の上に大斧と膝を抱えて座っていた。何をするでもなく、ただ索敵スキルによるモニターだけを眺めていた。 

 使い魔の蘇生アイテムがとれるとは言え、それほどプレイヤーがくる訳でもない。つまり必然的にそれを狙うPKもいない。

 だが、そんな蘇生アイテムを求めてやってきたプレイヤーを待ちかまえて狩ろうとしていたPK集団を二組程狩った。それが鬼がこのフィールドに籠った成果であった。

「ん?」

 モニターを眺めていると、二つのグリーンマーカーが映った。グリーンであればただの一般プレイヤーだろう。どちらかがテイマーで、もう片方が手伝いといったところか。と、鬼は予想した。

「ほーう……」

 しばらくして二つのグリーンの後ろからある程度距離をとって明らかに前の二人を追跡している一つのグリーンと多数のオレンジが出現する。その光景に鬼は目を細めた。おそらく――いや、確実にPK集団の類だろう。

(だが、まだ狩るには早い。奴らがどういう種類のPKかを確認しなければならない)

 鬼はそう思い留まり、だが行動を移していく。目立つ大斧を収めて小ぶりの取り回しの利く直剣に取り換えて咲き誇る花の中に身を隠し、自らに隠蔽のスキルを使ってマーカー群に接近していく。

 第三者から見ると物凄いシュールな光景ではある。

 基本的に鬼は、人を殺めないPKは殺さない。そこまでする必要はないと判断するからだ――というよりも鬼も元はプレイヤーであり人だ。手を染めるのは必要最低限にしたいし、何よりそういうPKを殺せば自らが嫌うPKと何も変わらない。だからそういった奴らは麻痺毒を塗りたくった投げナイフで身動きをとれなくしてから黒鉄宮にある牢獄エリアへと繋がっているコリドーを使い直接牢へと放り込む。後は軍の連中がどうにかするだろうと鬼は思っている。

 故にまずはそのPKが人を殺すか否か、その判断をするために様子を探ろうというのだ。

「っ……!!!?」

 鬼がふいにPK達が狙う得物の二人を見た瞬間、鎧の影から覗く眼光が大きく見開かれる。

(キリトだと!? 攻略組のアイツがなんで中層圏に……)

 鬼は忌々しそうに目を細めた。キリトの隣を歩く少女に見覚えが無いため、彼女がビーストテイマーだと把握する。鬼の記憶ではキリトはテイマーになったなんて情報はなかったからだ。

(要するに彼女の手伝いってところか。だが、少々厄介だ。アイツは甘い癖に腕が立つからなぁ)

 だが、自分の信念と復讐心を違えるつもりはない鬼は、そのまま追跡を再開するのだった。

 

 

 

 

 あの後、キリトとシリカは思い出の丘に蔓延るモンスターにシリカがある意味苦戦しつつもプウネマの花を手に入れ、来た道を引き返して談笑しながら歩いていた。

 だが、小川にかかる橋を渡ろうとしたところでキリトが一瞬険しい顔をし、シリカの肩を掴んで制して立ち止まらせた。

 シリカはキリトの突然の行動に驚くが、キリトの視線は橋の向こうの道の両端に生えている木々に向けられている。

「そこで待ち伏せしている奴、出てこいよ」

「え……?」

 キリトの言葉を聞いてシリカは慌てて木々に目を向ける。だが、人影は見えない。しかしそれでもキリトの視線は絶対にいると確信している目だ。それをなんとなく理解したシリカは不用意にその場に動かないようにした。

 張りつめた空気が数秒経った後、不意にガサリと木の葉が揺れた。そこからプレイヤーを示すカーソルが現れる。色はいグリーン(一般人)オレンジ(犯罪者)ではない。

 短い橋の向こうに現れた人物はシリカの知っている人物だった。つい最近まで同じパーティーを組んでいた人物であり、事の発単の一人だった。

「ろ、ロザリアさん……!? なんでこんなところに!?」

 シリカはこの人物――ロザリアと冒険先でケンカし、そのままパーティーを抜けて一人と一匹で『迷いの森』というダンジョンを彷徨っていたところ、モンスターに襲われて使い魔であるピナを亡くしたのだ。

 ロザリアはシリカの問いには答えずに口元を吊り上げて意味深な笑みをつくった。

「アタシの隠蔽を見破るなんて、なかなか高い索敵スキルね、剣士サン。あなだったかしら?」

 キリトにそう告げたところで今度はシリカに視線を移す。まるで得物を見定める猛獣のような目を。

「その様子だと、首尾よくプウネマの花をゲットできたみたいね。おめでと、シリカちゃん」

 パチパチと拍手しながらシリカへと賛辞を贈るロザリア。だが、その行動はどこか人を小ばかにしたような印象を受ける。その真意がわからないシリカは何とも言えない嫌な予感に身を震わせて一歩後ずさる。

「じゃ、さっそくその花渡してちょうだい」

「っ!? な、何を言ってるの!?」

 その時、今まで無言だったキリトが前へと進み出て口を開く。

「そうはいかないな、ロザリアさん。いや、犯罪者(オレンジ)ギルド『タイタンズハンド』のリーダーさん、と言った方がいいかな?」

 キリトがそう告げた瞬間、ロザリアから余裕めいた笑みが消えて眉が跳ね上がる。それを聞いたシリカはロザリアのマーカーを凝視するが、どう見てもロザリアのマーカーはグリーンだった。

「え、でも、ロザリアさんはどう見てもグリーン……」

「オレンジギルドと言っても、全員がオレンジじゃない場合も多いんだ。グリーンのメンバーが街で得物をみつくろい、パーティーに紛れ込んで待ち伏せポイントに誘導する。昨夜、俺たちの話を盗聴していたのもあいつの仲間だよ」

「そ、そんな……。じゃ、じゃあこの二週間、一緒のパーティーにいたのは……」

 キリトの説明を受けたシリカは愕然とした表情でロザリアとその取り巻き達を見つめ、その表情にロザリアは再び猛獣のような瞳で笑みを浮かべた。

「そうよぉ。あのパーティーを評価すんのと同時に冒険でたっぷりお金が貯まっておいしくなるのを待ってたの。本当なら今日にもヤッちゃう予定だったんだけどー」

 そう言ったロザリアはシリカの顔を見て御馳走を見て思わず舌を唇に這わせるように舐めた。

「一番楽しみな獲物だったあんたが抜けちゃうからどうしようかなー、と思ってたらなんかレアなアイテム取りに行くって言うじゃない。プウネマの花って今が旬だからさぁ。とーってもいい相場なのよね。やっぱり情報収集は大切よねぇ」

 肩をすくめてクスクス笑うロザリア。だが次の瞬間にはピタッと笑うのを止めてキリトへと呆れた視線を向ける。

「でもそこの剣士サン。そこまで解ってながらノコノコその子に付き合うなんて馬鹿? それとも本当に体でたらしこまれちゃったの?」

 明らかに侮辱の言葉。それを聞いたシリカが一気に沸点を超えて腰に下げた短剣を抜こうとしたところで、キリトに肩を抑えられた。

「いいや、どっちでもないよ。俺もアンタを探してたのさ、ロザリアさん」

「……どういう事かしら?」

 あくまで冷静なキリトの態度と自分を探していたというキリトの言葉にロザリアは警戒したように無表情になる。

「アンタ、十日前に三八層でシルバーフラグスっていうギルドを襲ったな。メンバー四人が殺されて、リーダーだけが脱出した」

「…………ああ、あの貧乏な連中ね」

 キリトの言葉にたっぷり時間をかけて思い出したロザリアは彼等のうま味の無さに溜め息をつきながら返した。

「リーダーだった男はな、毎日朝から晩まで、最前線のゲート広場で泣きながら仇討してくれる奴を探していたよ」

 そこで初めてキリトの声に怒りの感情が現れた。冷徹でゾッとするような背筋の凍るような低い声。

「でも、その男は依頼を受けた俺に向かって、あんたらを殺してくれとは言わなかった。黒鉄宮の牢獄に入れてくれ、とそう言ったよ。アンタに奴の気持ちがわかるか?」

「解んないわよ」

 キリトの言葉に、何も感じないように、面倒そうにロザリアは答えた。

「何よ、マジになっちゃって、馬っ鹿みたい。ここで人を殺したって、ホントにその人が死ぬ証拠ないし。そんなんで現実に戻った時に罪になる訳ないわよ。だいたい戻れるかどうかも解んないのにさ、正義とか法律とか、笑っちゃうわよね。アタシそういう奴が一番嫌い。この世界に妙な理屈持ち込む奴がね」

「奇遇だな」

 ロザリアの思いの丈の言葉に答えるように低い男の声がこの場にいる全員の耳に届く。もちろん、その声はこの場にいる者のモノではない。

 いきなり聞こえてきた声に戸惑っているとロザリアの胸から刃が突き出た。

「カッ……!? なっ……!?」

 突然攻撃された事に動転しながらも自分のHPを確認したら、全開まであった筈なのに一気にイエローゾーンにまで達している。

 ロザリアに刺さっているのはスタンダードな直剣だ。華美な装飾も無く。無骨な使い勝手重視のような片手剣である。それが背中から刺さり胸へと貫通しているのだ。

突然の事にキリトはしばし呆けていたが、自分の探索スキルで姿が見えない者のマーカーを見つける。

 そもそもキリトはこのフィールドに来た時から背後に団体の隠蔽スキルを使っている連中に気付いていた。それがロザリア達。そしてその一団から少し離れた花畑の位置にもう一つのマーカーを見つけていた。

 そのマーカーはグリーンだったが、隠蔽スキルを使っているのか肉眼では発見できなかった。だが、もしもの事を考えてロザリアの仲間かと判断して不意打ちに気を付けてはいた。

 しかし、今ではそのマーカーは一般人(グリーン)から犯罪者(オレンジ)に変わっている。それはグリーンであるロザリアにグリーンであるそのプレイヤーが攻撃したからだ。

 出て来い、とキリトが口を開けようとしたところでそのプレイヤーが自らその姿を現す。

「…………」

 無言でその場に佇む真紅の鎧を身に纏った猫背の男。鎧を着ているにも関わらず線が異様に細く、しかし全身に関節以外を隙間なく装甲に覆われている。

 そしてかぶる兜は獅子をモチーフにしており、ちょうど獅子の口にあたる部分から顔が覗くようになってはいるが、顔全体が黒い影に覆われており、見えるのは本来なら人の目がある位置に、紅く輝く二つの光だけだ。

 その姿は酷く不気味に思えた。

 そんな奇妙なプレイヤーはゆっくりとした足取りで剣を引き抜こうとしているロザリアへと歩み寄る。

「俺も、オマエみたいな開き直っているPKは大嫌いなんだ」

 そう言った獅子の男はロザリアの背中を蹴り飛ばして転倒させた後、アイテム欄を操作して得物を取り出す。

 それは柄が異様に短く、しかしそれにはアンバランスな巨大な刃がついた片刃の斧だった。その刃は柄すらも覆っていた。ハンドアクスにしては異様な形をしていると言える。

 獅子の男は、うつ伏せで倒れているロザリアの首にその斧の刃をあてがう。その光景は断首台(ギロチン)にでもかけるようだ。

「な、にを……?」

「見ての通り、この女の首を飛ばす」

 そのあんまりな光景にキリトは喉を詰まらせながらも獅子の男に問うた。だが、なんでも無いように、それこそ「ちょっとそこのモンスター狩ってくる」みたいな気軽さで――雰囲気は重苦しいが――獅子の男は答えた。

「ちょ、やめ……!?」

「何を怯える? オマエも言ってたじゃないか。ここで死んでも現実で死ぬ証拠なんかない。なら、自分で試せ。そして――」

 ロザリアの顔を左手で押さえつけながら右手で首切りアックスを振り上げる。

「止めろ!!」

 その光景にキリトが背中の剣を抜いて獅子の男へと駆けだす。しかし――

「――開き直るなら、自分の死すら開き直れ」

「や、やめ――――!!!?」

 キリトの到着を待たずに首切りアックスが振り下ろされ、ロザリアの首が宙を飛んだ。

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