路地裏で殺し屋始めます。   作:Kirumi

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3話

 

 

 

あの後俺は駅まで連れてきてくれた兄貴を見送った後、

 

 

俺は電車に乗った。

 

 

次々と変わりゆく景色を見ていると、あっと言うまに大阪に着いた。

 

 

東京とあまり変わらない風景に少し混乱しつつ歩いていると

 

 

耳に昔懐かしい声が聞こえた。

 

 

?「類くぅぅぅぅん!!!」

 

 

類「うおぁっ!!」

 

 

勢いよく俺にダイブしてきた奴は兄貴の友達。桐生明伸だ(きりせい めいしん)

 

 

どうやら俺の事情は全て知っているらしい。

 

 

明伸「ほら!乗って!大阪でも静かなところに連れて行ってあげる!」

 

 

類「ありがとう。」

 

 

 

車の中______

 

 

明伸「今から連れて行くところは類君の住むとこでもあり、

仕事場になるだろうね。」

 

 

類「はい。」

 

 

明伸「あそこは、静かな場所だけど治安が安定してないから事件なんかしょちゅうあるんだーw」

 

 

類「そ、そうなんですか…」

 

 

明伸「なぁに!すぐに類君は安定するだろうね!だってお父さんが…」

 

 

類「親父が?」

 

 

明伸「あ、やべ、言いかけたや。あぶねーw」

 

 

類「教えて下さい!」

 

 

明伸「んーごめん今は無理だね。いずれ分かるよ。」

 

 

類「そう…ですか…」

 

 

明伸「・・・一つだけ言えるよ?」

 

 

類「・・・?」

 

 

明伸「あなたのお父さんは凄い。うん。本当にいろんな分野で凄い。」

 

 

類「分野・・・」

 

 

明伸「そーそー!!…言ってたら着いたよ」

 

 

類「え・・・あっ」

 

 

明伸「ここが君の住む街!月扇町!」

 

 

類「つきおうぎ…」

 

 

 

 

その村は住宅地が並び高台もなく。海もなく山もなく。

うるさくもなく静かでもない。中途半端な町であった。

だが、類にとってはいいところであった。

 

 

明伸「じゃあね。頑張るんだよ!」

 

 

類「はい。ありがとうございます。」

 

 

 

明伸の、車が見えなくなるまで見送った後、

類は路地裏に入った。

 

 

 

小さい頃はよく母から家を出ろと言われ、兄貴と路地裏で寝泊まりした。

 

 

そんな過去を持っているからこそ、ここまでこれたんだなーっと

改めて思った。

 

 

 

 

その夜_____

 

 

類が眠りにつこうとした時に客がきた。

 

狭い路地裏なので人が来たらすぐに分かる。

 

 

 

?「お前…名は何という。」

 

 

類「おい、じじぃ…いきなりなんだ?」

 

 

?「名は何だと聞いている」

 

 

類「ちぇ、一点張りかよ!俺は夜月 類だ!」

 

 

?「ふふふ…やはりな」

 

 

類「はぁ?ってめえなにがいいてぇんだ!」

 

 

?「いや、本当にこの町にきたんだなと思ってね。驚きだよ」

 

 

類「なんで、知ってるんだ?」

 

 

?「全部知ってるさ?君が東京から来たことも、母親を殺して来たことも全部な?」

 

 

類「・・・ってめぇなにもんだ。」

 

 

?「私?私は怪しいものだよ」

 

 

類「はぁ?」

 

 

 

 

 

 

 

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