幻想はやがて現実に   作:のんびり+

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はい、どうものんびり+です。
まずは黙って聞いて下さい。
――本っ当に申し訳ありませんでしたぁぁぁぁ!!!!!!
あれこれ謝っても時間は戻りません。
戻したければどこぞのポ〇モンかスタンドにでも頼みましょう。
それでは今回も、のんびりしていってね!


第六話 異変

 ふと、目が覚める。

 目に入って来たのは、いつもと変わらない部屋の白い天井。その白い天井を見て、俺は何故か安心する。

 いつもならとっくに二度寝の誘惑に襲われている筈だが、今日はやけに目覚めがスッキリとしている。

 

「おはよ」

 

「おはよう。今日は早いのね?」

 

 俺は席に着き、並べられたご飯に箸を伸ばす。

 今日の朝飯は納豆だ! 俺は納豆が黄色く染まるぐらいにカラシをぶっかける。これがご飯と良く合うんだ。

 飯を食っていると、母さんが妙な事を言い出す。

 

「今日は叫んだりしないのね?」

 

 ……何が?

 全く持って意味不明だった。

 

「母さん……何言ってんの?」

 

「んー? べっつにー」

 

 母さんはくすくすと笑ってはぐらかす。

 ……分っかんないなぁ。

 

「行ってきまぁす」

 

 外に出ると、もう秀樹が迎えに来ていた。

 

「よう新太! グッモーニン!」

 

「はいはい。グッモーニン」

 

 俺は普通に返したのだが、秀樹は何故か大笑いしている。

 ……かわいそうに。元々かなりのキチガイだったが……とうとう末期に……。

 

「おい! 誰がキチガイだ! 誰が!」

 

 秀樹が俺の両肩をがっちり掴んで聞いてくる。

 

「お前以外に該当者がいるか?」

 

「何!? オネェにそんな事言われたくねえなぁ!!」

 

 秀樹がおかしな事を口走る。

 

「オネェ? 誰が?」

 

「オネェと言えば新太しかいねぇだろ!?」

 

 秀樹はまだ怒っているのか、興奮気味に言う。

 オネェ? 俺が? 何で?

 俺のとぼけた表情を見た秀樹が続けた。

 

「お前、昨日一日中ずっと女言葉だっただろ? ~よとか、~だわとか」

 

 昨日……?

 秀樹に言われて気付く。俺は何故か、昨日の記憶が全く無い。

 一昨日の記憶はあるんだけどな……。妙な話だ。

 

「まあ立ち話も何だ。行こうぜ」

 

 俺は、秀樹から昨日の武勇伝を聞かされた。

 その中で一番驚いたのは、我が校のベスト・オブ・不良の若林先輩を俺がワンパンくらわして撃退した……と言うものだ。

 

「……それ嘘言ってるんじゃ無いよな?」

 

「本当だって。忘れ物して戻った時、俺は確かに見たんだ!お前の勇士を!」

 

 ……正直、信じる気にはなれなかった。……さっきまでは……。

 学校に着くと、校門前に若林先輩がいた。先輩の鼻には絆創膏が貼られている。喧嘩の後か?

 そして、俺を見つけるや否や近付いて来て、

 

「おはようございます! 新太さん!」

 

 などと言い出すのだ。

 

「え? あの、若林先輩?」

 

 先生にも敬語を使わない事で有名な若林先輩が……俺に敬語!? しかも気をつけと礼の合わせ技!!!!

 俺は当然の如く固まってしまう。だが、先輩の暴走は止まらない。

 

「新太さん、鞄持ちましょうか? 困った時はいつでも言って下さい! 俺で良ければお力添えしますよ!」

 

 ……先輩。頼むからこれ以上、俺を戸惑わせないでくれよ。それだけが、俺の望みです。

 

「……な? 言った通りだろ?」

 

 秀樹がこそこそと耳打ちしてきた。

 

「ま、まだ決まった訳じゃ……」

 

「じゃあ聞いてみろよ、先輩に」

 

 秀樹に言われて、俺は歯切れが悪くも先輩に尋ねてみた。

 

「あ、あの~先輩? 急に(かしこ)まってどうしたんですか?」

 

 すると、先輩は再び気をつけをして語り始めた。

 

「新太さんは昨日、俺に教えてくれたんです。覚悟とは何か、勇気とは何か、本当の拳の重さ、お金の尊さ……。昨日の新太さんに言われて気付いたんです! 今まで、俺がどんなに愚かだったのかっ……! だから決めたんです! 俺にそれを教えてくれた……気付かせてくれた新太さんに、恩を返そうと!」

 

 …………一通り話しを聞いてみて、俺がまず思った事。

 

「昨日の俺。一体何があったのだ」

 

 俺は、誰にも聞こえない程の声で呟いた。

 

 

 

 

 

 全く、現状が読み込めない。何故か昨日の記憶が無い。

 しかも、私が(チルノ)に弾幕ごっこで瞬殺されたと言うおまけ(新聞)付きだ。そして、更に。

 

「異変のプレゼントもついてくる……余計なお世話よ」

 

 さっき魔理沙が言っていたが、今日も宴会があるらしい。ここ最近、かなりの頻度で宴会がある。記憶に無いが昨日もやったみたいだし。

 まあ問題はこっちで、それに比例して謎の妖気が強まっている気配がする。私はこの妖気が異変の主犯だと睨んでいる。

 ……今日の宴会でケリを着けましょうかしら。

 私はそう意気込み、宴会まで一眠りする事にした。

 縁側から吹き付ける優しいそよ風に後押しされ、私はすぐに眠りに落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、お疲れ様でした!
今回で今の時系列が分かりましたね。
それでは次回も、のんびりしていってね!
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