最後の希望を目指す転生者 え、俺の事?   作:x-フィリップ-x

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9話 千の偽り、万の嘘。いや、全部嘘ってわけじゃ…

 現在俺は、次元航行艦船アースラの中にいる。

 今だカメレオウィザードリングを使い透明なままである。

 

 原作通り高町とユーノが説教されている。と言っても案外すぐ終わりフェイト・テスタロッサの母、プレシア・テスタロッサの話しになった。やはりと言っていいのか十分な情報はすぐには確認できず、その間にアースラの強化と高町達に休暇を与えることになった。

 

「それじゃあ1度なのはさんをお家に送るから少し2人はなのはさんの部屋で待っててもらえるかしら」

 

「「はい」」

 

「それじゃあ行こうか2人とも」

 

「はいエイミィさん」

 

 エイミィさんが2人を連れて部屋から出て行き、今はハラオウン親子と俺だけになった。

 

〈いいかホープ?〉

 

〈あぁ、他の人が来ないようにしっかり認識阻害をしておくよ〉

 

〈よろしく頼む〉

 

 俺はホープに確認を取り、頃合いを見て透明化を止める。

 

「はじめまして。クロノ・ハラオウンさん、リンディ・ハラオウンさん」

 

「「!?」」

 

 突如現れた俺に驚く2人。そして素早くデバイスを構えるクロノさん。

 

「誰だ! 答えろ!」

 

 顔は困惑と怒りが混ざったような顔をしている。

 俺は手を挙げ敵意がないことを示す。

 

「そう警戒しないでください。敵意はありません」

 

「いいから答えろ! お前は誰だ!」

 

確かに急に現れた相手に警戒しないでくれは無理だよな……。

 

「解りました答えますんでできればデバイスを下してもらいたいんで「ダメだ! いいから早く答えろ」さいですか。はぁ……、まあいいか。あらためて初めまして俺の事は……〈マスターとりあえず元の姿に戻りなよ〉おぉ! 忘れてた!」

 

「お前は一人で何を言っているんだ?』

 

 クロノさんに頭のおかしい人を見る目で見られている……。今のホープの声は俺にしか聞こえないもんな……。ともあれ俺は変身を解除し元の姿に戻る。

 

「小野修也です。よろしくお願いします」

 

「な!?」

 

「こ、子供?」

 

 クロノさんも驚き、今まで黙って警戒いたリンディさんまですっとんきょうな声を出している。

 

「あの、いいですか?」

 

「え、えぇ……。で修也君でいいかしら」

 

「はい、構いません」

 

「あなたはどうやってアースラの中に入ったのかしら」

 

「それはさっきまでみたいに透明になってクロノさんの服に掴まって転移に紛れさせてもらいました」

 

「ちょっと待て!? 僕に掴まってだって? 嘘を言うな! 魔力反応は一切感じなかったぞ!」

 

「まぁーそれは俺にはリンカーコア的な魔力ほとんど無いですからね」

 

 実際は少しはあるんだけど今はホープが縛っていて全く使えない代わりに反応を感じさせないようにしてくれている。

 

「待て! じゃあさっきのはなんだ!」

 

「ちょ! 待ってください! 今話しますから!」

 

 俺の発言に納得いかないのか詰め寄ってくるクロノさん。近い! 近い!?

 ここからはホープとの打ち合わせ通りに行く。

 

「まず俺は皆さんとは根本から魔法使いとして別物です」

 

「別物?」

 

「……詳しく聞かせてもらってもいいかしら?」

 

「はい」

 

 真剣な目になるリンディさんに対して俺は話し出す。

 俺はそれに対し自身の魔法の原理について話す。リンカーコアを必要としないこと。その代わりに体内にいる魔力で出来たモンスターに力を借りていること。そして指輪を使用すること。

 

「指輪の魔法使いか……。俄かには信じられないな……。」

 

「つまりあなたたちは、地球の中で独自に発展した魔法使いと言うことでいいのかしら?」

 

「そうですね。強いて言うなら今はもう俺1人しかいないと言うことぐらいですかね」

 

「1人? どういう事かしら」

 

「簡単な話ですよ。地球では元々魔法は非現実的なことなんです。それこそ畏怖の念で見られるような存在です。知ってます?昔地球では魔女狩りなんて言うものまであったんですよ? そんなこともあり数は徐々に減り今では俺1人ってわけですよ」

 

「そんなことが……」

 

「とりあえず俺の魔法についてはこのぐらいで」

 

「……解りました」

 

 流石にこれ以上はボロが出そう……。まずこの話の半分近くが嘘なんだ。

 

「で、ここに来た理由なんですけどこの騒動の手伝いがしたいと思いまして」

 

「どう言うことだ?」

 

「いや、本当は傍観するつもりだったんですけどここのところ危険な魔力反応が多くてさすがに不安に感じて……」

 

「君は知っていたのか? ジュエルシードのことを?」

 

「ジュエルシードって言うんですか? まぁー知ってたかどうかで言えば知ってました。たださっきも話したように俺は存在が存在だけに迂闊に動きたくなかったんですけど、今日のようなことがあったらさすがに無視できないですよ」

 

「なるほど……」

 

「事情はわかりました。協力してもらうのはこちらにとってはとてもありがたいことです。ですがいいのですか?いろいろな人に見られることになるんですよ?」

 

「そこはあれです、最初に会った時の姿でだけ、他の人の前に出るんで。だから俺の事は絶対に他言無用でお願いします」

 

「まさかそのために僕とかあさ、艦長の2人になった時を狙ったのか?」

 

「さぁ? ご想像にお任せしますよ」

 

 その通りなんですけどね。後、高町には会いづらい……。覚えてないとは思うんだけど、どうだろ?

 それと話してわかったけど、やっぱりクロノさんは優秀なんだと思う。俺の話を1度で理解してくれたし。納得はしていないみたいだけど……。

 

「……よろしければ1度その指輪の魔法と言うのを見せてもらってもいいでしょうか?」

 

 そう聞いてくるリンディさん。ふむ……。

 まあ、見せておいた方が今後の展開的には楽になるかな?

 

「わかりました。いいですよ」

 

 すでにバックルは展開状態だったのでレバーを操作し変身待機状態にする。

 

『シャバドゥビタッチヘーンシーン!!シャバドゥビタッチヘーンシーン!!~』

 

「な!? なんだそれは!?」

 

「あ~すんません。こればかしはどうしょうもなくて……」

 

 俺ももう少し静かにさせたいんだけど……。

 やっぱり見せるなら一番オーソドックスなフレイムだよな。

 

『シャバドゥビタッチヘーンシーン!!フレイム!プリーズ……。ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!!!』

 

 いつも通り魔方陣が通過し変身する。

 

「さっきと色が違う?」

 

「一応これが一番オーソドックスなんで」

 

「と言う事は他にもあるんですか?」

 

「まぁー後数個は」

 

 その後、最初に会ったハリケーンスタイルになったり、コネクトとカメレオのウィザードリングを見せた。

 

「それじゃあこれからよろしくお願いしますね。リンディさん、クロノさん」

 

「えぇ。こちらこそよろしくお願いします」

 

「あぁ、よろしく修也。後、僕の事は呼び捨てで構わない」

 

「え?いいんですか」

 

「たいして年齢も変わらないんだろ?短い間とは言え仲間になるんだ」

 

「それじゃあ失礼して……。よろしくクロノ」

 

 なんかクロノのイメージがガラッと変わったんですけど……。普通にいい人なんですけど……。いや、いい人なのは知ってたんだけどもっと堅物と言うか、融通が利かないと言うか……。

 

「じゃ、今日はこれで失礼します。あ、とりあえずこの姿の時はウィザードと呼んでください」

 

「ウィザード?」

 

「昔からそう言う名称なのでそれ以外にないんで。よろしくお願いします」

 

「そうなのか? まぁーわかった……」

 

 

 まぁー、魔導師に対してウィザード(魔法使い)って呼んでくれっていろいろ間違ってるもんな……。

 

「それじゃー、念話程度はできるからよろしくクロノ」

 

「あぁ、わかった」

 

「最後に1つよろしいでしょうか?」

 

「? なんですか?」

 

 また真剣なまなざしになるリンディさん。まだ何かあるのかな?

 

「先ほど指輪の魔法使いは修也さん1人と言いましたがご両親は?」

 

 なんだそのことか。

 

「いませんよ」

 

「そうですか……。ごめんなさい、失礼なことを……」

 

「いえお気になさらずに。では」

 

 そう言い右手にリングをつける。

 

『テレポート・プリーズ!』

 

 自分の家に飛ぼうとする。

 あ! 1つ言い忘れてた!

 

「クロノ。俺まだ8歳だから! 同い年じゃないから!」

 

「「えっ!!」」

 

 ちょ! リンディさんまでなんで驚いてるの!?

 はやてにも言われたけどやっぱ俺って老けてるのかな?……チクショウ。

 

 




新しいウィザードリング

・テレポート
 空間同士をつなぐワープホールを生みだす。ただし知ってる場所や魔力などの目印が
 必要。
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