最後の希望を目指す転生者 え、俺の事?   作:x-フィリップ-x

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A's編
15話 俺をよぶなあああ!


 現在6月1日木曜日。

 はやての誕生日、6月4日まで早3日という今日。誕生日当日は日曜日なので朝から向かって誕生日パーティーをしようと考えている。一応はやて本人から誕生日がいつだと聞いた事がないので、担当医の石田先生に聞いた事にしサプライズパーティーにしようと思っている。

 ちなみに石田先生とははやてが病院に付き添いで行く際に会い、そこからの面識である。

 

 さて、先ほども言ったが後3日しかない。

 やることが多いので効率よく物事を進めたいので学校で計画を練っているといつの間にか授業は終わり、帰りのHRの時間になっていた。

 

「それじゃあ小野君。後で職員室に来てね」

 

「はい、わかりました」

 

 そう担任の教師に呼び出されるがよくあることなので今更驚いたりしない。

 

「じゃー、これで終わりまーす。小野君」

 

「はい。起立、礼」

 

「「「「「さよーなら」」」」

 

「はい、さようなら。皆気を付けて帰るのよ」

 

「「「「「はーい!」」」」」

 

 HRも終わり担任は教室を出て行く。

 さて、俺もやることがあるし職員室に行って、早く帰りますか。机の中に入っている教科書などを鞄に詰めて帰る用意を進めている。その間クラスメイト達は挨拶をして帰っていく。

 ちょくちょくだが俺にも挨拶をしてくれる人もいて、俺も挨拶をし返す。

 先ほどの号令を聞いてわかるかもしれないが、学級委員なるものやっている。進級してすぐに騒がしかったクラスをおとなしくさせてから、何故かクラス内で頼られるようになり、しかもその後に行われた委員決めでは、学級委員に選ばれましたよ。最初は断ったのだが担任にまでお願いされ断り切れなかった……。マジでどうしてこうなった……。

 ただ、前世と比べて巻き込まれることは相変わらずなんだが、暴力沙汰が圧倒的に減った。その分は魔法で補われているが……。

 

 クラスメイトと別れた後、職員室にいる担任の下に行くと明日使うプリントを運ぶように頼まれ、それをすまして学校を出る。

その後一度家に帰り、ある場所に行くことを決意する。

 

 海鳴市最強拠点・翠屋へ。

 

 

 今俺は翠屋の前にいる。

 ただ、本来の姿ではなくて大人の姿になってだ。これでもしなのはに会っても大丈夫なはずだ。てか、気にしすぎか?

 ともかく、意を決して店の扉を開け店内に入る。店内の内装はとてもおしゃれで、一瞬場違いじゃね?と思ってしまう。

 

「いらっしゃいませ」

 

 声をかけてくれたのは高町母、高町桃子さん。だと思う……。いや、だって若すぎない? 子供が3人いるだなんて到底信じられない。あぁ~でもリンディさんもそうだったよな……。

 

「お客様、お1人様でよろしいですか?」

 

「あ、はい」

 

 高町母の容姿に内心驚いているうちに席に案内してもらう。案内されたのは店の真ん中近くの2人席、俺はカウンターが見える奥側に座る。

 少ししたらまた注文を聞きに来ると言いカウンターに戻って行く高町母。

 俺はその間メニューを見ながら他の客の事をチラチラと見てみるが、男性客は俺1人しかおらず、大半が制服を着た学校帰りの女子学生ばかりだ。まあ、時間が時間なので仕方がないとは思うのだがやはりどうも居ずらい……。

 ちょくちょくだが、女性勢から視線を感じるのは何かの間違えであって欲しい……。

 

「ご注文はお決まりですか?」

 

 視線に耐え、しばらくすると高町母が注文を取りに来る。

 

「はい。シュークリームを1つとコーヒーを1杯で」

 

「かしこまりました。しばらくお待ちください」

 

「あ、後ケーキの予約ってできますか?」

 

「ケーキの予約ですね。はい大丈夫ですよ。誕生日か何かですか?」

 

「その通りです」

 

 そう、これが今回翠屋に来た本来の用事、はやてのバースデーケーキを買うためだ。

 今までも翠屋のケーキを食べたいとは思っていたのだが、自分で自分のためにケーキを用意するという気にもなれず、結局転生してから1度も来ることがなかった……。

 

「彼女さんですか?」

 

「ブッ!? ゲホゲホ!! 何言ってるんですか!」

 

「あら、違うんですか? とてもかっこいいのでそうなのかと」

 

 かっこいい? 俺が?

 ……あぁ、そういえば大人になった俺って完全に操真晴人なんだった。あんまり実感ないいだよな。

 

「違いますよ。友達の誕生日ですよ」

 

「あら? そうだったんですか? ごめんなさいね」

 

 首を傾げ、笑いながら謝ってくる高町母。いや本当に大学生でもいけるんじゃね? と思うほど違和感がなかった。

 しかし、俺とはやての関係は友達としか言いようがないよな……。あ~でも、俺からしてみれば妹とも言えないこともないかもしれない……。

 

「大きさはどのくらいにしますか?」

 

 大きさか……。俺とはやての2人分だろ?

 あ! ヴォルケンの4人がもういるんだっけか。でも人数分ケーキがあったら不自然か?

 

 …………

 

 まぁーいっか。多めに買っといたらいいや。

 

「6人で食べるのでそれなりに大きいので」

 

「わかりました」

 

 その後も受け取る日時や俺の連絡先を伝え、最後に上に乗せるチョコに書く名前を伝え予約は完了した。何故かチョコに書く名前を「八神はやて」でお願いするととてもニコニコされた。なぜだ?

 そして、最初に頼んだシュークリームとコーヒーを待つことになった。

 

「あの! お待たせしました!」

 

「いえ、大丈夫で……す?」

 

 しばらくして注文したものを持って来てくれた店員さん。ただその店員さんがつい最近一緒に戦ったなのはだった……。

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