最後の希望を目指す転生者 え、俺の事? 作:x-フィリップ-x
時間軸的にはもう少し後なのですが、作者がこの話に意識が向きすぎて本編が手につかず、先に投稿することにしました。
なのは原作キャラは1部が出るだけで、本編とは全く関係がないです。
あまりそう言うのに興味が無い方はスルーしちゃってください。
ではお楽しみください。
「今度はどんな世界なんでしょうか?」
「さぁーな」
「よし! それじゃあ早速聞き込みに行こうか!」
どうも小野修也です! 早いもので現在高校3年生です。
いや~、高校と言ったのでわかったと思いますが、管理局には正式には入りませんでした。いろいろ考えた末、高校には行くと言う結論になりました。ちなみにアリシアも一緒で、アリサとすずかを含めた4人で生徒会役員をやってたりします。
今も嘱託魔導師は続けており、主にクロノの依頼で働いたりしています。その代わりと言ったらあれだけど、再来年から動き出すであろう機動六課に俺とアリシアがうまく入れるようにいろいろ動いてもらっていたりはする。
俺が高校に行くためミッドチルダには行かないと言った時のなのは、フェイト、はやてはあらゆる意味で怖かった。問いただしてくる時の目がもはやヤンデレのそれでした……。
その時に、こちらに残るアリシアとミッドに移るフェイトの板挟みになったプレシアさんは、どちらを立てればいいかがわからなくなり、最終的には俺に『2人になりなさい!』と言う何とも理不尽な結論になったりしました。
「ちょっとシュウ! いつまでもぼ~っとしてないで早く手を動かしなさい!」
「いや、そうは言うけど、俺だけ3人に比べて5倍くらいあるんですが……」
「当たり前じゃない。あんたは生徒会長なんだから私達より多く働くのは当然でしょ。ほら、さっさと働く!」
「はぁ~……。わかりました。さっさと終わらせるか……」
「シュウ、がんば!」
「そう言うアリシアも手を動かす!」
「……はい」
アリサに注意され、ツインテールの髪が心なしかシュンとなる。なにそれかわいい……。
と、そんなことはまあいい。そうなんです、会長なんです……。どこで何を間違えたんだろうか……。たしか最初はアリサが生徒会長に立候補すると言い、何故か俺にも立候補しろと言ってきて、『勝った方が負けた方になんでも1つ命令できる』と言う謎のルールをアリサが追加し、ただでは負けるわけにはいかなくなり、あれよこれよで生徒会長ですよ……。
ちなみにアリサへの命令で、副会長になってくれと頼みました。俺だけでは到底できる自信がなかったのでアリサに『俺と一緒に(生徒会に)来てほしい』と頼んだら、かなり狼狽していたが、最終的には了承してくれた。現にかなりアリサには楽をさせてもらっています。
そして、書記にはすずか、会計にはアリシア、と見事に友達ばかりだ。庶務には2年生が2人おり、来年度以降の事も考え、選挙で落ちた2年生を選んで入れている。今日はもう帰したけど。
そう考えたら今が9月半ばで、俺が生徒会長をしているのも後1ヶ月ほどなんだな……。
「お疲れ様、シュウ君」
「お! サンキューすずか」
ようやく仕事が終わり、俺をねぎらいお茶を入れてくれるすずか。
「それにしても最近多いね」
「たしかにな……」
すずかが、俺の机の上に置かれているプリントの束の一番上の1枚を手に取りそうつぶやく。プリントには『22歳女性行方不明、またも手掛かりはなし』と書かれている。
「本当に最近物騒よね」
「これで何件目だ?」
「たしか6件目だったと思う……」
「そんなに……。こんな事が起き始めたのいつからだったかしら?」
「2週間前の日食からだな……」
そう、日食だ。何かが自分の中で引っかかっている……。
「とにかくだ、何かあったらすぐに俺に言えよ」
「「うん」」
「期待してるわよ、魔法使いさん」
「茶化すなよアリサ……」
バカにするとかではもちろんないのだが、何故かアリサは俺が魔法使いと言うことをことあるごとに言ってくる。
「はいはい、じゃあ今のうちに職員室にこのプリント持っていくから、そのうちに帰る用意しておいて」
「? プリントなら俺が持っていくぞ?」
「いいからゆっくりしてない」
「そうか? ありがとうな、アリサ」
「べ、別にシュウのためじゃないんだからね!?」
そう言い、急いで生徒会室を出て行くアリサ。
昔からそうなんだが、直接お礼などを言うと何故かアリサは走ってどこかに行ってしまう。よくわからん……。
アリサが戻ってきて、4人そろって学校を出る。まだ日は沈んでおらず明るいのだが、先ほどのプリントにもあったように物騒なので俺が途中まで送ることにしている。今日の場合は今から4人で翠屋に行き、しばらくしてからアリサとすずかは迎えに来てもらい、アリシアは俺が家まで送るという感じだ。
学校から出て、しばらくすると違和感を感じる。
「……おかしい」
「シュウ?」
「おかしいって何がよ?」
「どうかしたの?」
3人は特に何も感じていないようだが、俺はどうも腑に落ちない……。
「さっきから人がまったくいないんだ」
「「「え?」」」
そう、ここ数分大人子供関係なく、人っ子一人として全見かけていないのだ。これがたまたまなのかどうかは分からないが、さっきから嫌な予感がしている。
「言われてみればそうかも……」
「そんなのたまたまよ」
「そうそう、気にしすぎだよシュウ」
「そうかもな……」
すずかだけは少し疑問に思ったようだが、アリサとアリシアの2人は全く気にしていないようだ。俺もわざわざ不安を煽るような事をしないため、口ではそう言ったがまったく気を緩める気になれなかった……。
「ほらシュウ! いつまでもそうしてないで早く行くわよ」
そう言って先頭を歩き出すアリサ。だが、その瞬間にとんでもなく巨大な魔力を感じる。しかもこれは、リンカーコアの類の魔力ではなく、むしろ俺に近い魔力だ。
「危ない! 下がってアリサ!」
「えっ?」
危険を感じ、急いでアリサの前に立つ。すると次の瞬間に目の前の道路が1部、真ん中あたりが爆発する。
「え……なに?」
突然の事に困惑するアリサ。後ろのすずかとアリシアも何が起きたのか理解できていないのか、完全に固まってしまっている。
爆発の余波によって起きた煙が徐々に晴れていく。そこにいたのは、全身を赤色が覆い、体には炎を纏っている。見間違うはずがない……、その姿はまさしくファントムのフィニックスそのものだった。
「何で……、何でフェニックスがここにいるんだ!」
「ほぉー、俺の事知ってんのか? 俺達に近い魔力を持ったやつがいるって聞いて見に来てみたが、テメーのことか?」
「よくわかんねーけど、残念ながら俺とお前では全く似ていないんで」
「ハッ! そうかい。まぁーいい、よくわかんねーけどワイズマンが人払いしてるいまは暴れていいって言われててな。少しは俺を楽しませろ!」
今ワイズマンって言ったか!? つまりワイズマンまでこの世界にいるのか……。いったいどうなってるんだ。
その間にも、フェニックスは手に持った大剣に炎を纏わせながら、ゆっくりと俺達に近づいてくる。
「3人とも、危ないから下がっておいて」
「「「うん(えぇ)」」」
3人が下がったのを確認し、左手にフレイムウィザードリングをつける。
「行くぞ、ホープ」
『あぁ、問題ない。いつでも行けるよ』
首飾りとして首から下げていたホープに合図を送り、本来の姿のウィザードライバーになる。すぐさまレバーを操作しハンドオーサー左側に傾け変身待機状態にする。
『シャバドゥビタッチヘーンシーン!!フレイム!プリーズ……。ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!!!』
『コネクト・プリーズ!』
変身し、すぐさまコネクトでウィザーソードガンを取り出す。
「さぁー、行くぜ」
「ほぉー、なかなか面白そーじゃねーか。ちっとは楽しませろや!」
そう言い、接近して来ると炎を纏った大剣を何度も振り下ろしくてくる。それをソードモードのウィザーソードガンで受け流しながら応戦する。
「オラオラ! どうした? こんなもんか」
「チッ! このままじゃ埒が明かない!」
フェニックスの猛攻の一瞬の隙、大剣を振り上げた瞬間にウィザーソードガンをガンモードにし、銃弾を数発撃ちながら後退する。
「だぁ! ちまちまうぜーぞ!」
「安心しな、とっておきをくれてやる!」
やはり、銃弾では全くと言っていいほどダメージはないようだ。だが、それ自体は予想通りであり、本命は次の攻撃だ。
右手のウィザードリングを付け替えバックルにかざす。
『超イイネ!キックストライク…サイコー!!』
足元に赤色の魔方陣が発生し、その魔力が右足に纏っていく。そして走り出し、ロンダートをし、その反動を使い空中反転、そこからの飛び蹴りをフェニックスに向かい放ち、それが直撃する。
「ぐぁ!?」
直撃してすぐに声をあげながら爆発するフェニックス。
「やった!」
「シュウ君、大丈夫?」
「終わったのシュウ?」
「いや、まだだ。下がって……」
3人は俺がフェニックスを倒したと思い近づいてくるが、あいつが俺の知っているフェニックスならこれで終わるはずがまい……。
「少しはできるんじゃねーか。油断したぜ」
案の定、爆発した場所に炎が集まり無傷の元の姿に戻る。
「だが残念だったな。俺はフェニックス、不死身のフェニックスだ!」
クソ! やっぱりか……。
どうする……。本家通り、オールドラゴンになって、太陽にぶち込むか……。
「だったら、これならどうだ?」
「あぁ?」
『ファイナルアタックライド!ディ・ディ・ディケイド!』
突如俺の後方より声が聞こえ、その方向から巨大なカードのようなものが複数フェニックスに向かい現れる。その中を高速で通過し、とんでもない破壊力を持った蹴りがフェニックスに直撃する。
「馬鹿な!? 俺は不死身の!? 俺は……」
フェニックスがしゃべり終わると同時に先ほどと同じように爆発するが、さっきとは違いそのまま炎は消えて無くなってしまった。
「アンデットもそうだったが、やっぱり不死身だろうと俺に破壊できないものはないようだな」
俺の方を向きながらそう言ってくる。
俺とは違いアシンメトリーなフォルム、色はピンクをより鮮やかにしたマゼンタ、そして頭部がバーコードをモチーフにようになっている。
間違いない、俺はお前の事を知っている。でもどうしてお前がここにいるんだ!
世界の破壊者 ディケイド!