最後の希望を目指す転生者 え、俺の事? 作:x-フィリップ-x
「ちょっと放しなさいよ!」
「うるせー! このガキ! さっさと乗りやがれ!」
「……」
どうしてこうなった……。
今少し距離はあるが目の前でで誘拐事件が起きようとしている。あれ間違いなくアリサ・バニングスだよな……。
早いもので転生してもう4ヵ月も経った。
つまり高町なのはと出会ってから4ヵ月経ったということだ。
マジかよ~。あれからは原作組とは全く関わってたかったのにここにきて、しかもこんな重い現場に巻き込まれますか……。
てかなんでこんな所に一人でいるのバニングスさん! 鮫島さんはどこ行った!?
俺が傍観しているうちに車に乗せられ連れていかれるバニングス。
あ~どうしよ……。いや、俺がやらなくたって大丈夫なはずだ。原作では語られてないって事は問題ないってことのはず……。
でもな~、なんか胸糞悪いしな……。
よし決めた! 助ける。
ある人は言いました『恐怖はまさしく過去からやってくる……』と。
もしここでこの件をスルーしたとする。そしてもしバニングス両親がこのことを気にしバニングスがどこかに引っ越してしまう。すると高町は友達ができない。魔法が絡み疲れた時も心配してくれる友達がいない。原作が大幅に変わる。俺の平穏が……。
……いや、さすがにこれはないと思うけど万が一がある。俺がいるだけでどう変わるかもまだわからないからとりあえず不安分子は取り除くことにします。
さてと、助けると決めたからには行動に移しますか。
まだプラモンスターは作ってないからとりあえず車が走って行った方に向かってみる。
案の定見当たらない……。さてどうしようか。
「ホープ。どっちに行ったか分かるか?」
『そうだね。流石に魔力反応がない人間の正確な位置まではわからない。だが、この町の形状、立地を考えるならこの時期人気の少ない海辺の大型倉庫あたりが有力だと思うよ。ちょうどこの道をまっすぐ進むと海に出るからね』
「お、おう……」
マジですかホープさん……。凄いっす……。
「とりあえず行ってみるか」
走り出しホープが推測した大型倉庫にたどり着いた。
「ホープわかるか?」
『あぁ、この距離なら問題ないよ。……ビンゴ。ここで間違いない。女性の子供が1人に男性の大人が6人いるようだ』
「なるほど。んじゃさっそく行きますか! ホープよろしく」
『了解した』
ホープに声をかけ本来の姿、バックル部に黒い手形をモチーフにしたウィザードライバーに変化する。
バックル横のシフトレバーを操作し、中央にあるハンドオーサーを左手側に傾ける。
『シャバドゥビタッチヘーンシーン!! シャバドゥビタッチヘーンシーン!!~』
変身待機状態になり騒ぎ出すウィザードライバー。……うるさいけど嫌いじゃないんだよな。
俺は赤いウィザードリングを取り出し左手中指につける。
「ふー。よし!行くぜ!」
『シャバドゥビタッチヘーンシーン!! フレイム!プリーズ……。ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!!!』
俺は指輪をつけた左腕をバックル中央部に持っていき、その後左手を横に突き出す。すると左側から赤い魔方陣が現れ俺を通過するし変身が完了する。
どこからどう見ても仮面ライダーウィザードだ。ちなみに身長も伸びている。前に練習のために変身した時もそうだったがどうやら変身すると決まったサイズになるらしい。ディケイドに出てきた響鬼とキバもそうだったから何か理由があるのかな? いやでも電王は子供電王があるしな……。
ま、いいか。
右手にウィザードリングをつけ、次にレバーを操作しハンドオーサーを右側に動かし、リングをかざす。
『ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!コネクト・プリーズ!』
コネクトウィザードリングを使い別空間と魔方陣をつなぎその中に手を入れ武器であるウィザーソードガンを取り出す。
「んじゃ行きますか!」
後書きでは新しく出てきたウィザードリングの紹介をしていこうと思います。
・フレイムウィザードリング
フレイムスタイルに変身するためのウィザードリング。
炎のエレメントを宿したウィザードの基本形態。基本カラーは赤、頭部の形状は丸。
火・熱を操る能力を備える他、基本形態らしく身体能力のバランスにも優れており、能力の調和 が取れているオールマイティな形態。
・コネクト
空間同士を繋ぐ小型の魔法陣を作成する。おもにいろいろなものを取り出すのに使われる。