最後の希望を目指す転生者 え、俺の事?   作:x-フィリップ-x

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4話 天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ!悪を倒せと俺を呼ぶ!…て、違~う!?

 

倉庫の扉の前に立ち、息を整える。

 いくら仮面ライダーになったとはいえ少し前まで普通の一般人だったんだ。どうしても緊張してしまう。いや、覚悟を決めろ。これからの事を考えるとこのぐらいまだ序の口のはずだ……。

 

「よし!」

 

バコン!

「「「「!?」」」」

 

 決意を新たにし、扉をぶち壊す。

 するとそれ聞きバニングスとそのすぐ近くにいるこの事件の犯人であるスーツを着た大人3人がこちらを見てくる。あれ? ホープの話では6人じゃ……。奥にでもいるのかな?

 バニングスは驚いた顔をし、3人は驚きながらもこちらに拳銃を向けてくる。

 えぇ~、いきなり拳銃ですか。マジで怖いんだけど……。

 

「何もんだてめー!」

 

「え? あ……え~と」

 

 しまった!登場セリフとか考えてなかった! いやまさか『何もんだ!』なんて本当に言われると思わないじゃん!?

 えーと、どうしよう!やっぱりここは『通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておけ』か? それとも『天の道を往き、全てを司るものだ』か?えっと!えっと!あ~も~めんどくさい!

 

「うるさい! 俺に質問するな!」

 

「何言ってやがんだこいつ!」

 

「おい! そんなことどうでもいい。このことを知られたんだ。どちらにしろ殺すぞ!」

 

「おう!」

 

 そう言い3人が拳銃を一斉に引き金を引く。

 

「危ない!?」

 

 バニングスの悲痛な叫びが響く。

 

キキキン!

 

「「「「!?」」」」

 

 飛んできた銃弾をウィザーソードガンのソードモードですべて弾き飛ばす。

その光景を見て唖然とするバニングスと犯人ども。

 こいつらマジで撃ってきやがったよ……。これでもう弁解の余地はない!

 

「さぁー、ショータイムだ」

 

 そう、今からは一方的な殲滅と言う名のショータイムだ! むしろ絶望がお前らのゴールだ!

 

 俺は3人が驚いてるうちに全速力で3人に走り近づき中央にいるやつに向かい腹パンをする。

 100mを5秒で走る脚力をなめるなよ。

 残りの二人は驚きながらも俺に拳銃を向けてくる。俺は右手で持っているウィザーソードガンを上空に投げ、空いた両手で拳銃を握る。両手に魔力を収集すると手が炎で包まれ、そのまま拳銃も炎で包まれる。

 それに驚き拳銃から手を放す2人。俺は落ちてきたウィザーソードガンを掴み取り、右側にいる男には

 ウィザソードガンの持ち手の後ろの部分を鳩尾に叩き込み、左側の方には首裏に手刀をし2人を気絶させる。

 

「……」

 

 今だ唖然とした顔で俺の事を見てくるバニングス。

 縛られている紐を切ろうと近づくとビクッと体を動かすバニングス。

 まぁーいきなり現れたと思ったら犯人の3人を気絶させたんだからびっくりされても仕方ないよな。

 

「おい、今のは何の音だ!」

 

 さっきの銃声を聞きつけ残りの3人が奥から出てきた。

 そして俺の足元で気絶している仲間3人を見るとすぐさま拳銃を構える。

 また拳銃ですか……。そんなすぐ構えないでくれよ怖いんだから!

 

 先ほどよりも距離が遠いためさっきみたいに近づくのは無理かな……。もし何も考えずにあの馬鹿どもが撃ってきて、外れてバニングスに当たったら一大事だからな。

 考えがまとまりウィザーソードガンをソードモードからガンモードに変える。

 相手が俺が動いたのを見て拳銃を撃つ。って!? やっぱり何も考えてない馬鹿じゃねーか! 外れてバニングスに当たったらどうすんだよ!

 俺も急いで自分の魔力をウィザーソードガンに込め3発の弾を作り出し、それを打ち出す。

 

カン! カン! カン!

 

 俺は馬鹿共が撃ってきた銃弾に自分の魔力で銃弾を操り3発とも命中させ相殺する。

 相手は驚き、その間にもう3発弾丸を作り相手の拳銃めがけて放つ。

 

「ぐわっ!?」

 

 自らが持っていた拳銃を弾き飛ばされ1人が声をあげて痛がる。他の2人も同じくうずくまっていた。

 俺はその間に右手の指輪を付け替える。

 

『バインド・プリーズ!」

 

 目の前に赤い魔方陣を出し、その中から赤い鎖が3本飛び出し1人に1本づつ絡みつき3人を拘束する。

 そうしてゆっくりと近づく。

 

「クソ!なんだよこれ!」

 

「早く何とかしろ!」

 

「全く取れないぞ!」

 

 暴れてるけど残念ながら力技じゃ無理だ。ファントムだって縛れるんだぜ?

 近づき最初の3人と同じく殴って気絶させる。

 3人を引きずりバニングスの近くに戻り、さっきより長い魔力で出来た鎖で6人をまとめて縛る。

 そして、さっき邪魔されてできなかったのでバニングスを縛っている紐を切る。

 

「……あの。あなたは?」

 

 バニングスがそう聞いてくる。強気じゃなくてしおらしいバニングスもなかなか……。

 まぁー本来誘拐なんてされたら正気じゃいられないと思うからやっぱり強い子だと思う。

 さてとなんて答えたものか……。魔法も普通に見せたしな……。

 正直に『仮面ライダーウィザードです』なんて言ったら絶対頭おかしいんじゃねーのとか思われるだろ。いや、バニングスなら直接言ってくるかも……。

 やっぱりこういう時は安定の破壊者さんですかね~。

 

「別に。ただの通りすがりの魔法使いだよ」

 

「魔法……使い?」

 

「早く家族に無事を知らせてあげるといい」

 

 そう言い足早に倉庫から出て行き、少し離れた場所で変身を解除する。

 

「ぷはぁ~。つかれた~」

 

『お疲れマスター。初めての実戦にしては上出来さ』

 

「おう、ホープ。それとありがとな、結構力セーブしてくれてたろ?」

 

『まぁーね。そうしないと大惨事だからね』

 

 確かにそうだよな……。基本t単位だからな。実力を試すために生身で腹パンとかされたら……。

 

『さて、それじゃあ帰ろうか』

 

「おう」

 

 家に帰る途中、今後どうなるか考える俺であった。




新しいウィザードリング

・バインド
 魔法陣から出現する、スタイルに応じた鎖で敵を拘束する。
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