最後の希望を目指す転生者 え、俺の事? 作:x-フィリップ-x
遅くなってしまい申し訳ないです。
本当は1話にまとめる予定だったのですが、纏まりきらず前後で分けさせてもらいました。後編はできるだけ早くあげれると思ういますのでよろしくお願いします。
俺が号泣をした誕生日パーティーから2日が過ぎ、現在1月4日。三ヶ日も終わり、今日も今日とて翠屋に来ている。
現在を俺はウィザードリング各種を磨いている。隣に座っているはやては自前の本を読んでおり、他のメンツは現在……。
「「「「「……」」」」」
ただただ無言で冬休みの宿題に取り掛かっている。
いやー大変だねぇ……私立小学校。5人がやっている宿題の量が多いの多いの。あ、俺? 俺はもう終わらせてるよ。頑張って年明けまでに全部やったよ。さすがにどっかの天才系主人公のように出された当日に終わらせたりはできないけど、早めに終わらせるように心掛けている。だってぎりぎりになって焦ったりするのってめんどいし……。ちなみにはやては冬休み明けに私立聖祥大学付属小学校に通い始めるようだ。うらやましい事に宿題なしだ。
「うぅ……わかんない。シュウ教えて~」
「なぜにて俺に?」
先ほどから進みが悪いアリシアが俺に泣きついてくる。まあ、座っている位置がちょうど向かい側なので見てやるのだが。やっているのは算数のようだ。
ちなみに座っているのは4席1テーブルを2つを繋げ、窓側に左からすずか、フェイト、アリシア、アリサ。逆の通路側に空き、なのは、俺、はやて。このように座っている。
「えっと~、これならここをこうして……」
ウィザードリングとそれを磨いていた布を置き、アリシアからペンを借り、解き方を教える。逆さからだから少し書き難い……。
他にも分からない問題を数問ほど教える。なんだかんだで理解力は高いようなので、少し教えるとすぐに理解してくれる。12月頭に転校してきて、それ以前の問題がわからないって感じかな?
「ありがとうシュウ」
「どういたしまして」
アリシアにペンを返し、ウィザードリングを磨くのに戻ろうとする。が、なぜか視線を感じる……。視線の主はなのは、アリサ、すずかの3人のようだ。
「なんぞ?」
少し変な言葉になったが3人に見られる理由がわからない。なんか変な事した?
俺が疑問に思っていると、アリサが理由を教えてくれる。
「シュウ、あんたなんでわかるのよ……?」
「……はい?」
どゆこと?
首を少し傾け、言葉の理由を伺う。
「シュウ君って公立小学校なんだよね」
「あぁ、海鳴第一小学校」
「えっと……私たちの授業って公立よりは結構早く進んでるから」
「あぁ、そうゆう意味ね」
なのはとすずかのおかげでようやく理解できた。つまり私立と公立での授業の進みが違うのになんで問題が解けるんだ? と言うことだ。
「俺って天才だかr、嘘ですごめんなさい睨まないでアリサ」
ちょっとふざけただけなのにアリサに超睨まれた。マジで怖いって。
周り女性ばかりだから、この場での俺の立ち位置って超低いよね。主にアリサのせいで……。
さて、なんて答えようかな……。
「まぁ、それなりに勉強はしてるからさ」
「そうなの?」
「魔法とか好きな事ばっかりやってるとホープに怒られるから」
声を出してすぐに念話でホープに謝る。ホープからもすぐさま〈構わないさ〉とかえって来る。
もうね、息をするかのように嘘が出るようになったよ……。できるだけ生前が係わることは話さないようにしないといけないのに、ついうっかり話さないといけない状況になる事が多い。
「そうよシュウ。せっかくだからあんたの事教えなさい」
「いや、なぜそういう話になるんだよアリサ……」
本当になぜにてそういった話になった。もう俺結構ギリギリですよ……。
ほらー、他の皆も首を縦に振って聞きたそうにしてるよ。個人情報の保護ってものがここにはないのだろうか? ……小3で個人情報だなんだの騒ぐやついないわな普通。
「はぁ……。あまり変な質問はやめてくれよ」
今までの経験から、どうせ俺に拒否権などないのだから、すぐに俺が折れる。
めんどくさい質問はしてくれるなと本気で思う……。
「次は……えっと、趣味は?」
「絶対聞かれると思ってたけど、このタイミングでッスか……」
先ほどから続いている俺への(一方的な)質問タイム。順番が回ってきたなのはが聞いてくる。
なんだろうか……さっきから質問が、なんというかお見合いのような感じになっている気がする。いや、お見合いとかしたことないんだけどね。
好きな食べ物に始めり、飲み物、色、教科、運動。逆に嫌いな食べ物などなど。そして先ほどの趣味だ。そんなこと聞いてどうするんだ? と思う質問も多かった。
「趣味ねぇ……。強いて言うならアクセサリー作りかな」
「そうなんだ。あ、じゃあはやてちゃんの誕生日プレゼントって……」
「ん? あぁ、一応自作だけど」
はやてにあげたのが初めて誰かにあげたやつだったな。あの時はどんなデザインがいいか結構悩んだっけ。
「えぇ!? はやてだけずるい!」
「アリシア、それこの前もやった。誕生日まであげません」
この発言にアリシアが、前回と同じく唸っている。
そんなに欲しいものかね? まあ自分で言うのもあれだけど、出来は結構いい方だとは思うけど。魔法石を埋め込めばさらにいい感じになるし。おすすめはハリケーンなどの緑色。ちょっとエメラルドっぽいから俺好きなんだよね。
「まあもとは、ウィザードリング作ったりしてるうちに指輪だけじゃなくて、ネックレス作ったりとかで、楽しくなったからなんだけど」
「そうなんだ……え?」
「え?」
何? 俺変な事言った? なのはが驚いた顔をしたんだけど……。あ、よく見るとなのはだけじゃなく、フェイトとアリシア、さらにはやてが似たような顔をしている。
「なによあんたたち、変な顔しちゃって?」
「どうかしたの?」
4人の変化にアリサとすずかも気づいたのか、声をかける。俺も先ほどの自分の発言のどこに驚く要素があったのかわからないので、何か失敗をしたのかと少しそわそわしてしまう。
「ウィザードリングってシュウ君が作ってるの?」
「? そうだけど……」
「「「「えぇ!?」」」」
え!? なに!? 何か変!?
「なによ4人とも! びっくりするでしょ!」
ほらアリサが吼えたじゃん!
俺がウィザードリング作ってるのってそんなに変かな……。
「あ、ごめんねアリサちゃん。でも……」
「本当に全部シュウが作ってるの?」
「そうだけど、何かおかしいか?」
たしかに本来は、ウィザードリングを使う魔法使いと、それを作る指輪師は別々の職種(?)なのだが、俺はまああれだハイブリットになっている。
「だってユーノ君が、シュウ君のウィザードリングはロストロギア並だって」
「私もクロノにそう聞いた」
なのはとフェイトがそう発言し、アリシアとはやてもうなずいている。
あの野郎共ッ! めんどくせー事言いやがって! なんだよロストロギア並って。滅んだ古代文明の遺産を使う魔法使い、つまり古の魔法使いってか? うまくねーよッ!? なんだよベルトとその音声がライオンで、契約ファントムはキマイラ、そして名前はビーストってごちゃごちや過ぎんだろーが! 統一しろや統一! ……話がそれすぎだ!?
「あぁー……。まあウィザードリングを作ることができるのは俺しかいないけど、ロストロギア程危険ではないって。ウィザードライバーがないとただの指輪だから」
とゆうか、下手にロストロギア扱いにされると、時空管理局が『保護だ!』とか抜かしていいように使われる可能性がある。それだけはマジ勘弁。
クロノやリンディさんたちは信用しているけど、いろいろ知っているからだが、時空管理局に関してはほぼほぼ信用していない。いい人もいるってことはわかってるんだけど……。
「そのロストロギアって?」
「簡単に言うと、何かしらで消滅した世界、または滅んだ文明で作られた物で、今の技術では到達できないかなり高い技術で作られた物。ってところかな」
こちら側の事にあまり詳しくないすずかの疑問に俺が答える。
「私とすずかは見た回数が少ないけど、たしかにあのクリスマスのを見た限りじゃ今の技術どうこうってレベルじゃなかったわ」
いやそうなんだけどさ……。メリークリスマスウィザードリングは特別というか、異質というか……。ともかくあれを基準に考えられると困る。
「あれはイレギュラーだって。使えるのも年に1度、クリスマスの日だけだし」
「それでもよ。……ねぇ、他のそのウィザードリングについて詳しく教えて」
「私も聞きたいな」
ウィザードリングにたいしアリサとすずかが興味を持ったのか、質問をしてくる。それにたいして他の4人も若干ワクワクしているような顔をしている。これは全員聞きたいのか?
どうせこれも先ほどの質問の流れで強制なんだろう。幸い他の客がいないから別に魔法について話しても大丈夫だろう。
さて、どこから話そうか……。
アンケートに答えていただきましてありがとうございます。
次の投稿まで受け付けていますので、是非よろしくお願いします。