最後の希望を目指す転生者 え、俺の事?   作:x-フィリップ-x

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 とりあえずGWで少し余裕ができ投稿します。
 この話からゲームの話に入ります。が、1作目はすぐに終わってしまう予感が……。


-THE BATTLE OF ACES-
47話 その時理解不能なことが起こった!?


「おーい、風呂掃除終わった?」

 

「あと少し」

 

「晩飯まだー?」

 

「もうちょい」

 

 翠屋の宿題会、もとい俺への質問会の2日後の夜。俺は今自分の家に1人でいる。

 え、さっきから誰かと話してるって? やだなー、俺1人ですよー。……ドラゴタイマーで4人になっているけど。

 皆まで言うな! 確かに体への負担云々かんぬんあるよ。でもねだからこそトレーニングしないといけないと思うんだよ。ほらあれだよ、ドラゴ○ボールの悟空がスーパー○イヤ人の状態になれるためにその状態で日常生活を送る修行。あれの俺バージョンですよ。オールドラゴンになってないから大丈夫! なはず。

 

〈確かにオールドラゴンにはなってないとはいえ、流石に2時間もドラゴン4人になり続けるのはいかがなものかと思うよマスター……〉

 

「いやー、せっかくの冬休みだし、多少無茶してもいいかなーと」

 

「やってることもあくまで日常的なことだけだし」

 

「そうそう。いつもの4倍のスピードで物事が片付くからいいよな」

 

 うんうんとリビングにいる俺ら3人が首を縦に振る。

 ちなみに、メインである俺(フレイムドラゴン)が料理。ハリケーンドラゴンが洗濯物全般。ランドドラゴンが宿題。この3人がリビングにいる。最後にウォータードラゴンが掃除全般で今は最後の風呂掃除をしておりこの場にいない。

 あ~、これ傍から見たらとんでもなくシュールな光景だよな……。だって俺がキッチンから見てる光景だけでもすごいもん。正座でして洗濯物畳んでいるハリケーンと、胡坐をかいて机に広がった宿題に悪戦苦闘しているランド。後見えていないけど風呂場でスポンジで汚れを落としているウォーター。マジでやばいだろこれ……。

 あ、一応で補足しておくと、ランドがやっている宿題っていうのは小学生にはよくある日記? まあそこまでたいそうなものではないけど1日の記録を付けるやつ。あれを家族とすごしました風に書いてもらっているので今時間をかけてもらっている。

 

「よっし、晩飯の準備完了!」

 

 もう最高火力でどんどん作ったよ! 

 きりもいいのでそろそろ元の姿に戻りますか。これ以上ホープに心配かけるのも悪いしな。

 

「んじゃ変身解くぞ」

 

「「「おう」」」

 

 その言葉をきっかけに元の姿に戻る。

 

「おおぉぉう!?」

 

 その瞬間に体に一気に疲労感が来る。

 先ほどの動きやすい状態から、一気に体が重くなったせいで変に大きな声を出してしまった。ただ、やっぱりといっていいのか、オールドラゴンになっていなからか全身を襲う筋肉痛は無いようだ。つまり、わかっていたことではあるが、各ドラゴンとオールドラゴンでは越えられない壁が存在しているということになる。でも体が重い……。

 

「ホープ、俺的には超絶的にだるいけど、体に異常ない?」

 

『調べてみたけど、問題ないようだよ。マスター自身が感じているように魔力を多用しすぎたせいで、体に負担がかかっている状態だよ』

 

「なるほど……とりあえずドラゴタイマーを使っての戦闘は何とかなりそうだな」

 

『だが今回はあくまで日常生活をしていただけだったからね。戦闘に関しては使いどころは考えないといけない』

 

 確かに……。実際に少し前にタイムウィザードリングを使っての3回目の時間移動時に犯罪グループと対峙した時にドラゴタイマーで4人になり、戦闘をした時は他に何度も魔法を使ったとはいえ、完全に魔力切れになったし、超疲れたし。

 今度余裕がある時に戦闘時と、今回のような日常生活時での魔力の消費量と体力の減り方を調べてみるのもいいかもしれないな。

 

「ま、なんにせよまだまだだな」

 

 でもまだ強くなれる。そう思うとなんだかうれしく思う。なんだかんだ言って俺も男の子なのよね。男は永遠に中二病を心の隅に宿していると思っている。

 

「っと、早く食べないと晩飯が冷めちゃうな」

 

 そう思うやすぐにテーブルにつき、食事に手を付ける。

 自分で言うのもあれだが、意外なことに毎日自炊していたりする。確かに最初は毎日食事を作るということが非常にめんどくさかったのだが、自分の腕が上がれば上がるほど楽しくなってきたりする。後言うなら案外凝り性な性分なもんでして。

 

『マスターも昔に比べて随分と上達したね』

 

「ホープ毎回それ言ってくるな。まあ事実なんだけどさ」

 

 この世界に来たばかりの頃も多少は料理ができていた。ただ今ほどの腕前はなく、一言でいうなら『男の料理』だ。調味料などは目分量。加熱時間なども感覚的。見栄えもあまり良くない。

 そんな食事を続けていたある日、とうとうホープにブチ切れられました……。あの時は怖かったなぁ……。俺の言うことすべてに対して感情を殺したような声で永遠と正論で論破される。それは違うよ! など言う隙は一切ありませんでした。

 

「ま、全てはホープのお料理教室のおかげだよ」

 

『それほどでもないさ』

 

〈修也突然すまない〉

 

 このようなたわいもない会話をホープと楽しみながら食事をしていると、突如クロノから念話がとどく。

 

〈ん? どうかしたかクロノ。なんかあった?〉

 

 全くの心当たりがなく、なにかあるか? と考えながらも食事を続け、念話も続ける。

 

〈先ほど町の方で結界が発生したんだ。すでになのはたちが向かったんだが〉

 

〈え、話が違う〉

 

〈何か知っているのか?〉

 

〈あ、ごめん。完全にこっちの話〉

 

 あぶね~……。今素で言っちゃったよ。

 だが、本当に話が違うぞ。

 

〈クロノ、少し待ってて。少し確認したいから〉

 

〈わかった。できるだけ急いでくれ〉

 

〈ありがと。すぐにこっちから念話飛ばすから〉

 

 クロノに断りを入れ、念話を一度中断する。

 ふぅー、と一度大きく深呼吸をして落ち着こうとする。まだ混乱しているが、多少ましになった。

 

「で、ホープどう?」

 

『あぁ、こちらでも確認できたよ』

 

「あ、そっちじゃなくてこの件について」

 

 起きている現状にではなく、どうしてこの件が起きたかについてだ。一応俺の中に1つの考えはある。

 

『現状で考えられる候補は2つ』

 

「2つ?」

 

 つまり俺の思っているのとは別のがホープの中にはあるようだ。

 

『1つ目だが、こちらは可能性は低いが、マスターがいるせいで原作が大きく歪み、何かが起こりこの件に発展した』

 

「え? 俺それ関係だと思っていたのに可能性低いの?」

 

 だって絶対そうだと思うじゃん。だって転生だよ? 神様転生ですよ? オリジナル展開バッチ来ーいだと思うじゃん。

 

『もしマスターがいることによって何かが起きているなら、ジュエルシード関係の事件が終わった時から闇の書事件までの間でも何かしらの事件が1つは起きていてもおかしくないだろう』

 

 たしかにその通りだ。いや、でも、もしかしたら、闇の書事件が終わるこのタイミングを狙ったという可能性もあるはずだ。

 

『そして2つ目だが、正直にこちらの方が有力すぎてね』

 

「そんなに?」

 

『あぁ、マスターも存在くらいは知っているんじゃないかい?』

 

「そ、それは……?」

 

 ゴクリッと唾を飲み込み、喉を鳴らす。

 いったいなんだって言うんだ。全く見当がつかないぞ。

 

『魔法少女リリカルなのはA's -THE BATTLE OF ACES- つまりゲームさ』

 

「はい!?」

 

 え、ちょっと待って。意味が分からない。

 だって。

 

「俺プレイしたことないんだけど!?」

 

『それこそ僕が知るはずもないことだよ。生憎と僕にもそういったものがある程度のデータしかないけどね』

 

「じゃ、じゃあなんでこれがそのゲームのストーリだって思うんだ?」

 

『簡単に言えば闇の書の魔力に近いものを感じるからだね』

 

 そんな曖昧な……。でもホープがそう言っているなら、その可能性の方がかなり高いだろう。

 はぁ……ボッチに携帯ゲーム機の格ゲーなどの対戦ゲームは不要だと切り捨てたのがあやまちだったか……。ちなみにだが、家庭用のは案外やっていた。主にオンライン……。

 

「めんどくさいけど、やるしかないよな」

 

 よし! っと頬を軽く叩き、気合を入れる。

 

〈お待たせクロノ〉

 

 改めてこちらから念話をクロノに飛ばす。

 それに対し、クロノからすぐに返事が来る。

 

〈大丈夫だ。それでだけど〉

 

〈俺も現地に向かったらいいか?〉

 

〈あぁ、すまないが頼めるか〉

 

〈あいよー。了解〉

 

 それをきっかけにクロノとの念話を終わる。

 外に出る準備をしようと席を立つと、体がとても疲れていることを思い出す。

 

「このコンディションで戦闘とかマジで勘弁なんだけど……」

 

『こういった予測不能な事態が起きたんだ、今回は諦めて次に生かすことを考えようマスター』

 

「……へい」

 

 急いで準備をし、外へ出る。

 残り少ない魔力を節約するため、今日は殆ど使用していないリンカーコアの方の魔力を使い現地に向かう。

 ウィザードに変身してない状態で空飛んだりするの非常に慣れない……。そんな事を考えながら飛行を続けていると、案外すぐに目的の場所につき結界に入る。

 結界に入ってさらに進むと、すぐに見知った顔を見かけ声をかける。

 

「よっ、シグナム。そっちもクロノに頼まれた?」

 

「誰だお前は?」

 

「……え?」

 

 悲報、友人に忘れられる。泣いてもいいかな?




 
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