最後の希望を目指す転生者 え、俺の事? 作:x-フィリップ-x
全てゴ○ゴムの仕業だ!
エクスプロージョンウィザードリングの発動により、俺諸共シグナムが大爆発に巻き込まれる。
薄れゆく意識の中でシグナムが空中から地面へと落下していくのが見える……。
「まーそんな事実はないんだけどな」
俺の体は赤い羽根が飛び散るように原型を崩し、爆発が起きた周辺に飛び散っており、しばらくするとその無数の羽が一箇所に集まり、フレイムスタイルの俺の体を再構築する。
「いやー、実践では初めて使ったけどやっぱりいいなファルコウィザードリング」
『1度だけという制約がつく代わりにどんな攻撃でも受け流すことができる。デメリットとしては、発動し体を再構築した後にできるわずかなタイムラグ。と言ったところだね』
「発動するタイミングも任意でできるってのも強みだよな」
この会話でもうわかると思うが、エクスプロージョンウィザードリングの前、シグナムが喋っている時に発動したのがこのファルコウィザードリングだ。
本来はビースト系列のウィザードリングであるファルコウィザードリング。その際の効果は高速飛行、強烈な風を起こすといった魔法を発動する。そして俺が使った場合は先ほどホープが説明をしてくれたように、どんな攻撃だろうと1度だけノーダメージにできる。後、ウォーター系でしか発動できないリキッドウィザードリングと違い、どのスタイルでも発動でき、更にリキッドよりも低燃費だったりする。まぁーあれだ、リッキドは準チートだから魔力消費量も半端じゃないんだよ。ちなみにだけど、本当のチートだったら液体じゃなくてジェル状になってるから。
「それにしてもうまくいったな。『そろって爆発! でも俺は無事だから作戦』」
『マスター……さすがにそのネーミングセンスは……』
「いや、適当につけただけですからそんなに本気で引かなくても……」
ホープの声が怖いほどに冷めている。いや、俺自身もこの作戦名はないと思うけど……。
と、ホープといつまでも談笑している場合ではなかった。
「シグナム(偽)を回収しないとな」
俺と違いいまだに自由落下しているシグナムのもとへと飛んでいく。
無事にすぐに追いつく事が出来、落下しているシグナムをキャッチする。奇しくもお姫様抱っこのようになったのはご愛嬌で。
「ふう……セーフ。うん、完全に気絶してますなこれ」
『ゼロ距離からあの爆発を受ければ大抵の者はひとたまりもないだろうね』
「いや、シグナムって炎の耐性強めだろうから気持ち強めにな」
といっても本当に気持ち程度だよ? 手加減もとい手抜きは得意ですから。
「グッ……」
「え? もう目覚めるの?」
さすがに早くね? まだ拘束してないんだけど……。
「グ…あ、あぁ!? あぁぁぁ!?」
えぇ!? なに!? 何が起きてるの!? 説明はよ!
そんなことを思っているうちにシグナムの体が徐々に消えていき、十秒としないうちに完全に消滅してしまった。
先ほどまで俺の手の中にいたシグナムの重みは完全になくなり、目に大小さまざまな光の粒が映っており、その光もしばらくして消滅してしまう。
その光景に俺はフリーズしてしまい、何が起きたか理解できなかった。
「シグナムが円環の理に導かれた!?」
そして出てきた言葉がこれである。
ヤベーよ。どうすればいいんですか。いや、冗談抜きで!?
『マスター、一度落ち着こう」
「あ、あぁ。そうだな」
ホープの言葉にうなずき、咳払いを一度し、その後で何度かの深呼吸をする。
まだ混乱しているが、先ほどよりかは幾分かましになったので次にどうするかを考えることにする。
「とりあえずクロノに連絡する、でいいか?」
それにホープが『妥当だろうね』と肯定的な返答が出たので、ホープに頼み念話をつないでもらう。
〈クロノ、聞こえるか?〉
〈修也か、大丈夫聞こえてる〉
無事念話がつながったことを確認できたので、簡潔に何があったかを報告する。とりあえず爆破関連は言わない方向で行こうと思います……。
〈そうか……修也はシグナムの偽物か……〉
〈と、言うと?〉
〈先ほどなのはから連絡があり、修也と同じようにヴィータの偽物と戦闘になり同じようになったと報告を受けた〉
〈つまりその偽物シリーズは気を失わせたり、一定以上のダメージを与えると消えてしまうと〉
おそらく……と小さな声でだがクロノから肯定の意をとれた。
あぁ~よかった。とりあえず戦闘不能にしての捕獲は無理。だったら俺がやりすぎたせいとかではなく、仕様だそうだ。仕様だったら仕方ないね。
〈で、俺はこれからどうすればいい?〉
〈可能なら行動範囲を広げつつ、他のヴォルケンリッターの偽物がいないかを確認してくれないか?〉
〈了解。んじゃ、また何かあったら連絡するわ〉
クロノとの念話を切り、一息つく。
魔力にもあまり余裕がないが、とりあえずできるところまでやってみよう。そう思い移動を開始することにする。
「ま、他のみんなも行動してるみたいだし、そんなに何人にも会わないだろ」
そう考えてた時期が私にもありました……。
なぜだろうか、その後も立て続けにヴォルケンリッターの偽物とエンカウントした。なぜこうも俺が偽物ばかりと遭遇するんですかねぇ!?
そうしてそいつらとの戦闘は……めんどくさいから、とりあえずダイジェストでどーぞ!
…………
2人目 シャマル
「我が魂は海鳴とともにあり!」
「え? な、なに!?」
ドーン!
3人目 ザフィーラ
「私は一向に構わんッッ!」
「離せ! 貴様ッ!?」
ドーン!
4人目 リインフォース
「あんたは判別する必要なくアウトだよ!?」
「何を言ってるんだ。ッ!?」
ドーン!
…………
と、まあこんな感じである。
う~ん……これは酷い!? だからあれほど爆破オチは何回もやるなと!?
まぁ、ダイジェストは以上になるのだがあれだな、一度味を占めると人間楽な方に走りたがるってのがよくわかるな。特に俺みたいなものぐさな人間は。シグナム以外の3人には戦闘行為を一切行わずに接近して爆発しかしていない。
「もうほぼ魔力切れだけど、もう大丈夫かな?」
実にヴィータ以外のヴォルケンリッター4人を爆発オチに使ってしまった。たしかなのはが俺より先にヴィータを倒したと聞いたのでこれでコンプリートのはずだ。
言葉の通りではあるが、俺はもうほぼ魔力切れになってしまい、すでに変身は解けてしまっている。今いる場所は魔力を振り絞り発動したテレポートウィザードリングによって見晴らしの良い海の上に浮いている。リンカーコアの方の魔力にはまだ多少の余裕があるのだが、ウィザードラゴン方の魔力は先ほど言った通りカツカツだ。変身することはもう無理で、ドライバーにウィザードリングをかざしてもエラーと言われるだろう。
『……いや、まだだろうね』
「え、マジで……」
変身できず、碌な魔法が使えない俺とか、魔法覚えたてのなのはより役に立たないと思う。……むしろ素人ですぐ戦えたなのはの方が異常ともいえるが。
『あぁ、すぐ近くに「きゃぁぁぁぁ!?」』
俺がこれからのことについて考え、それに対しホープが何かを言おうとしたところに、突如上空から悲鳴のような女性の甲高い声が聞こえてくる。少し距離があるのだが、とても聞き覚えのある声の持ち主な気がする。
もう勘弁してくれよというのが本心だったりするが……。
『マスター、後方斜め上の方向からだよ』
「はい!?」
何事かと思い、ホープが支持してくれた方向に体の向きをかえ、声の主の姿をとらえる。
俺はその時、前世で読んだラノベを思い出した。タイトルはもう昔すぎてうろ覚えでなのだが、その本の冒頭が頭をよぎった。
――空から女の子が降ってくると思うか?――
あぁ、そうだ。たしかにこんな冒頭だったはずだ。
このワンフレーズを思い出しただけなはずなのにおぼろげながら他のことも思い出した。たしかに空から降ってくる女の子が降ってくるなんてありえない。もしあったとしてもその女の子は普通の人間ではないだろう。いや、俺が普通とか言えた義理ではないんだけどね。
え? それが今どう関係あるかって? うん、関係ないだろう。だってこれは。
「なんでツンデレ武偵じゃなくてにゃはは魔法少女が降ってくるんですかねぇ……」
ただの現実逃避なのだから。
遅くなってすみません。と、何度同じことを言うんだって感じですね。申し訳ないです。
つい先日、コメントで「ヒロインは誰ですか?」と簡潔にこう聞かれたので、ここで改めて書いておこうと思います。
現在はタグにあるようにハーレムで進める予定です。ただStrikerSの終わりまで無事進むことができましたら、誰かとくっつく……可能性があるといった状態です。
何かありましたらコメントかメッセージにてよろしくお願いします。