最後の希望を目指す転生者 え、俺の事?   作:x-フィリップ-x

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6話 金髪美少女…。嫌いじゃないわ!

「それを渡してください。お願いします」

 

 テスタロッサが俺に言い詰めてくる。

 クソ!ここにきて原作組に会うかよ俺……。

 いや、焦るな俺! ジュエルシードを探してる時点で誰かに出会う可能性は覚悟していた。いたって普通に。どこにでもいる一般人を装うんだ!

 

「これは君のなのかい?」

 

「いえ、そういうわけでは……。でも私にはそれが必要なんです」

 

「必要とは?」

 

「それは……。言えません……」

 

「じゃあ駄目だ。もしかしたらこれの本当の持ち主が探しているかもしれない」

 

「でも! それは危険なものだから!」

 

「危険? よくわからないけど、もしこれが危険なものなんだとして、それを子供の君に渡すわけにはいかない」

 

「でも! ……でも……」

 

 俺が大人の姿なのをいい事に正論?でいい伏せると、目元に涙を溜めて俯くテスタロッサ……。

 ……なんだろう。罪悪感とともに何とも言えないゾクゾクした気持ちが……。

 ハッ! いけない! 危うく開いてはいけない何かが開かれるところだった……。

 

 しかしどうする? どの道このままだと力ずくでとか言ってきそうだな……。めんどくさいな戦闘は……。何より変身する瞬間を見られるのが一番まずい。

 どうする? どうする俺!?

 

…………

 

 まぁーいっか。

 逆に考えるんだ、あげちゃってもいいさと。

 え? 原作と違うくなる? 大丈夫だって1つくらい。もともと俺が拾った時点で違うんだから。それにどうせ高町と決闘して賭けたり、プレシア・テスタロッサの元に集まったりするんだから。

 

 そう決め、俯いてしまっているテスタロッサの頭を撫でる。

 とてもきょとんとした顔をしている。かわいいなーもー!

 

「さっきはごめんね。でもね危険とかはよくわからないけど、もしかしたらこれを本当に落とした人がいて必死に探しているかもしれない……」

 

「……」

 

「だから君が預かってくれないかい?」

 

「え?」

 

 まぁー、さっきと真逆の事言い出したら驚くよね普通……。

 

「君はこれを理由があって探していたんだろ? だったらその過程で本来の持ち主にに会うかもしれない。だから君に持っていてもらいたいんだ」

 

「いいんですか?」

 

「ああ。だけどもうこんな時間にかわいい女の子1人で外を出歩いちゃいけないよ。危険だ」

 

「え! いや、その、か、かわいいなんて……」

 

 かわいいに反応してかとてもあたふたするテスタロッサ。だからそれがかわいいんだって。

 テスタロッサの手にしっかりジュエルシードを握らせて帰ろうとする。

 

「それじゃあ気を付けるんだよ」

 

「はい!ありがとうございます」

 

「どういたしまして」

 

 さてとこれでひと段落かな……。

 テスタロッサの元を離れ家の方向へ歩き出す。

 

 家に着き大人モードを止め本来の子供の姿に戻る。

 すると一気に眠気が襲ってくる。あくまで体は子供だからこの時間は眠い。

 

「お休みホープ」

 

『あぁ、お休みマスター』

 

 ベットに潜り込む。今後の事は明日考えるから今日はもう寝ます。

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