創次元ゲイム ネプテューヌビルダーズ ゲイム業界を復活せよ   作:太陽炉

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 四女神オンライン楽しみですね。どのハードでできるのか気になりますけど。


第3話 探索

 

 「ねえダズビル。せっかく作業部屋ができたんだしそろそろ町にいろいろなものを作りたいわよね。」

 

 「そうだな。」

 

 「でも私たち3人だけじゃ人数が足りないと思うのよ。」

 

 確かに少ないよな。3人でできることなんてたかが知れてると思うし……

 

 「それでね、一緒に町を作ってくれる人を探しに行ってみないかしら?」

 

 「町づくりの仲間を作るってことか?」

 

 「そうよ。町には人がいないとね。」

 

 「でもお姉ちゃん、どこに探しに行くの?」

 

 「そうね……岩山を超えたあたりまで探しに行ってみましょ。探せば1人ぐらいきっと見つかるわよ!」

 

 よし、そうと決まれば早速探しに行くか。その前に出かける準備をしておこう。まずは遠くに行っても町に変える方角がわかる様に方角がわかる道具を作成した。

 

 「ダズビルさん。なんですかそれは?」

 

 「これはコンパスっていう方角がわかる道具だ。遠くに行ってもこの町がどっちにあるのかわかるんだ。」

 

 「そうなんですか!?凄いです!町がどっちにあるかわかるなんて!」

 

 「ええ!これで迷わずに帰れるわね!」

 

 驚くノワールたちに記号とその記号に対応する方角を教えておいた。

 2人がコンパスで遊んでいる間に新しい武器を作ることにした。町の外に探索するとなれば当然モンスターがいる。モンスターと戦うにあたってひのきの棒では物足りないような気がしたからだ。町を出て少し離れるとモンスターなんてうようよいる。この辺りのモンスターは強くはないが武器がなければ脅威であることに変わりはない。俺は自分用に新しくこん棒を作った。ひのきの棒に比べて重量があるがその分威力もある。ひのきの棒に比べて多くのダメージを与えられるようになったはずだ。試しにどんなものか素振りをしているとコンパスで一通り遊んできた2人が戻ってきた。

 

 「あら?その手に持っているのはなにかしら?」

 

 「これはこん棒だ。少し遠くに行くにあたってひのきの棒じゃ少し心細かったんでな、作ってみた。」

 

 「ふ~ん、ちょっと貸してくれないかしら?」

 

 「あっ、私も使いたいです!」

 

 「ああいいぞ。」

 

 ノワールはこん棒を手に取ると試しに片手でブンブンと素振りをしていた。ノワールって女の子だけど力があるほうなんだな。

 一通り振ってみて満足したのかユニにこん棒を渡した。ユニも片手で苦も無くこん棒を使えていた。どうやらこん棒はひのきの棒より重いけど女性でも問題なく扱えるみたいだ。

 

 「これ使えるわね。私にも作ってくれないかしら?」

 

 「私も欲しいです!」

 

 「おういいぞ。」

 

 素材はあるのでノワールとユニの分も作った。2人はとても喜んでいた。

 

 「これがあればモンスターが来ても返り討ちにできるわね。」

 

 「うん!これで少し強いモンスターと遭遇しても逃げずに済むよ!」

 

 2人はモンスターと遭遇してもその辺で拾った棒を使ったり石を投げたりしてモンスターと今まで戦っていた。でも武器を持ったモンスターや強いモンスターには歯が立立たなかったため、逃げることしかできず歯がゆい思いをしていた。でも今はそんなモンスターと戦うことができる武器を手に入れた。だから2人はとても嬉しいのだ。

 

 「それじゃあ準備もできたし行くとするか!」

 

 俺たちは町を出て南に進路をとった。道中軽く素材を集めながら歩を進めた。するとスライムやスライムの親戚のスライヌが出てきた。

 

 「見比べてみるとスライヌのほうがちょっとだけ可愛いな。」 

 

 「見た目はですけどね。でも声は野太いからまだスライムのほうがましですよ。」

 

 「ぬら~。ぬら~。」

 

 確かにとても野太かった。可愛い顔したおっさんが鳴いてるような感じだな。

 

 「しかしスライムは声を出さないのになんでスライヌは鳴くことがるんだろうな……。スライムはスライムでずっとニヤニヤしてるけど……。」

 

 「さあ?詳しくは知らないわ。知ってる人なんているとも思えないけど。」

 

 「それもそうだな。考えるだけ無駄だしさっさと倒して素材をはぎ取るとしますかね。」

 

 「ぬら!?ぬらら!!」

 

 舐めるなと言わんばかりに襲ってきたが、拳でも倒すことができるぐらい弱いモンスターなのでこん棒を持った俺たちの敵ではなく返り討ちにした。じゃんじゃん青い油を落としていくがいい。

 

 少し進むと『誓いの記』と書かれた古い看板が立っているところに着いた。長い手記のようだ。読んでみるとこう書かれていた。

 

 『悪しき魔女マジェコンヌが世界を闇に包んでからもう数百年の年月が経ってしまった。世界はモンスターたちに脅かされ私の故郷ラステイションも遂に滅びてしまった。マジェコンヌによって物を作る力を奪われてしまった人々は急速に文明を失い、今や文字すらも失いかけてしまっている。人間が当たり前のように持っていた物を作る力は人間の最も大切な力の一つだった……。私はゲイムギョウ界のすべての文明が滅びてしまう前にゲイムギョウ界の各地を旅して世界に起きたことを記録に残していくつもりだ。これは私の誓いの記である。私の旅はゲイムギョウ界歴程という書物として各地に残していく。もしこの誓いを見たものがいれば私の足取りをたどってくれるとうれしい。すべては女神さまの導きのままに……。  ゲイムギョウ界の冒険家 クリスティン』

 

 「冒険家クリスティン……か。もしかしたらほかの場所で続きを読むことがあるかもしれないな。」

 

 小説にするならクリスティンの冒険譚ってところだな。ここは尊敬の念を込めてクリスティン先生と呼ばせてもらうとするかな。

 

 それから少し進むと野営をしていたであろう場所があった。たき火の火が煌々と燃えている。

 

 「たき火の炎がまだ燃えているな。ここに誰かいたのは間違いないな。」

 

 「ええ、この先に誰かいると思うわ。探しに行ってみましょ。」

 

 野営で使っていた木箱とたき火は回収しておいた。どちらもこんなところに置いておくよりも町で再使用したほうがいいと思ったからだ。

 

 さらに進んでいくと民家があった。外には木の作業台がある。

 

 「誰か住んでいるかもしれないな。」

 

 俺はドアをノックした。しかし返事がない。

 

 「誰もいないのか。出かけているのか?」

 

 「中を確認してみましょ。」

 

 「勝手に中に入っていいのお姉ちゃん?」

 

 「問題ないでしょ。なにか価値のあるものが置いてあるとは思わないし……。」

 

 「じゃあ開けるぞ。」

 

 ドアを開ける。中は狭く一人で暮らすぐらいのスペースしかなかった。あるのは寝るのに使っていたであろうわらベッドと木箱だけだった。その木箱の上にはメモが置いてあった。

 

 「なになに。『失われた文字はとても難しい。ゲイムギョウ界録を解読するにはとても時間がかかりそうだ。』……か。」

 

 「ゲイムギョウ界録って何だろう?」

 

 「解読って書いてあるんだから歴史書じゃないかしら。たぶん……。」

 

 ゲイムギョウ界の歴史か。気になるな……。歴史を知れば物作りもおのずとはかどるだろうし、ゲイムギョウ界録の持ち主を捜して読ませてもらうとするか。

 

 俺たちは小屋を出て森の奥へと進んでいく。しかし人ひとり見つからない。見つかるのはモンスターとモモガキだけである。うっとおしいので倒していき腹ごしらえにモモガキの実を拾い食いする。疲れたのでちょうどいい土の壁に3人そろって腰を下ろす。なぜかたいまつが燃えていたが疲れていたので無視した。

 

 「しかし見当たらないなゲイムギョウ界録の持ち主は……。」

 

 「あの小屋に住んでいたんならこの辺りにいると思うんだけど……。」

 

 「どこかに引っ越したのかしら。だとしたらお手上げね。」

 

 こんな世の中でそう簡単に引越しをするとは思えないけどな。小屋もまだ使える状態だったし。わざわざ安全地帯を放棄して移動するのか?そんなことを考えていると声がした。

 

 「そこに誰かいるのかい?」

 

 「ノワール、何か言ったか?」

 

 「いいえ。ユニ、何かしゃべった?」

 

 「ううん。私何も言ってないよお姉ちゃん。」

 

 「ここだ。この土の中にいる。」

 

 その言葉に驚いて俺たちは慌てて土の壁から離れた。

 

 「なんで土の壁の中にいるんだ?引きこもりなのか?」

 

 「好き好んでこんな場所に引きこもろうとは思わないね。」

 

 「じゃあなんであんたはそんなところにいるのよ?」

 

 「食料を探しているときに不届きなモンスターたちにいたずらされてしまってね、この土の中に閉じ込められて身動きが取れなくなってしまったんだ。君たちが誰か知らないけど僕をここから出してもらえないかな。お礼はするからさ。」

 

 「わかった。ちょっと待ってろ。今出してやる。」

 

 俺たちは土の壁を破壊した。すると中から灰色のショートヘアーのボーイッシュな女の子が出てきた。手には大きな本を持っている。

 

 「ありがとう。おかげでようやくこの狭くてじめじめした空間から抜け出せたよ。……ところで君たちは何者なんだい?」

 

 「俺の名はダズビル。横の姉妹はノワールとユニだ。この近くで町を作っている。」

 

 「町を作っている……それは本当かい?」

 

 「ええ、本当よ。」

 

 「素晴らしいね。良ければ僕もその町づくりの仲間に加えてくれないかな?僕の名はケイ。このゲイムギョウ界の歴史を記したゲイムギョウ界録を持っている。必ず町づくりの約に立ってみせるよ。」

 

 「これでようやく住民が一人増えたな。さっさと帰るか。」

 

 「ええ、ここに長居は無用だわ。戻りましょ。」

 

 俺たちは嬉しい気持ちで町に帰った。町に着くとケイは目を見開いてとても驚いていた。

 

 「素晴らしいね!これほどまでに生命力に満ちた場所は生まれて初めてだよ!この地ならゲイムギョウ界録に書かれた伝説の国、ラステイションを復活させるのも夢じゃないね。」

 

 そういやここには昔ラステイションていうでかい国があったんだったな。

 

 「ところでケイ。そのゲイムギョウ界録ってどんな本なの?大事そうに持ってるけど……。」

 

 気になったユニがケイに聞いた。

 

 「ゲイムギョウ界録は僕が受け継いだ書物でね、ここには何百年も前に失われた物の作り方や、人間の歴史、そして国を守護していた女神様のことが書かれているんだ。ゲイムギョウ界録を読み解けばラステイションを、ひいてはゲイムギョウ界を復活させる糸口もつかめるはずだ。」

 

 その書物ぜひとも読みたいな。読ませてくれなさそうだけど……今度お願いしてみるか。

 

 「これも何かのめぐりあわせだと思う。ダズビル、僕と一緒に巨大な町を作ろう!」

 

 「ちょっと!私たちがいることも忘れないでよね!」

 

 「もちろんだ。」

 

 こうして新たな仲間ケイを加えて物語が進もうとしていた。 

 

 

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