とにかく書こうとしたんですが、話の展開的にこれ以上膨らまそうとするとどうしても半端なところで切ることになりそうだったので泣く泣くこんな文字数で更新することに。
次回の更新はちゃんとした話をお届けするのでどうかご容赦のほどをお願いします…………
「ハァ…………ハァ………………」
「………………」
ひとしきり怒りを吐き出し荒くなった呼吸を整える明智と沈黙したまま倒れ伏す暁。
しばらく二人がそうしている間に玄関から物音が聞こえた。
物音はだんだん近づいてきてその正体を現す。
「偵察してきたぞ。とりあえず今のところ監視とかはされてなさそうだな……って、何してるんだよ……」
外から帰ってきたモルガナは二人を見て呆れたようにそう言った。
暁は黙ったまま何も喋らない。
明智は深呼吸をしてただ一言、
「…………何でもない」
と言った。
何があったか聞き出そうとするモルガナを明智が適当にあしらっているとやがて暁もよろよろと起き上がる。
「い、痛い…………」
「だ、大丈夫か? どこか怪我でもあるのか?」
「自業自得だ、馬鹿が。そいつのことはほっとけ」
モルガナの心配を明智は一蹴する。
「
「…………………………あ、はい……」
心なし強くそう聞いた明智に何かを察した様子の暁と、その返事を確認して安堵するモルガナ。
「なんだ筋肉痛かよ……心配して損したぜ」
「…………そう、だな。そうだろうよ」
——この猫は自分の心配していた相手が筋肉痛どころか自滅していたと聞いたらどんな反応を見せるんだろうか……
そう考えながら明智は歯切れ悪く相槌をうった。
「……それで、結局監視は無かったんだな?」
「おう、とりあえず見て周った範囲にはそれらしき奴はいなかったぜ」
「ならとっとと出ていけ。わざわざ留まる理由も無いし、これから俺に監視がつけばお前らも身動きとれなくなるだろ」
手を払う仕草をしつつ気だるげにそう言う。
モルガナもその言葉に頷いた。
「そうだな。今のうちに退散するとするか。おい! もう動けるよな? とっとと帰ろうぜ」
「ああ、わかってる」
そう言って暁は明智に向き直り、深々と頭を下げた。
「世話になった。ありがとう」
「……ふん」
明智はそっぽをむいて鼻を鳴らす。
その様子を見て苦笑した暁は黙って玄関へ向かい、モルガナもついていく。
そして靴を履き扉を開けた時、ふと思い出したように彼はこう言った。
「……ケリをつける時には連絡する。それまでにお前の方も色々と準備しておいてくれ」
「…………」
「じゃあな」
バタン、と扉が閉まる。
一人残された明智はしばしその場に立ち尽くしていた————
そして、幾日かの時が流れた。
暁は自分の思いつく限りの準備をして獅童との決戦に備えていた。
仲間達の悩みに付き合ったり、協力者達の問題を解決したり。必要になりそうな道具を揃えたり、メメントスの依頼をこなしたり。
その過程で危険な目に遭うことも多々あったが、ギリギリのところでなんとか切り抜け続ける。
その度に仲間や協力者との絆は深まり、暁の力も増していった。
そしてあらかた準備が終わった時、彼は携帯を取り出していつものSNSに書き込んだ。
『集合だ。決着をつけよう』
明智との対話シーンを全部文字に書き起こして確認してみたらかなり覚えてたのと違ってましたね……
かと言って訂正しようとすると話が繋がらなくなるというこのジレンマ。やっぱうろ覚えのまま書くべきじゃなかったな……