ナザリック地下大墳墓の第六階層にある円形状の形をした闘技場の
すると
そんな彼女の名前はアウラ・ベラ・フィオーラ、ナザリック第六階層守護者にして、ぶくぶく茶釜が創造した双子のダークエルフの少女である。
「
「おう久しぶりだなアウラちょっと久しぶりに暴れたくなってなちっと使わせて貰うぞ」
アウラはダイフクの下まで駆け寄ると用件について尋ねた。
ダイフクは親指を立てながら今の身体がどれだけのものなのかを知る為に闘技場を使用したいと答える。
「至高の御方々からの頼みなら何時でもお好きに使って構いませんよ」
「そうかそれは助かる所でマーレはどうした? 」
そして彼が疑問に思っていたので聞いて見ると彼女もその事に気付き高台の方に視線を向ける。
「ちょっとマーレ! ダイフク様の前で失礼でしょ早く降りて来なさい!!」
そしてしばらく2人のやり取りが続き、やがて男の娘であるマーレ・ベロ・フィオーレが可愛らしい動きでやって来た。
「女の子よりも女の子らしい男性、男の
ダイフクはここにいないピンクの肉棒に対しそんな事を呟く、マーレとアウラは惚けるようにダイフクを見つめる。
「んっどうした?」
「あっ言えとっとにかくマーレ!」
ダイフクは首を傾げながらアウラ達に尋ねるが、アウラは誤魔化す様に、マーレに呼びかける。そしてやがて闘技場に数体のゴーレムが誕生する。
「(さてまずは軽くと)」
ダイフクはそう思いながら尻尾を1振りする。そしてゴーレム達は、その尻尾の1振りで一掃される。
ダイフクは予測はしていたが落胆した。何故なら余りにもろすぎたからである。例えるなら飛んできた角砂糖をバットの1振りで粉砕したかの様な呆気なさであった。
「(俺のスペックだとこうなるのは分かっていたが呆気なさ過ぎてつまらんな )」
とは言えそれも仕方が無い事だろう。何故なら彼はこのナザリックでは一番の戦力、いや過剰戦力と言って良い存在だった。ただそれだけの実力を得る為に払った代償も凄まじかったのだが。
「(やっぱり狂犬を読んだ方が良いな)」
彼はそう思案すると背後から気配を感じた。振り返るとそこには絶望のオーラを纏うガイコツがいた。
「げっモモンガさん……」
「ダ・イ・フ・ク・さ・ん私が何で怒っているか、分かりますよね?」
「まぁはい……だが後悔はしていないし、反省もしないがな」
「黙らっしゃい!」
その後、ダイフクはモモンガによる説教を食らった。
そしてある程度した所で『
「おや? 私が一番でありんすかえ」
ナザリック第一~第三階層守護者にして、ペペロンチーノが自分の理想を注ぎ込んだ
「ああ、我が君。私が唯一支配できぬ愛しの君」
その後はアウラとシャルティアが暫く喧嘩をしてる中、次に冷気をまとい、大きな体格で三つの手を持つ虫の怪人がやってきた。
「ちょっとシャルティア!」
その行動を見たアウラはシャルティアのその行動を軽率だと判断し咎める。
「おや、チビすけ、いたんでありんすか? 視界に入ってこなかったから分かりんせんでありんした」
しかしシャルティアはそんなアウラにどこ吹く風と冷ややかにそう言う。アウラはそんなシャルティアに顔を引きつらせるが、それを無視するようにシャルティアはマーレに声をかける。
「ぬしもたいへんでありんすね、こな姉をもって。出来るなら早くこな姉から離れた方がいいでありんす。そうしないとぬしの頭が可笑しくなってしまいんすよ」
マーレはシャルティアが自分を出汁に姉に喧嘩を売っていると分かり顔を青くする。だがアウラは逆に冷静になった様で微笑む。
「偽乳……」
「・・・・・・なっ!」
アウラのその言葉にシャルティアは戸惑う。アウラはその瞬間を見逃さず反撃を開始する。
「図星ね! くくく! だから
「 このちび! あんたも無い癖に!」
シャルティアは必死で反撃をするが、それを待ってたとばかりに更にアウラは邪悪な笑みを浮かべる。
「・・・・・・あたしはまだ七六歳。まだ可能性としては見込みがあるもの、それに比べてアンデッドって大変よねー。成長しないもん」
シャルティアはその言葉にアウラを睨みつけるが直ぐに嘲笑う様に邪悪な笑を浮かべる。
「ふふふ確かに〝今〟の私はそうであるのは認めるでありんすよ……だがしかし! 妾が本気を出せば関係ない話しでありんすねぇ」
シャルティアは勝ち誇った様にそうアウラにそう言った。シャルティアのこの発言には理由がある。それはシャルティアに制作の際、ダイフクが言ったセリフが理由だった。
「第二〜第三形態で体格や容姿の違う奴を作ったらさらにシチュエーションが増えなくね?」
そしてペペロンチーノは、それを聞いて衝撃が走ると同時にダイフクと握手を交わした。そして微乳で高校生位の第二形態と、巨乳で熟女な第三形態を作った訳である。だがアウラは、それに対し同様はしなかった。
「でもそれって、使用してから12時間と6時間の制限時間がついてるでしょ? しかも1日1回の使用だし、やっぱり今の分で我慢した方がいいんじゃない?」
「こっ小娘えぇーーっ!!」
そして止めとばかりのアウラの言葉に、シャルティアは牙と爪を剥き出してアウラに威嚇する。それは今にも飛び掛りそうな状態だった。
「サワガシイナ」
だがそんなシャルティアとアウラに対しいつの間にかやって来ていた、冷気を周囲に放ち三つの腕と大きな体格をした、ライトブルーで硬質な外骨格の甲虫と思われる怪人、武人建御雷の創造したナザリック第五階層守護者であるコキュートスがそう言い放った。
「御方々ノ前デ遊ビスギダ・・・・」
「この小娘がわたしに無礼を……」
「事実を言っただけでしょ 」
そして再びシャルティアとアウラが睨み合い喧嘩に入ろうとした所で、コキュートスが片手に持っていたハルバードの石突を地面に突き立てる。
モモンガはその様子にため息を吐くと、意図的に低い声を作り二人に警告する。
「・・・・・・シャルティア、アウラ。じゃれ会うのもそれくらいにしておけ」
二人は肩が跳ね上げ、同時に大人しくなる。モモンガはその様子を見た後、コキュートスに向き直る。
「良く来たな、コキュートス」
「オ呼ビトアラバ即座ニ」
コキュートスが挨拶をすると、最後に爬虫類の尻尾とコウモリの羽を生やし、オールバックに固めた黒髪と眼鏡ね姿でスーツを着こなした東洋系の容姿をした男性、ウルベルト・アレイン・オードルが創造したナザリック第七階層守護者のデミウルゴス、そして白い羽を生やし腰まである長い髪をしたアルビノの少女、ダイフクが創造した第六階層領域守護者のソフィアがアルベドと共に現れる。
「どうやら私達で最後の様ですね」
「そのようだね~〜デミちゃん」
そして守護者達が集まった所で、丁度へろへろさんもやって来る。そしてアルベドは真面目な顔で、モモンガ達に向き合う。
「それでは誓いの儀を……」
アルベドがそう言ったと同時に、モモンガ達は身構えるが、モモンガは誤って絶望のオーラを展開する。ダイフクはそんなモモンガを見て、表情や態度に出さない様に笑いを堪える。そしてシャルティアはそんなモモンガ達の前に出ると、そのまま膝間づく。
「ナザリック第一〜第三階層守護者、シャルティア・ブラッド・フォールン御身の前に」
そして続いてアウラとマーレがシャルティアの隣に立ち膝間づく。
「ナザリック第六階層守護者アウラ・ベラ・フィオーラ」
「おっ同じく第六階層守護者のマーレ・ベロ・フィオーレ」
「「御身の前に」」
そしてシャルティアの後ろにコキュートスが移動し膝間づく。
「ナザリック第五階層守護者コキュートス御身ノ前二」
そしてその隣に並ぶ様に、デミウルゴスとソフィアが膝間づく。
「ナザリック第七階層守護者デミウルゴス御身の前に」
「ナザリック第六階層領域守護者ソフィア御身の前に」
そして守護者全員が膝まづいたのをアルベドは確認すると守護者の最前列の前に移動し膝間づく。
「以上ナザリック第一〜第七階層守護者及び、第六階層領域守護者、そしてナザリック守護者統括アルベド御身の前にただいま参上捕まりました」
こうしてナザリック第一〜第七階層守護者及び第六階層領域守護者そして筆頭の守護者統括であるアルベド全員が跪いたのだった。
こんにちは作者2です。今後から亀投稿になるのでよろしくお願いします。
こんな駄目作者ですが、今後も続けて行くつもりです。
後、この作品に関しては、誤字脱字は個人は感想で出しても修正する気は一切無いので、そちら側で勝手に修正して下さい。
それと文章や原作読めとうの注意は一切受付けませんので。
以上こんな駄目作者の作品ですが読んで下さると光栄、感謝の極みです。