え、だってロリじゃないもの   作:レンレン

11 / 21
段々と下がる評価平均。
化けの皮が剥がされていくぅー!!



石の上にも三年。僕の頭の上にはリィン。

 

さてさて、ここが新しい職場だ。

 

 

『機動六課』

 

部隊長である八神はやてを筆頭に、彼女の固有戦力であるウォルゲンリッターを副隊長に、有名な知人二人を隊長に据えるという夢のオールスターズ状態の最強部隊である。

 

前線フォワード陣には将来有望な新人を4名を

バックヤードにも有能な人材を取り揃えてある。

 

 

と、ここまでが以前にギンガちゃんから聞いた概要。

 

僕にとっては知り合いばかりの身内部隊だ。

 

いやー

 

最初はノリ気じゃなかったけど、よくよく考えると素晴らしい職場だよね。

 

リィンにヴィータちゃん、キャロちゃんもいるし。

 

楽しみになってきたなー

 

っとと、一応受付に行かなきゃね

 

どうすればいいかとか聞きたいし

 

「今日から機動六課で勤めることになりました川添怜です。 このまま入ってもよろしいでしょうか?」

 

「少々お待ちください……確認しました。 明日からはこれをお使いください、紛失しないように気をつけてくださいね」

 

そう言う受付のお姉さんが渡してきたのは社員証みたいなカード、紐が付いていて首にかけられるようになっている。

 

「それから、八神部隊長から伝言を預かっています。『まずは部隊長室に来るように』とのことです。」

「あ、はい。了解です、ありがとうございました。」

 

と言ってから数分後………早速迷ってしまった

 

そこ、前に来たんじゃないのかとか言うな。とてつもなく広いんだぞ!!

 

べ、別に方向音痴じゃないんだからね!!

 

なんてアホなこと言ってる場合か。

 

どこかに知り合いは……あっ、あの小さくてふわふわ浮いてるあの姿!!

 

「おーい、リィーン!!」

 

「んむ? 誰ですか、リィンを呼ぶのは……あっ怜さんです!!」

 

あちらも気付いてくれたらしく、リィンは文字通り飛んで来てくれた

 

「おはようございます、怜さん!!」

 

「はい、おはよう。 リィンは今なにしてたの?」

 

「書類仕事は一段落したので、部隊全体の見回りです、えっへん」

 

「へえ、リィンはえらいなあ…うりうり」

 

「あわわ、髪の毛がグシャグシャになっちゃいますぅ~」

 

そう言って髪を手櫛で直しながらリィンが僕の肩に乗る。

 

「いいこと考えたです! これからリィンが怜さんに部隊内を案内してあげます!!」

 

「うぇ? いや、はやてちゃんから部隊長室に来るよう言われてるんだけど……」

 

「はやてちゃんにはリィンから連絡しとくですー!!」

 

「あいたた……わかった、わかったから髪を引っ張らないでよー」

 

どうやら前回に僕が六課へ訪問した際にやりたかった案内をどうしてもしたいらしい。

 

とは言え、前に来た時になのはちゃんに案内してもらった訳なので見る所も少ない。

 

デスクに案内されて、『ふふーん、ここでフォワードの皆さんも書類作成を行ったりするですよー』と言うリィンに対し『うん、知ってるよ』と言ってしまったせいで、リィンが若干むくれてしまった。

 

「だったら、前回は絶対に見てないところを見せるですよ!!」

 

□■□■□■□

 

で、やってきたのは訓練所。

 

来たのはいいんだけどさ……

 

髪の毛をアケコンみたいに弄るのやめてくれないかな、リィン

 

「ガシャコーン、ガシャコーン……あっシャーリーです!!」

 

知り合いを見つけてすぐさま飛んでいくリィン。

 

うぅ……遊ぶだけ遊んで捨てられた。

 

 

「あ、リィン曹長。 おはようございます……あれ、そちらの方は?」

 

リィンと親しげに話していた女性が僕に目を向けた。

 

初めて会う訳なので、疑問は当然だけどね。

 

「ああ、はじめまして 川添怜です。 今日からここでアルバイトすることになりました。」

 

「はじめまして、六課のメカニックデザイナーやってます、シャリオ・フィニーノです。 気軽にシャーリーって読んでくださいね」

 

ニコニコと笑いかけてくるシャーリー。

 

なるほど、リィンと特別仲がいいというよりも社交性が高いみたいだ。

 

主に人懐っこいという意味で。

 

「シャーリー、今は何の訓練をしてるですかー?」

 

「今は模擬戦ですね。 フォワード陣の勝利条件は、なのはさんの攻撃から規定時間避け切るか、なのはさんに一撃を加えるかです」

 

「へぇ…」

 

なるほど、なのはちゃんが相手なのか

 

「あ、今モニターに出しますね」

 

おー、やってるやってる

 

なのはちゃん余裕そうだなぁ…

 

だって片手間でスバルちゃんの猛攻を防ぎながら他の子にも攻撃してるし。

 

「うは、なのはちゃん凄すぎ…」

 

「あれ、なのはさんとはお知り合いなんですか?」

 

「なのはちゃんだけじゃないですよー。 はやてちゃんを含め、六課の隊長、副隊長と怜さんは昔馴染みなのです。」

 

そんな戦闘の様子にポツリと零した僕の一言に耳聡くシャーリーが反応し、その疑問にはリィンがいち早く答えてくれた。

 

その返答にニヤリとしたシャーリーが手元の端末を操作する。

 

「へぇー。 なら、ちょっとだけフォワード陣にサービスしちゃおうかな……」

 

「「サービス?」」

 

リィンも同じく言ってるということは、恒例行事という訳ではないらしい。

 

 「あーあー、なのはさーん。 お知り合いがいますよー」

 

「ちょっとシャ-リー。 訓練中なんだから後で……って、お兄さん?!」

 

モニターに映るなのはちゃんが慌てだす。

わたわたと動きながら『あの、ころは訓練ででしね!!』とか画面を見ながら言ってくる。

 

なのはちゃーん噛んでる噛んでる、落ち着きなさい。

 

「なのはさんの攻撃が止まった…? よく分からないけどチャンスだわ!」

 

「にゃにゃにゃ?!」

 

その隙を見たティアナちゃんが、なのはちゃんに一斉射撃を仕掛ける。

 

なのはちゃんは心の準備が出来ていなかったのか、動揺が半端ない。

 

「でりゃああああ!!」

 

そこにスバルちゃんの渾身の右ストレートからの拳打。

 

「あぁ、もうっ!!」

 

そのスバルちゃんの動きが急に止まった。

 

スバルちゃんに纏わり付くあれは…鎖?

 

「あらら、チェーンバインドですねー。 なのはちゃんのアレを壊すのは並大抵じゃ出来ないですよー」

 

「えいっ」

 

ぽかっ

という軽い音がスバルちゃんの頭から聞こえた。 なのはちゃんがレイジングハートで直接攻撃したのだ。

 

フォワード陣の勝利条件から見れば、確かに勝者はなのはちゃんだ。けど少し大人気ないんじゃなかろうか。

 

なんて思っていたら、さっきまであったビル群がなくなった。

 

どうやら立体映像みたいなものだったらしい。

 

あ、なのはちゃん達が戻ってきた。

 

 

 





はやて「………お兄さん、遅いなぁ」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。