緊急事態
想定外にも程がある。
だって今まで憧れてきた人がロリコンだったなんて!!
どうしよう。
どうしたらいいの?
とりあえず、フェイトちゃんに相談することにしよう。
お兄さんのことでいつも相談にのってくれていたフェイトちゃんには成功しても、失敗しても報告するつもりではいたが、なんと説明したものか…
確かフェイトちゃんは卒業式の後しばらくして任務に向かってたから……そろそろ帰ってくるはず。
と思ってたらフェイトちゃんが来た。
あ、ヴィータちゃんも一緒だ。
同じ任務についていたんだろうか。
なんにしても、ちょうどいいかも。
「あ、なのは!」
「フェイトちゃん、フェイトちゃん!!このままじゃ、ヴィータちゃんにお兄さん取られちゃう!!どうしよう?!」
「ん、あたしがなんだって?」
「ど どうしたの、なのは。もしかして告白がうまくいかなかったの?」
ただフられただけなら、どれだけよかったか…
「うまくいくとか以前の問題だよ!! そうだヴィータちゃん、ロリロリになるにはどうすればいいかな!?」
「よーし、てめえ喧嘩売ってんな? 今なら格安で買ってやんぞ、あん?」
「落ち着いて、なのは。ほら深呼吸をしよう、吸ってー、吐いてー」
「そ そうだよね。一度落ち着かなきゃ…」
「おう、落ち着け落ち着けー」
スー、ハーとその場で手の動き付きで深呼吸をする…うん、少しだけ冷静になれたかもしれない。
「ふう、じゃあ改めてヴィータちゃん、ロリコンの人を射止めるにはどうしたらいいと思う?」
「うがああああああああああああ、深呼吸なんて、まるで意味ねえじゃねえか! ならそのポンコツ頭をアイゼンでぶっ叩いて直してやらあああああ」
どうやら私の頭の中の回路はただいま混線状態にあるらしい。
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数分してフェイトちゃん今回のことについて教えられた。
ヴィータちゃんは今にも噛み付くような目線で睨んできたけど
というか実際に噛み付かれたけど……
「ええっと、確かに予想外というかなんというか」
「……まあなんだ、諦めるしかねえだろ。いくらなんでも年齢までは変えられねえ」
でも流石に不憫に思ったのか、ヴィータちゃんも相談に乗ってくれた。
「それは………でも簡単に諦められる話じゃないっていうか…」
「つっても、お前も来週からミッドに引っ越しだろうが。もう会えないかもしれない男に目を向けてる場合かっての」
うぅ、なんだかヴィータちゃん容赦ない…
もしかして、さっきの怒ってるのかな?
…今度アイスを奢ってあげよう。
じゃなくて……
ふえぇん、どうしよう!!