陸士108部隊で雑用をさせてもらってから、早1年。
ギンガちゃん、ゲンヤさんを含め、多くの人と仲良くなった。
本当にいい人ばっかりだ。
探りを入れてみた結果、熟女好きから女子高生命な人まで……聞いた話だと、どの部隊にも一人はいるらしいよ、そういう人達。
流石に同好の者はいなかったけどね…
(´・ω・`)
おっと、そんな話をしてる場合じゃない……ゲンヤさんから呼び出しがあったんだった。
朝一番に呼び出すだなんて、何かあったのだろうか。
「失礼します」
「おう、入れ」
どうやらデスクで資料整理をしていたらしいゲンヤさんが俺の来訪に席を立った。
そして今度はドカッと豪快な音をたててソファに座る。
どうやら向かいに座れということらしい。
「で、何か用ですか?」
「ああ。ま、ちょっとした使いを頼まれて欲しいんだ」
お使いの内容を言うのを待っていると、机の上に大きな封筒を取り出した。
「この書類をある部隊に届けて欲しいんだ。 そこは18の小娘が部隊長をしていたり、保有戦力が凄まじかったりと…まあ陸からもイロイロと目を付けられてる部隊なんだが……その小娘とはちょっとした知り合いでな、うちが得た情報をいくつかくれてやろうって訳だ」
「はあ……? しかし何故僕が?」
するとゲンヤさんが困った様に頬を掻いた。
「そこの前線フォワード部隊ってのが新人4人で構成されててな、そこにうちのスバルがいるんだよ。 昨日が初出動だったらしいんだが…あー、まあなんだ。ちょっとばかし様子を見に行ってくれねえか? こんな頼みは他のにはできねえかんな」
「ああ、なるほど」
確かに他の隊員には頼めないか。
けど親としては心配だから、俺に頼んだ訳だ。
「そういうことなら、お受けします。それとなく様子を見て、あわよくば初出動について聞けばいいんですね?」
「まあ、そういうこった。 悪いな、その資料の受け渡しが終わったら直接帰宅してくれて構わん」
「了解しました、すぐに出発しますね」
□■□■□■□
機動六課には昼頃に到着すると伝えてあったらしいので、とりあえず自宅にてスーツに着替えてから出発する。
という訳でやってきました『機動六課』
まずは出入り口のゲートにある受付をしなければ……
「えっと…陸士108部隊から来ました。 一応訪問申請が届いていると思いますので確認をお願いします」
「ナカジマ三佐の代理の方ですね。 すぐに案内の者を寄越します」
「ありがとうございます」
それにしても随分と広い敷地だな、この規模で試験運用か…
隊舎もデカイし、そこらの高校より立派な造りになっている。
そんなことを考えていると、案内の人が来た。
しばらく歩くと部隊長室に着いたが、ここからは特に失礼がないように身嗜みを整える。
ここから先、僕の失態は全てゲンヤさんへと皺寄せが行くからね。
「ふう……よし、失礼します」
「どうぞ」
扉を開けるとそこには……
「ようこそ機動六課へ。 部隊長の……ってなんでお兄さんがおんねん!!」
はやてちゃんがいた。
「あ〜、怜さんですぅ〜」
「おぉ、リィンじゃないか。 相変わらず小さいなぁ」
「むぅ、リィンは小さくないのです!!」
「そうかー小さくないのかー、よしよし…」
「えへへー…お久しぶりなのです、怜さん!」
「うん、久しぶりだねリィン。」
飛んで来たリィンの頭を撫でると今度は頭に乗ってきた。
土足だけど気にしない。
ちなみに、さっきの一連の流れは会う度にやっている。
某芸人の「麒麟です」みたいなもんだ。
え、名前を伏せる意味がない?
細かいことは気にしちゃいけない。
「あー、リィン。 まだ仕事中やろ? お兄さんの頭の上から離れや」
「えー、はやてちゃんのいけずー」
はやてちゃんに言われて、口を尖らせながら自分の席に戻るリィン。
相変わらず小さくて可愛いなあ…
しかも大きくなっても小さい。
イロイロと矛盾してるが、言葉通りの意味だ。
大きいモードですら、あぐらをかいた僕の膝にすっぽり嵌まるくらいだからな
「……なんや、なのはちゃんの話聞いたら急に不純なものに見えてくるわ。 前までは微笑ましかったのに(ボソッ」
「ん、何か言った?」
「んーん、なんもあらへん……やのうて、なんでお兄さんが?」
とりあえず、仕方ないので大まかな事情だけ話すことにした。
おまけ
なのはside
やっぱり、出動があると書類とか多くなっちゃうなあ……
とりあえず報告書は書き終えたし…ついでに別の簡単な資料整理を昼食前にしちゃおうかな。
じゃあ、とりあえず報告書の提出に行きますか!!