メシア教会のメシアになりましたが普通の生活がしたいです   作:タン塩

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メシア教会について物語が始まる時点で判明してることを原作のお偉いさん方に説明してもらいました。短めですがご容赦ください。


秘密会談ーメシア教会ーについて

 今日、冥界の某所には、魔王、天使長、堕天使総督といった聖書の三勢力と呼ばれる勢力の長がそれぞれが秘密裏に会談していた。

 

 「では、本日のメイン。メシア教会についてだ、俺等の間で情報のばらつきが無いように統一しておこうぜ」

 

 そういったのは、堕天使総督であるアザゼルだ。アザゼルは手元の資料を手に取り目をやる、同じように天使長ミカエルと魔王サーゼクス・ルシファーもそれにならった。

  

 「メシア教会は1990年に発足、発足当初は教会の新興宗派だと思われたが、経典が表裏問わず物議を呼んだ。何が物議を呼んだか教えてくれミカエル」

 

 「ええ、おおよその中身については大きな違いはありません、ありませんが……とても重大な違いがありました。信徒達が宗派を超えて手を結び、メシア教会に突撃してしまうほどの……全て自衛隊と警察に鎮圧されてしまいましたが。そこまでの事を信徒にさせた理由それは……」

 

 ここにきて、ミカエルは言いよどんでしまった。その理由を察して魔王サーゼクス・ルシファーがその続きを引き継いだ。

 

 「彼らは今現在他宗派が信仰している神は神にあらず、神の名を語る者《デミウルゴス》であるといい。《デミウルゴス》は偽神・邪神・堕天使であると位置づけをした。では彼等の言う神はどういった存在なのか、これがまた当時の私達の頭痛の種なのがね……」

 

 そう言った、サーゼクスは苦笑いを浮かべていた、だが目は全く笑っていないが。

 

 「ああ、まさか聖書の神は神の子イエスと一体となった後、この世を離れ、より高次の宇宙から我らの事を見守っていて下さる。

 これは我々人の子がもう一人立ちできる、正しく前進できるという神の信頼に他ならない、ならばこそ我々人の子は神の教えをまもり、悪魔の声に耳を傾けてはならないのだ、皆で神の期待と信頼に応えましょう。だけっか?ハハハ、当時どんだけ俺が上位幹部とお前らのことを疑ったことか……まぁこれは、俺に限った話じゃないだろうが、なぁ?」

 

 アザゼルは乾いた笑い声をあげて二人に問いかけ、二人は無言で首肯していた。そう、二人もまた、身内と敵対するが同時に運命共同体と言っても過言ではない二つの組織を疑っていたのだ。

 

 「そう、ここで問題となるのは、偽神・邪神では無く、神はこの世を離れの部分だ。捉えようによっては我々最大の秘密を彼等は知っているということになる」

 

 彼等三つの陣営最大の秘密、それは、その主神が三つどもえの大戦のさいに死亡していることである、これがもし下位の悪魔、堕天使達や信徒に知られれば、表面上は上手くいっているように見える神話系体が最悪瓦解してしまう恐れがある。

 

 よって、主神の死亡という最大の秘密は陣営のトップと極々一握りの幹部のみが知る事実だったものだ。

 

 だが、それもメシア教会の経典の存在により互いが互いを疑う疑心暗鬼の状態を生んだ、幸いだったのが当時の三陣営の信者達と秘密を知らない者達は全くメシア教会の経典を信じていなかった。

 

 「幸い、当時は天界のシステムにも悪影響はありませんでした、ゆえにメシア教会発足当時我々は少々困った信徒が妄想したものを実行した程度だと思っていました」

 

 「俺も当時、同じようなこと思ったけどよ。もっと疑問を持つべきだったぜ規模やら資金源やら……まぁ、この話は別の機会だ。次、2000年にメシア教会の経典、長ったらしいなメシア経典と呼ぶか……メシア経典、メシア教会にとって重大な年だったはずだ。俺等は……」

 

 アザゼルは、サーゼクス、ミカエルと視線を目に向けため息をついた。サーゼクスもミカエルも眉間に皺を寄せ難しい顔をしていた、恐らく自分と同じように……

 

 「見事にスルーしちまったわけだ」

 

 メシア経典にはこうある。

 

 『2000年、神の子イエスに次ぐメシアが極東の島国に誕生するであろう、成長したメシアは偽神の呪縛から人々を解放し、悪魔に魔にされた者達を元にもどすであろう』

 

  

 

 




次は他の転生者視点で、その次にようやく主人公視点予定です。

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