ところで皆さんは秋って何で感じますか?
僕は金木犀の香りで秋を感じますね
甘くていい香りですよ
世間話はここまでにして頑張って行きます
最後までご付き合いのほど宜しくお願いします!
魔法次元の異変は無事に終結した
弾幕次元に戻った5人(特に三人)は
紫にかなり油を絞られたという
その疲れからかあのお空ですら
地霊殿に戻るや否や眠ってしまった
他の4人も…言うまでも無いだろう
翌日、地霊殿
地霊殿には霊夢の姿があった
でもどこか落ち着かない様子で地霊殿のドアを叩いた
「誰か…いるかしら?」
「姉さん?珍しいですね、地霊殿に来るなんて…」
お燐こと火焔猫燐の声にビクッと肩をあげる
「い、いや…お空どうしてるかしら?…すこし心配で…」
「お空ですか…寝ちゃいましたね」
「そ、そう…ならいいの…また来るわ」
「…霊夢さん」
霊夢は聞きなれたその声にお燐の時とは比べものにならないほどあからさまに動揺する
「さ、さとり!?…えっと…その…」
さとりは片目を閉じて心を読む体勢をとる
「…あ…いや、えっと…その…」
「霊夢さん、少し来て下さい」
「は、はい!」
地霊殿のさとりの部屋
古そうな本が本棚にずらりと並ぶ
紅魔館の地下図書館程ではないが
かなりの冊数だ
「霊夢さん」
「貴方には嘘は通じないのよね…ならもう分かってるはずよ…」
「はい…なら尚更、不思議なんですよ…どうしてお空と距離を置くんですか?…貴方は自分にすら嘘をついている、その理由が解らないんですよ」
「…怖いの…お空は確かに私の事、好きだって…大切な人だって言ってくれた…でも私もお空も女なのよ?…変じゃないかな…もしかしたらその事でお空に迷惑をかけてしまうかもしれない…そう考えたら私…」
さとりはふぅと吐息を溢す
「魔理沙さんを考えてみてください
アリスさんと上手くやってると思いますよ?」
「あれは成功例よ…私は失敗例も沢山見たことがある…」
さとりは霊夢に近寄る
霊夢の目を真っ直ぐ見つめしばらくしてから口を開く
「…きっと大丈夫ですよ…今年のバレンタインのこと…覚えてますか?」
「えぇ…お空からチョコ貰ったわ
出来は…相変わらずだけどね…」
「…ではその時の話をしましょう…」
今年のバレンタインデー
「さとり様!さとり様!」
その日、お空が私に駆け寄ってきました
「今日ってあれですよね…バイキングデー!」
「は?」
ふいにそんな事言ってくるんですよ
流石の私も動揺してしまいましたよ…
「あれ?…バレットデー?うーんバクダンデー?」
「もしかしてバレンタインデーですか?」
「そうです!それ!」
さとりがため息を一つ着いた
「チョコを好きな人に渡す日ですよ」
「そうですよね…台所借りますね!」
「良いですけど…火と包丁の扱いには気をつけてくださいよー!」
「はーい!」
とは言ったものの気になって台所まで後をつけたんです
びっくりしましたよ…あのお空が
料理本を開いて必死にチョコを溶かしていたんです
指に絆創膏をいくつも巻き付けて…「…去年は失敗しちゃったからね…今年こそは喜んでもらうんだ…」
「お空…」
数分後にはチョコがこの世の物とは思えない物体になっていました…
「ウソダドンドコドーン!!!」
でも腑に落ちないところがあって
手順は完璧でした
どうしてあんなドロドロなマグマみたいなチョコができるのか…
「まただ、どうして…」
(もしかして…核融合…)
お空は制御棒をつけたまま料理していました
……えっ?(;・ω・)
お空は家では制御棒つけっぱなしなんですよ
えええぇーーーー!(;´д`)
「お空!制御棒を外しなさい!」
「さ、さとり様!?」
制御棒を外したらチョコにはなりました
大切なのはここからです
私、聞いたんですよお空に
「お空、このチョコ、だれにあげるのですか?」
「霊夢ですよ、あたしの大切な人!」
私は正直、お空が霊夢さんを恋愛対象として捉えるのは反対でした
お空のためにもいつか別れてほしいと思っていました
霊夢さんが生きている間に…
「…お空、貴方は妖怪で…霊夢さんは…」
「…知ってます…いつか…いつか、お別れしなきゃ行けないのも…これから霊夢が変わっていくのも…だから今、霊夢を愛しきろうと思いました…だって私達が生きてるのって過去でも未来でもなく今じゃないですか…」
「でも…」
「心配してくれてありがとうございます…けど大丈夫ですよ、私は大丈夫…さぁ、早速渡してきます!」
「そのまま、お空は外に走っていきました」
「……」
「どうやら、必要のない心配だったようですね」
霊夢の顔が沸騰したように真っ赤になる
「そ、そうね…ほんとにね…優しいなお空は…」
「当たり前ですよ…お空なんですから」
当の本人が大あくびをしながら歩いてきた
「さとり様ーおはようございますー
あれ?霊夢がいるーおはよー」
「眠そうね」
「疲れたよ流石に…スキマ妖怪のやつあんなに怒らなくたっていいじゃん…」
霊夢はお空に抱きついた
急なことでお空は勿論
さとりさえも声を出せずにいた
「霊夢?どうしたの?」
「ううん…ただ充電させて…」
「…うん、わかった」
お空は霊夢を包むように翼を折り畳んだ
「…ありがとう」
「どういたしまして…」
お空のその心遣いが霊夢にとってとても嬉しく
またとても切なく感じた…
いつかくる悲しい永久の別れを拒絶しているみたいだった…
妖怪と人の恋愛の結末ってやはり悲しい別れなのでしょうか…
あるライトノベルのあとがきに書いてあった
キャラの不幸を書くときはほんとに書かなければならないかしっかり考えなければならないという言葉をきいてから自分なりに考えてみたんです…
僕の書いている空霊は絶対に悲しい結末になってしまいます
だからこの恋愛は彼女たちにとって幸せなのか
考えても答えは出ませんでしたが…
だから最近悩んでるというか…
僕の癖にも関わってくるところですし
早めに克服しないとですね
今回の回はその言い訳も少し含めた所もあったりします
では改めて…次回お会いしましょう!