1939年、7月
時期がちょっと早いようにも思えるが
遂にこの時がやってきた
ポーランド侵攻だ
前回もポーランド侵攻から始まったな
ダンツィヒか、戦争か
やつらは愚かにも戦争を選んだ!
当然、すぐに叩き潰した
西にドイツ、東にソ連
ポーランドに逃げ場は無かった
私にも計算の狂いはあったことは認めよう
フランス、イギリス
この二国は、チェコスロバキアの時のようにポーランドを見捨てるだろうと予想していた
だが、実際は国としてのメンツを保つために、ドイツに盾ついてきたのだ
フランスはポーランドと同じように、惨めに負けた
しかしイギリスは違かった
やつらの抵抗は頑強だった
バトルオブブリテン!ドイツ空軍が勝っていれば!
「"白色"作戦、いつでも可能です」
私の側近のうちの一人がそう囁く
今回もポーランドは戦争を選んだ
彼らには、もうすぐ悲しみの手紙が届くだろう...
今回の準備はもう済ませてある
ユーゴスラビア連邦、フィンランド、ハンガリーは既に親ドイツ
ハンガリーとユーゴスラビア連邦とは同盟も結んだ
独ソ不可侵条約も既に締結済みだ
日本とはまだ同盟を結んでいない
しかし、日中戦争が終結しそうではあるので、そう遠くはないだろう
当たり前だ、中国にはもうドイツの要塞は無かったのだから
「よし...」
私は深呼吸をした
国境には空軍、陸軍が待機している
後は自分の決心...
だが、私は迷わない
「"白色"作戦開始!奪われた地を取り戻せえええええ!」
いざ、開戦だ!
「また負けるのか...」
「誰だ!?」
私は後ろを振り向いた
妙だ、後ろには誰もいなかったはず
側近もたった今出ていったはず
嫌な予感を交えながら、振り向き終わる
そこには
「アドルフ...君は...勝てないよ、世界に」
××××がいた
この前、夢に出てきた奴と同じ声、同じ姿をしていた
だが、なぜだろう
こいつの名前も、記憶もあるような気がする
それが、出てこないのだ
「なぜだ!?なぜそう思うのか!?」
「君はね...まあ、自分で気づいた方がいいか」
「おい!?どこに行く!?おい!」
そいつは驚くことに壁をすり抜けてどこかに行ってしまった
私が怒鳴り声を上げても、部屋には唯一人、中年がいるだけだった
激しい動悸が襲う
何かを...何かを...大切な何かを忘れている気がする...
根本的な何かを...
一週間後、ポーランドは降伏した
フランス、イギリスも宣戦布告してきた
だが、ここで一つ
歯車が狂った
ソ連も宣戦布告してきたのだった
そして、イタリアも
イタリア軍万歳!
史実かなりおかしいことについてはスルーでお願い致します()