見習い執事?とAqours   作:鳥王族

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サンシャイン終わってしまったけど、色んなSSとか読んだりして書きたくなったので初投稿します。

いまいち、機能とかも使い慣れてないので読みづらかったりすると思いますがご了承ください


1話:出会い

 

 

俺の名前は大川愛護(通称:愛、愛くん)高校二年生だ。

今日は土曜日ってことで朝からダラダラしてるんだよ。

ん?男なのに『愛』が入るのが珍しいって?

まあ、そうだろうな。小学校の時とかは結構いじられて正直当時は本気で改名したかった。高校生にもなるとみんなそんなことでいじったりする奴なんていないから今はそんなに気にしていない。てか、どちらかと言うと今はこの名前にこめられた『愛する人を護れる人になれ』っていう意味を知ってからちょっとだけこの名前に誇りを持っている。

 

まあ、そんな意味に該当してくれる恋人なんて今まで出来たことないけどな……うん、やめようこの話。なんか、自分で、言ってて悲しくなってきた。

 

「あーいー、ちょっと話があるんだけど」

 

母さんか、何の用だろ?俺は今までやっていた携帯ゲームを机に置くと自分の部屋から出て行った。

 

「何だよ?母さん」

 

リビングに行くと母さんがダンボールに何か詰め込んでいて、母さんは俺の方を一度も見ずに作業しながら話し出した。

 

「あんた、家事全般できるわよね?」

「まあ、一通りは母さんに教えてもらったから」

「あんた、特に料理が得意よね」

「まあ、昔っから料理人になりたかったから普通の男子高校生よりは出来ると思うけど」

「うん、そうよね。私から見てもあんたの料理美味しいわよ」

「あ、ありがとう」

 

なんだよ。急に褒められたからちょっと照れたじゃねえか!てか、なんなんだよこの質問。俺は意味のわからん質問に少しだがイライラしながら母さんに尋ねた。

 

「さっきから、なんだよ。急に変な質問して」

「あー、そうよね。じゃあ、本題だけどあんた明後日から沼津で暮らすのよ」

 

へー、俺、明後日から沼津で暮らすのか。ってどういうことだよ‼︎

 

「はあ⁉︎なんで、沼津で暮らすんだよ‼︎てか、まったくそんなこと聞いてねえぞ」

「だって言ってないから」

「「言ってないから」じゃねえよ‼︎なんのドッキリ?えっ、まじ?」

「超大真面目よ」

「な、な、なんで?」

「ほら、私の従姉妹がホテルチェーン経営してる人と結婚してるでしょ」

 

いや、知らねえよ。母さんの従姉妹なんて今まで出てきたことねえよ。もし出てたとしても覚えてねえんだから片手で数えられる程度だろう。まあ、いちいちツッコんだら話が進まないし、まだ理由聞いてないからここはスルーだな。

 

「で、その従姉妹がどうしたの?」

「いや、従姉妹とその旦那さんがね。家事全般が出来て娘と歳が近い人をさがしてるんだって」

「えっ、それに当てはまるのが俺ってことで沼津に行けって言ってんの?まじ意味わかんねえんだけど。てか、なんでそんな人探してるんだ?その人」

「まあ、行けばわかるわよ。安心して向かうの学校も住むところもちゃんと確保してあるから」

 

いや、安心できねえよ。てか、結局理由言ってもらってねえし。えっ!まじで!本当に行くの?結構ここ、気に入ってんだけど

 

「よし、オッケー。一応あんた中身確認してね」

 

そう言ってさっきまで母さんが詰め込んでいたダンボールを見ると俺の服などが詰められていた。

 

「えっ、ちょっと待って?まじで行くの?」

「あんた、さっきから何回同じこと行ってるの?行くに決まってるじゃない」

「ふざけんなよ。急すぎねえか」

「だから、明日じゃなくて明後日にしてあげたでしょ。友達とかに挨拶できるように。何?彼女がいるから離れたくないとかそういうこと」

 

いや、彼女がいるいないに関係なく急に言われたら誰だって嫌がるでしょうよ。てか、あんた俺が彼女いないの知っててわざと言いやがったな。

 

「まあ、彼女がいないあんたに朗報よ」

 

ほれみろ。知ってやがった。

 

「さっき、歳の近い娘さんがいるって言ったでしょ。超美少女よ」

 

いや、知らねえよ。それ本当かよ。よく言うじゃん女子同士の可愛いはあてにならねえって。てか、母さんは女子っていう柄じゃないだろ。もう4…「それ以上は言わないことを勧めるわ」なんで、わかった‼︎エスパーかよ‼︎

 

「それに、朗報はまだ続くわ」

 

えっ、なんで今ドヤ顔した?そのタイミングのドヤ顔とかいいイメージないんだけど‼︎

 

「あたしの従姉妹の娘。つまりあんたにとって又従兄弟となるわよね。知ってる?又従兄弟って結婚出来るのよ」

 

……知ってた。うん、結婚出来るってことではなくて、勿論結婚出来ることは家庭科の時間に習って知ってたよ。そうじゃなくて母さんがそういうことを言うってことがだよ。俺もエスパーに覚醒したのか?

 

「まあ、確率は万が一。いや、京が一だけど」

 

おい、待て。なんで億と兆を飛ばした。そんなに言わなくてもいいだろ。あんたの息子だぞ、息子。

 

「本当に、なんでこんな超絶美少女からこんな普通の子が生まれてきたのかしら?お父さんの所為ね」

 

泣くぞ、俺もだけど父さんが泣くぞ。てか、さっきも言ったけど少女なんて柄じゃ…「やめなさい」怖っ‼︎さっきよりもタイミング早くなってるし。

 

「はあ、結局拒否権ないんだろ?」

「そうよ」

「即答かよ」

「逆に私はあんたがもっと嫌がるかと思ったけど」

「今までの経験上から拒否しても無駄だってわかったから。友達とも今生の別れってわけじゃないし、もういいよ」

「正直、張り合いがないわね。せっかく脅し道具まで用意したのに」

 

おい、サラッと今、恐ろしいこと言わなかったか?

 

「まあ、了承してくれるのなら文句は言わないわ。あと、あんたが料理人になりたがってる言ったらお礼ってことで経営しているホテルのシェフが一週間に一回料理を教えてくれるらしいわよ」

「まじかよ‼︎」

 

なんだよ、結構高待遇じゃん。

 

「てことで、準備するわよ」

「うん」

 

 

 

●●●

 

 

 

そして今、沼津にいる。正確には『ホテルオハラ』にあるヘリポートの近くにいる。

なんでそんなとこにいるのかって?

まあ、簡単に今までの流れを話すとだな。

昨日、友達に事情を話してお別れするだろ。

そして、今日沼津に来る。次にここ、『ホテルオハラ』に来て今回、俺がお世話になる?というか、俺を呼んだ?というか、まあ、俺が沼津に来ることになった元凶の母さんの従姉妹の旦那さんに会いに行くだろ、そして、どういう理由で俺を呼んだかの話しをしてくれた。

 

まあ、その話ってのは娘の執事になってほしいってことらしい。執事って言ってもそんな大層なものじゃなくてその子の身の回りのこと(これはほとんど炊事だな)を少しと彼女の補佐的なことらしい。なんでも学校の理事長をするらしいからその手伝い的なこと。あとは、理事長になることと関係があるらしいけど理事長になるってことは色んなことで生徒たちや保護者と対立するかもしれないから、そんな時の心のケア?を知ってやってくれって。ん?これかなり責任重大じゃね?まあ、まとめるとそんな感じ。

 

で、今は留学から帰って来るその子をこのヘリポートに迎えに来たってわけだけどヘリで帰宅ってすげーな。おっ、ヘリが近づいて来てる。あれだな。

 

ヘリが降りてきて、止まると勢いよくドアが開くと女の子が急に飛び出してきた。すると、俺の方に駆けつけてくるといきなり抱きついてきた。てか、結構力強い

 

「ciao!あなたが愛護ね。これからよろしく‼︎」

「よろしくお願いします、って一旦離れて」

 

俺がそう言うと、彼女は俺を解放してくれた。てか、めっちゃ美少女じゃん‼︎さっき抱きつかれた時いい匂いしたし、なんで俺離れろとか言ったんだろ。

 

「ごめんね愛護、久しぶりの日本ってことでちょっとエキサイティングな気分なの。じゃあ改めて、初めまして愛護、小原鞠莉です。気軽にマリーって呼んでね」

「あっ、初めまして大川愛護です。よろしくお願いします」

「カタイカタイ、もっとfriendlyでいいのよ」

「いや、小原さん歳上だし」

「マリー‼︎」

「いや、流石にそれは…」

「じゃあ、命令です。マリーって呼びなさいあと、敬語も禁止」

「命令?」

「そう、愛護は私のbutlerってことだからこれは主人からの命令。これならいいでしょ」

 

なんだよ、その無茶苦茶理論。いや、この場合は正当か?まあ、なんでもいいやこんなことでも歳上からのお願いだし、それに了承しないと話が進まなそうだから。

 

「わかったよ。マリー、これでいいか?」

 

俺が呼び捨てにするとマリーは少し赤くなった。

 

「パパ以外の男の人から言われるとちょっと照れるわね」

「だったら、やめるか?」

「いいえ、それでオッケーよ」

「そうか、じゃあ荷物持つよ」

「サンキュー、愛護」

 

荷物を俺に渡したマリーは身軽になったため走り出した。

 

「ずいぶんslowね愛護。置いていくわよ」

「おい、待てよ」

 

俺もマリー追って走り出した。マリーはやっぱり疲れていたのか少し走るとすぐにやめたのでわりかし早く追いつけた。

 

「はぁはぁ、てかさ一個思ったんだけど」

「何かしら?」

「俺ってどこの学校通うの?全然知らないんだけど」

「浦の星女学院よ」

 

はい?なんか、今理解できない単語があったんだけど

 

「もう一回、言ってくれない」

「もう一回だけよ。浦の星女学院」

 

やっぱり、聞き間違いじゃなかった。よかった。

 

「いや、良くねえよ!」

「どうしたの?急にnoisyな声を出して、もっとcoolになりましょ」

「いや、落ち着けるかなんで“女”学院なんだよ!」

「だって、愛護は私のbutlerなんだからいつも近くにいるのは当然でしょ」

「そんなことしていいのか?」

「理事長のrightよ」

「それは職権乱用だろ」

「そんなこと言っても手続きも愛護専用のuniformも作ったわよ」

「まじかよ!」

 

もう、外堀埋まってんじゃねえかよ!いや、来た時点でそりゃ埋まってるわな

 

「わかったよ。行くよ浦の星女学院」

「よろしい」

 

想像してたけど、ここでの生活はいい意味でも悪い意味でも退屈しなさそうだ。




初回なのでほとんど説明でしたが次回から話を進めたいと思います。
基本的にアニメにそっていくつもりです。
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