見習い執事?とAqours   作:鳥王族

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14話:TOKYO

俺とAqoursのメンバーは現在東京に来ている。理由はこの前の「夢で夜空を照らしたい」のPVの反響がよく。それを見た東京のスクールアイドルイベント主催者の目にとまり、参加することが決まったわけであるんだが…

 

まず、来るまでに千歌、ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃんの4人が東京をなんだと思ってるんだ!と言わないばかりの変な格好をして来るわ。着いたら着いたらで地方から来たのがバレたくないのか変な芝居をし出すしで馬鹿丸出しなんだが…

 

「いい加減にしろ!普段通りにすりゃいいんだよ」

「でも、それじゃ地方から来たってバレちゃうじゃん」

「んなもん、どうだっていいんだよ。東京にどんだけの観光客がいると思ってんだ。数人の田舎のグループを見て小馬鹿にするほど東京の人は腐ってないだろ。特に花丸ちゃん!」

「ずら!」

「俺はいつもの花丸ちゃんが好きだから、方言なんて気にせず普通に喋っていい。笑われようが気にするな」

 

俺はみんなに注意をする。しかし、個人的にはいいこと言ったと思っていたのだが…花丸ちゃんは顔を真っ赤に他のみんなはすごく冷めた目をしている。

 

「えっ?俺、なんか間違ったこと言った」

「ううん、何でもないわ。本当、恥ずかしげもなくそんなこと言えるわね〜っと思っただけよ。じゃあ、予定通り自由行動始めましょ」

 

善子ちゃんがそう言うと各自行きたい店があったのかバラバラに行動し始めた。

 

だが、この自由行動もみんな各々趣味の物を見始めると梃子でも動かないのか全然集合しないし、結局成功祈願のために行こうとした神社に着いた時にはもう空は赤くなっていた。

 

神社に着くと何処からか綺麗な歌声が聴こえた。誰が歌っているのかと気になって声を頼りに追ってみるとそこには女子高生二人組がいた。

 

2人もこちらに気づいて挨拶をしてくれた。千歌も急に言われたので戸惑いながらも挨拶を返す。

 

「あれ?もしかして、皆さん。Aqoursの方ですか?」

 

二人組の背の高い方が聞いて来た。そのことでみんなはかなり有名になっていることに驚く。

 

「PV見ました。よかったです。もしかして皆さん明日のイベントに参加されるのですか?」

「あっ、はい」

「そうですか、楽しみにしてます」

 

そう言うと、その子は去って言った。そして、1人取り残された子は何を思ったのか走り出しアクロバットな動きを成功させた後一緒に去って行った。

…あの、男いるんですけど、スカートの中悪いがチラッと見えたぞ。これは言わない方が絶対いいよな。…うん。

 

まあ、そんな驚きがあったが神社でしっかり明日が成功するように祈願し旅館に着いた。

 

「じゃあ、各自明日のためにしっかりと休憩すること。俺は隣の部屋にいるからなんかあったら言いに来い」

「「「「「「はーい」」」」」」

 

俺はみんなと分かれて部屋に荷物を置き携帯を取り出してマリーに電話をした。

 

『はーい、愛護』

「少し予定より遅くなったが大きなアクシデントもなく無事に旅館に着いたぞ」

『そう、報告ありがとう。どう?みんなどんな感じ?』

「なんて言うか、みんな今日はめいっぱい東京を楽しんだって感じかな。明日が本番だから変にプレッシャーを感じずいい息抜きになったと思う」

『そう、じゃあ明日本番後に報告してね』

「ああ、おやすみ」

『おやすみ愛護』

 

そして、俺は旅館の食事を堪能し風呂に入って眠りについた。

 

 

●●●

 

 

翌日、会場入りするとイベントの内容が一部変更し出場グループを観客の投票でランキングをつけるらしい。ここで上位に入り込めれば一気に有名になりラブライブに一歩近づける。

Aqoursの順番は2番。出場グループのほとんどがラブライブ決勝出場経験のあるグループばかりなので仕方がないが前座だろう。

でも、これはチャンスと知ったメンバーは気合いを入れ直した。

 

俺はメンバーと別れ、観客席に向かった。

 

そして、イベントが始まった。一番トップバッターはSaint Snow。昨日会った二人組だった。2人のパフォーマンスは俺のアイドルのイメージの可愛い感じとは違うクールな曲調とダンスだったが。とても完成されていてすごく良かった。そして、Aqoursの番になった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果は…入賞できず。みんなは現在、ショックで落ち込んでいる。そんな時、俺の所に電話がかかって来た。主催者の方が渡し忘れたものがあるから取りに来て欲しいと。

近くにいたので俺たちは向かうと一つの封筒を渡され、千歌が受け取った。

 

「今日のイベントの集計表。出演者には渡す決まりになってるから近くにいて良かったよ。じゃあ、私はこれで今日はありがとうね」

 

そう言ってその人は何処かへ行った。そして、千歌は早速封筒の中身を取り出した。

そこには順位と投票数が書かれていた。

 

そして、Aqoursの順位は30組中30位。そして、投票数は0。

 

「…0」

「…そんな」

「…そうだ、愛護!」

 

我に返ったように善子ちゃんが俺を呼んだ。

 

「あなたも投票してたわよね」

「……ああ。悪いけど他のグループに入れさしてもらった。知人の情けで入れるのは何か違うだろ」

「…っ。そうだけど」

 

0。誰も自分たちに入れてくれなかったショックで落ち込むAqours。そんな時、Saint Snowの二人が声をかけて来た。

 

「お疲れ様です。今日のパフォーマンス、すごく良かったです。でも、μ'sのようにラブライブを目指すのは諦めた方がいいかもしれませんね」

「馬鹿にしないで!ラブライブは遊びじゃない」

 

そう言って彼女たちは何処かへ行ってしまった。そんな二人の目は少し赤かった。

 

Saint Snowの二人に言われたショックを隠せないまま東京を出ることになった。

 

 

 

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